このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

斎藤茂吉の歌碑


大きみもほめたまひたる伯父の君は

いのちながくてくにの寶ぞ   茂吉

上山市金瓶に金沢治右衛門氏邸がある。

斎藤茂吉の父守谷伝右衛門熊次郎の生家である。

伝右衛門は 守谷家 の養子に入った。

金沢治右衛門氏邸の庭に茂吉の歌碑があった。


大きみもほめたま
ひたる伯父の君は
いのちながくて
くにの寶ぞ 茂吉

昭和14年(1939年)に詠まれた歌。『寒雲』収録。

「伯父の君」は治右衛門。92歳であったようだ。

昭和47年(1972年)10月15日、金沢治右衛門建立。

斎藤茂吉記念館によれば全国で38番目の茂吉の歌碑である。

 上山市には23基の茂吉歌碑があるが、 蔵王熊野岳 山頂の歌碑に次いで古いもの。

金瓶には6基の歌碑があるが、最も古いものである。

   雜歌控

      賀壽

わが父の兄の治右衛門伯父こそは九十二歳の老に入りけれ

大君もほめたまひたる伯父のきみはいのち長くて國の寶ぞ

甥茂吉五十八歳にしてよろこびぬ九十二歳の伯父治右衛門を

餅あまたくひ飽かぬてふ伯父のきみを今壽老人とわれ申しける

金瓶が金谷のころに生れたる伯父をおもへば年ふりにけり

『寒雲』

鈴木隆一氏邸 へ。

斎藤茂吉の歌碑 に戻る



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください