このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2015年

樽滝〜玉滝不動尊〜
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 木島平村の国道403号と長野県道451号七曲西原線が交わるところに玉滝不動尊がある。


玉滝不動尊社殿


社殿の右手に古い芭蕉の句碑があった。


川上と故のかはしもや月の友

出典は 『続猿蓑』

元禄6年(1693年)秋、深川の 五本松 で詠まれた句。

建立年は不明。

社殿の左下に新しい芭蕉の句碑があった。


ほろほろと山吹散るか滝の音

 この句は芭蕉44歳・貞亨4年(1687年)江戸を発ち、伊勢・大和を経て、須磨・明石に至る10ヶ月の紀行文 『笈の小文』 に詠まれている。

 場所は吉野川上流の大滝付近である。

 句碑は木島平村での芭蕉句碑11番目になる。

玉滝不動俳句会

平成19年(2007年)5月8日、玉滝不動尊社殿再建記念に建立。

 木島平村の芭蕉の句碑のうち建立年が分かる物の中で 最も古い句碑 は木島平村役場前にある。

名勝 雄滝(男滝)・雌滝(女滝)

 通称樽川の上流に不動明王を祭る神社があります。そのすぐ下流にある滝(雄滝)とさらにそのすぐ下流にある滝(雌滝)がそうです。昔から上木島と往郷の境に位置し、両村の伝承として村歌、和歌、俳句などに歌われています。昔、柏尾から大蛇がこの雄滝に移り、雨乞いをして干害から救ったという伝説も残っています。

 こうして、戦前までは5月8日には滝見物として近村から大勢の人々が集まり、傍らの不動明王に参拝し、村民の憩いの場でもありました。この滝と併せて両岸の複輝石安山岩と北東のケヤキの自然林は、その美しさを一段と高め荘厳さを極めています。

木島平村教育委員会

滝見橋から見る雄滝


 普段は水を発電に利用しているため流れていない幻の滝である。

 平成24年(2012年)までは、5月8日の玉滝不動尊の例祭の日に合わせて放流した。

 平成25年(2013年)から秋にも見られるようになったそうだ。

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