このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
スルーするつもりで、うっかり来てしまった戸谷隧道。
でも、僕のチキンハートは引き返す気満々だ。
さあ逝くの、逝かないの?
やってきました戸谷隧道。 狭いです、小さいです。 幅員80cmは伊達ぢゃない! でも意外な事に出口が見えます。 同じ激狭長大隧道の 旭隧道 ・ 中山隧道 は坑内が歪だったり、屈折しているところがあったりして反対側の光が見えなかったのとは違い、こっちは本当に直線なんでしょう。 まあ、画像では1ピクセルぐらいの点でしか写っていませんが。 | |
さて、横を見ると小さなお地蔵さん。 いったい何故こんなキモい隧道の横に? 古い峠道とかによく、こんな風にお地蔵さんや祠があったりするが戸谷隧道もやはり歴史的な遺物なのだろうか・・・。 まあ、取りあえず歴史背景的な物は後で調べるとして、とっとと この場を離れるとしよう。 さあ、小松の町へ下りるぞ! | |
当然、隧道を潜ってな! 内部に入って100m程は補強版に覆われている。 また、路面もコンクリ舗装されていて結構走りやすかったりする。 | |
補強版区間を過ぎると素彫りゾーンへ。 ただし、非常に壁は滑らかで、素彫り独特の荒々しさはない。 所々ナニやら数字やら文字が書かれ、自治体によりそれなりに手入れをされているよう。 | |
隧道中心部あたり。 ほんの少しだけ補強のライナーが巻かれている。 ここいらで第一コウモリとファーストコンタクト。 そして、出口へ近づいて幾たびにコウモリは一匹、二匹と徐々に数を増やしていく。 | |
そろそろ出口の光も大きくなってきました。 で、その出口の辺りに多量の黒点が。 アレ、全部コウモリっス。 隧道最終ラインはもうコウモリ祭り。 前を見ても、右を見ても、左を見てもコウモリ。 が、ですね。 画像に撮ろうとすると何故かコウモリさん写ってくれないです。 さっきまでビビってクセに、もうこの時点では、 「もっとアップで!キャシャー!って感じの写真撮らせてーーーっ!」 とか、思っていました。 コウモリさん、大迷惑。 | |
無事、南側坑口に脱出。 突然の進入者に追い立てられ、苦手な太陽光の世界へ出てしまったコウモリ達も 僕が改めてカメラを構えた時はすでに撤収完了。 うーん、引き際鮮やか。 さてさて、こちら側の坑口は煉瓦製。 激狭ロング隧道と言う点がやたらインパクトが強くて、 実はポータルに煉瓦が使われているような古隧道という点があまり目立っていない気がする。 てか、良く考えてみればロング古隧道ってすごくね? 1Km級古隧道といってまず思い浮かべるのは、 無く子も黙る三島通庸の代表作、 万世大路 の『栗子隧道』。 だが、あちらは日本海側東北の重要幹線として造られたメジャー街道。 こちらは殆ど名も知られていない山間の集落を結ぶ為に、こんな長大隧道が。 ちなみに まんたんルーレット様 の調べでは、どうやらこの道は大正時代に出来たそうな。 なるほど、この時代に出来た物ならば南側坑口の煉瓦ポータルや 北側坑口のお地蔵さんも納得である。 ちなみにまんたんルーレットの管理人さんは、 カローラランクス(新車)で戸谷隧道へ突入 されています。 すんげーーー! | |
こちらにも幅員80cm標識。 気合さえあれば普通車だって逝ける! | |
さて、隧道を後にし山を下ります。 事前情報ではかなりこちら側は荒れていると聞いていたが・・・。 | |
おやおや、以外にまともな道だぞ? 無論県道としてはアレだが、林道クラスとしてはまずますのレベルだ。 ひょっとして、だいぶ整備されちゃった? しかし、木漏れ日の杉林を進むのは非常に良い気分。 | |
神々しい光を浴びる古城橋。 なんか心が洗われる景色だ。 | |
でも、他の古橋にも言えることだが、実際に渡るときにはポーンと路面が見えるだけで何も味わいが無いんだよね。 素敵橋はやはり少しは離れた場所から眺めるのが一番。 | |
越中の山間を行く。 路面もフラットでまったりツーリングモード。 ふと、足の痛みを思い出す。 そういえば右足を痛めてたんだよな。 戸谷隧道への道程と内部進入の興奮と緊張が痛みを忘れさせていたらしい。 本当は大した痛みでも無かったんぢゃないの?と思われるかもしれないが、この日 朝起きた時点では数十m歩くのもしんどいぐらいの痛みがあったのだ。 でもこの後2日間、引き返す事も考えず走りまくりましたがね。 ちょっと捻挫した位ぢゃロングツーリングを中止する気はないぜ! | |
小気味良いダートの走り続け、やがて広場へと出る。 | |
広場から隧道方面への入口はこの様な看板。 まあ、一般論としては車が通れるような道(隧道)では無いよな。 また、この後にはクマさん注意の看板。 | |
広場よりちょっと進むと丁字路。 右折が県道43号。 左折は名無し道だが赤瀬ダムの上を通り、県道161号線へ合流。 小松方面へ戻るにはこっちの方が近道なのだが、もう少しだけr43に付き合う事にする。 | |
と言ってもすぐに終了するのだが。 r43はここを左折。 ちなみに直進しても結局r43にぶつかる。 恐らく旧r43なのだろう。 | |
大杉谷川を渡るとすぐに2車線道路にぶつかる。 左折がr43で最終的には牛ヶ首峠で国道416号線にぶつかる。 R416は未通国道なので結局金沢方面に引き返す事になる。 で右折が県道161号線で小松市街地へと向かう。 ちなみにこのr161は非常に走りやすい快走路で、コイツの存在が主要県道たるr43の存在価値を失わせてしまったようだ。 ごく一部の人間のみぞ知る、長大古隧道。 この上なくビミョーな整備はされているが、基本的に放置プレーが続くこの道。 戸谷隧道の明日は何処だ。 |
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