このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



2 0 0 0 系
当時としては西武初めての4ドア車として、駅間隔の短い新宿線に投入され現在に至ります。



登場から早30年余り。幾多の改造を経て、今も尚新宿線の輸送を担う主力形式の一つです。


■ 概要

昭和52年(1977)に登場した西武鉄道では初めての導入となったと4ドア車両が、この2000系です。

4ドアにした目的は、駅と駅の間隔が比較的短い、"新宿線"の乗り降りをスムースにするため。

西武鉄道として本格的なものとしては初めての導入となる4ドア車、貫通扉を設けた前面スタイル・・・

その2000系の趣きは、これまでの西武鉄道には無かった斬新なスタイルでした。

更に性能面でも、それまで当たり前だった101系のモーター流用は行わず、界磁チョッパ制御を採用したこともポイント。

なお一時増備は中止され、その後製造された2000系は再びスタイルを一新したので、 新2000系 とも言われています。

現在は野球開催時(=池袋線系統)や検査入場を除いて、全車両が新宿線系統限定で運用されています。

(※稀に池袋線運用に入ったこともありますが、例外中の例外です)

また登場から早30年余りが経過。新宿線ニーズに合わせた、改良・改造が幾多の編成に施されているのも特徴。

とても当駅では紹介しきれないので、敢えて初期スタイルを中心に紹介致します。(現在はもっと多くの内装が存在)




■ 車内設備(初期車)



車内は従来の3ドア車と似た雰囲気を漂わせており、比較的暗いです。肘掛けの形状も 新101系 と同じです。
座席の色も3ドア車と似た、焦げ茶色です。その分、座席は3ドア車と似ており、柔らかめです。





■ 車内設備(一次更新車)



車内は新たに白色の化粧板が取り付けられて、非常に雰囲気が明るくなりました。
改造によって 9000系 に似た車内になりました。
座席の配色や座り心地も 9000系 (初期車)に非常に似ています。そのため、座席は柔らかめです。初期車との変更は布地張り替えくらいです。





■ 車内設備 (二次更新車)



車内の座席にはスタンションポールが設置されました。
車内の明るさや雰囲気は1次更新車とあまり差はありません
座席はバケットタイプに取り替えられました。しかしその影響もあるのか、座席の座り心地は堅めになってしまいました。ただ柔らかい座席にある、長時間乗車による「疲れ」は軽減されたかもしれません。
座席よりも変化があったのは実は「車いすスペース」の設置です。
車いすスペースが設置されたことにより座席面積が減りましたが、注目すべきは腰掛板。

なんとJR東日本E231系とほぼ同型のモノが設置されました。これは今までの西武線には無かった新しいタイプ。また車いすスペース部分には通報ボタンや横型の手すりなども標準装備されました。
そして、最後に、取り替えられた注目ポイントはカーテン。
カーテンは布地も取り替えられたほか、ポールの部分もグレーの革のようなモノは撤去され、アルミ製のシンプルなモノに取り替えられました。類似としては 2000系 が挙げられます。





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