このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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長男が生まれてから私の生活は一変してしまった。結婚以上に時間の制約という物が体につきまとって、一人何処かへ・・・というような一人旅などは当たり前のように夢の中になってしまった。経済的な負担も大きくなる。ただでさえ安月給の身の上。そのような中で我が小遣いは聖域を死守できずに壊滅的な状況に陥ってしまった。・・・とこのように息も絶え絶えのサイト運営をやっているのだが、酒を買えないから地道に歩いて情報を仕入れるようなことしかできない。世のお父さんのように派手に高い焼酎でも買ってみたいよ。まったく・・・。
そのような状況で「
横酎
の大選集への参加は無理っぽいから、せめて
税所さん
の会だけでも・・・。」などと妻に懇願を続けていたのだが、ある日の
しょちくれ板
に『
焼酒
』のいでさんからの書き込みがあった。
「 なんと、大選集の前週に宮崎に行く可能性が!」
続いて、
「17日夜、宮崎確率90%に。お相手いただけますでしょうか。 」
いえいえ、これはもう歓迎ですよ。ずえったい行きます。嫁引きずってでも行きますから!!!
というわけで、開催期日直前には
石原けんじ大佐閣下
と“どたばた会話”をきちんとこなし、ハラハラどきどきしながら“日向国しょちくれ殿堂”みょうが屋へと向かった金曜日の食事時・・・であった。 開始予定時間は20時からであったが、このようなイベントには少なくとも5分前に到着してしまう。仕事には遅れるくせしてねぇ・・・。
遠足の前の晩に眠れなくなってしまう小学生と同レベルなのではなかろうか。
15分前到着の私は、当然ながら1番乗りでした。
大将も忙しそうだし、弱ったなぁ・・・などと同店の焼酎棚を見渡しつつ、直上の画像のように焼肉の“たれ”を撮影してみたり・・・。怪しい行動の人なのであった。
そうゴソゴソしていたところに、
「ごいちゃん・・・。何やってるの?」
とちょっとあきれた感じの声とともに“
旭 萬年
”の渡邊幸一朗専務が到着された。怪しいのは本人も自覚しているので反論などできない。今回は奥様とかわいらしいお嬢さんも同席。この小さなプリンセスに声をかけさせて頂いたのですが、怯えられてしまった・・・。見ず知らず、しかも焼酎棚をじーっと見つめているような怪しいおじちゃんだものなぁ・・・。怖がられても仕方がないか・・・。
幸一朗専務:「そういえば、ごいちゃんちの近くの売り場で(宝くじの)
1等前後賞が出たっちゃない!?”」
goida:「そうなんですよ。あそこで私も買ったのにかすりもしない・・・。」
そのような雑談をしつつ参加者の到着を待っているところに“
赤鹿毛
”の柳田正さん夫妻が席に着かれた。 この項の冒頭の通り、家庭内、経済的な理由により遠隔地(都城を遠隔地かと問われれば非常に困ってしまうのであるが、勘弁してね)でのイベント参加をしばし見送らなければならない状況になってしまったのだが、そのおかげというか今回の飲のん方の末席に座らせて頂いている。
どうしても行きたかった会であるが、冷静に自分の家計を鑑みるにやはり無理のようだ。ただ、こうしてご尊顔を拝することができただけでも幸せ。
雑談中に石原けんじ大佐閣下が到着。主賓のいでさんは仕事のため少し遅れると言うことであったから、失礼ながら先に始めさせて頂く。
かんぱ〜い!!
生のジョッキを半分くらい飲み干したところにいでさんが到着。再度乾杯をやり直し、目の前の生ホルモンを摂取していたところに“尾崎牛”のタンが到着。焼き上がったタンにレモンを搾ってやって、口の中に放り込むと「もうたまらん!!」といった感じなのである。いでさんも「うまい!!」と叫びつつ、ビールと交互に摂取中だ。
このあとサガリ(この上の画像)、ロース、ヒレ、カルビ、ホルモン・・・と至福の時が続くのである。
口の中で広がる旨みたっぷりの肉汁(というか脂)を堪能しつつ、一同、いでさんの話に耳を傾け、声をあげて笑った。この項を打っている本人がジョッキ1杯で記憶が曖昧になってしまったため非常に申し訳ないが、何を話しただろうか・・・。
いでさんが理事を務められる“
横浜焼酎委員会
”が送る首都圏を代表する焼酎一大イベント“
横浜焼酎委員会 Annual Convention 2005 第4回本格焼酎・泡盛横浜大選集
”を1週間前に控えていることもあって、結果として他の大きな焼酎イベントとのバッティングをしたことによる苦労話とか、初めての会場になるためにセッティング等一から作り上げなければならない等、色々興味深い話を聞くことが出来た。
この“大選集”には渡辺専務も柳田さんも参加を予定している。けんじ大佐閣下も然りだ。当日、来場される蔵元さんも、我らが宮崎からは御覧の通りの精鋭である。
あぁ・・・、来年こそは行きたい。浪費家の私ではあるが、越中のYouさんがやったという『かぁちゃん公認型へそくり』に取り組んでみようか・・・。 いでさんとその奥に座られているのが柳田さんの奥様で恵子さんである。
現在、焼酎愛飲家雑誌『
焼酎楽園
』にて都城盆地の四季の移ろいを綴ったエッセイを鋭意執筆中だ。
画像が見えづらいって?・・・スマソ。肉喰らうのに夢中で・・・。 いでさんによると、首都圏という超巨大市場の焼酎事情は既に次の段階へ入っているそうで、「何でもかんでも・・・」という騒ぎから「自分の好きな銘柄をゆるり・・・」という浸透の流れへと昨年一杯までに移ってしまったそうだ。
それを聞いて、自らの経営の中で身をもって感じらている専務が頷く。
そのような世の中になると、特定の銘柄だけが動く様な状況になるから、今度はブームの時期に大きな設備投資を行った蔵元が大変な目を見ないだろうか・・・。そのようなことを話ながら、「う〜ん。」と唸ってしまった私。
蔵としては地元宮崎での販売拡大が難しい状況にあることを考えると、中小の蔵ほど大消費地への依存が高くなってしまう結果にある。「手広く販路を広げてしまっては駄目と思っているんですよね。」という声がどこからともなく挙がった。
ずらり1升瓶、4合瓶と絶版焼酎、粕取り焼酎を並べつつ、デジカメによる記録を行おうとするいでさん。
それにしても本当にお詳しい。発する一声一声に刺激を感じる。
それにしてもけんじ大佐閣下が出張先の島根県で入手したという粕取りが美味かった!!“美波太平洋”と“世界の花”という非常にピースフルなネーミングであるが、大佐は35度の“世界の花”に、私といでさんは25度の“美波太平洋”を気に入る。香りの強さを採ったのだが・・・。まあ、とにかく粕取り飲みながら大騒ぎをしたのですね。肉の脂と粕取り焼酎の風味が合うのだから、テンションは上がる一方。
ちなみに、この項の一番上の画像はいでさんが“世界の花”のラベルを観察される様子。
閣下が現地で肌で感じてきた情報によると、地元、つまりは蔵元のある木次地方などでは粕取り焼酎は結構流通しているのだそうだ。酒屋さんなどに飛び込んで粕取り焼酎について聞くと、「何でそういう事を聞くの?」という顔をされるそうだ(これは私も日田で体験している)。ただ、旧街道沿いと新しいバイパス沿いのディス屋ではその商品棚に大きな違いがある。後者では例え地元産であっても粕取り焼酎が置かれている気配が無いのだそうだ。粕取り焼酎の替わりにディス屋に並ぶのは鹿児島の芋焼酎とか他の九州の麦焼酎等とか・・・。そう話しながら、閣下は“世界の花”をチビリと舐めた。
画像は後日、“
粕取り焼酎銘柄履歴帳
”にアップしますのでお楽しみに・・・と、更新水増しの努力をしてみる。 上記粕取り焼酎の他に益田の粕取り“やまと鶴(桑原酒造場)”、“
富代(麦)
”、“
千代司
”といった児湯・西都の焼酎。伊豆諸島は神津島の減圧麦焼酎樽貯蔵の“神の詩”などを飲み散らかし、〆ににんにく焼きめしを・・・。
と、あっという間の3時間であった(爆)。
最後になりましたが、飲み会に参加された皆さん、お疲れさまでした。そして、いでさん!!また宮崎にいらっしゃるご用が有りましたら是非とも声をかけてください。またご一緒しましょう。 (05.06.18)
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