このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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昔の温泉

山田温泉共同浴場「大湯」
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姨捨山 から国道18号に出る。

上信越自動車道更埴ICに入る。

須坂長野東ICで国道403号に入り、県道54号須坂高山線で山田温泉に向かう。

県道54号が県道66号小布施高山線に合流すると、山田温泉がある。


山田温泉の歴史は古く、開湯は寛政10年(1798年)のことらしい。

薬師堂がある。


  森鴎外 は明治23年8月18日から26日まで山田温泉に滞在し、藥師堂の前で大きな岩魚(いわな)を買って宿の下女に笑われた。

雪に埋もれるように 小林一茶の句碑 があった。



梅が香よ湯の香のよさては三日の月

 『七番日記』(文化15年2月)には「梅がゝよ湯の香よ外(ほか)に三ヶの月」とある。

明治27年(1894年)11月、建立。

一茶句碑の中では、全国で4番目に古いものだそうだ。

 昭和11年(1936年)5月26日、 種田山頭火 は朝7時に 万座温泉 を出発し、七味温泉から 五色温泉 を通り、12時に山田温泉に着いた。

山田温泉には「大湯」と「滝の湯」の2つの共同浴場がある。

共同浴場「大湯」


「大湯」は山田温泉のシンボル的存在。

入浴料金は300円。

 山田温泉「大湯」より浴槽内の塩素臭について(お願い)という張り紙があった。

 「レジオネラ菌発生防止の為」、「水道水2倍程度」の塩素を使用しているということだ。正直と言えば正直だが、内心がっかりした。「当施設はレジオネラ菌検査において基準値内」だから「安心」なのだそうだ。共同浴場「大湯」は掛け流しで、本物の温泉だと思うが、それでも基準値内とはいえ、レジオネラ菌が存在する。レジオネラ菌が蔓延しているようだ。

共同浴場の例に違わず、熱い。泉温は68.5℃。

泉質は含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉(硫化水素型)。

共同浴場「大湯」の前にも一茶の句碑があった。


山田猿湯

春風に猿もおや子の湯治哉

「猿湯」は「里湯」とも言われた湯だそうだ。

出典は『文政句帖』、文政5年(1822年)の句らしい。

 文化9年(1812年)に一茶が江戸から帰郷してから10年目、60才の時ということになる。

平成2年(1990年)建立。

共同浴場「滝の湯」


「滝の湯」 は地元の人と宿泊者以外入れない。

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