このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





通勤電車でスキーに行ってみる〜〜テイネオリンピア





    序章:札幌まで
    初日:ナイタースキー
    中日:強風に翻弄される
    最終日:いつもの札幌国際
    余録:帰路



■序

 スキーとは、人生そのものである。

 急斜面にぶつかり立ちすくむことだってあるかもしれない。しかし、斜面を見る角度を変えたり、ほんの少し立ち位置を動かすだけで、道が見つかることがある。もがき苦しみ動き回っている間に、いつの間にか下り切っていることもある。

 それゆえスキーとは、人生そのものなのである。





■北千住まで

 今季は長男に体力がついてきたことを考慮して、二日半滑ることを企画した。そのための行程を引いていくと、自宅出発は 7時半くらいになる。決して無理なものではない。

 ……と思っていたが、重大な見落としがあることに気づいた。出発日には休暇を充てたため、まだ世間は平日なのである。あの東武伊勢崎線の朝ラッシュに、重く嵩張るスキーバッグを持ち突入するなど、想像するだに怖ろしい。率直にいって、半蔵門線直通系統に乗るのは無理。日比谷線直通系統でも、始発駅によっては厳しい。

東武伊勢崎線
北千住駅到着


 幸いなことに、東武伊勢崎線には竹ノ塚始発列車が何本かある。これに狙いを定めて、乗車することにした。また、自宅出発を早め、西新井駅までクルマで送ってもらうことでさらに時間を稼ぎ、事前の計画より21分早い竹ノ塚始発浅草行各停に首尾よく乗車した。おかげで激烈を極める朝ラッシュに揉まれることなく、北千住に到着することができた。



■北千住リムジン

 初日にナイタースキーを滑る前提であるから、どうしても早い時間に着きたいわけで、そこから逆算していくと搭乗便は遅らせられない。まして、正月休みを控え終日ほぼ満席のため、遅刻は絶対に不可である(遅刻したらまず乗れなくなる)。その制約条件下では、北千住リムジンは 1時間間隔の運行という状況が、今回の場合はかなり苦痛になってくる。ギリギリの接続時間を狙えば 1時間後の次の便にすることも可能ではあるが、都心の渋滞で遅れるリスクを考えれば冒険できない。

北千住リムジン
羽田空港第一ターミナル到着


 というわけで、北千住に早着し30分以上の待ち合わせ、北千住リムジンが遅れず走れば羽田空港で 1時間半近い待ち合わせと、余裕たっぷりの行程とあいなった。実際のところは「
北千住リムジン継続観測 」に記したとおり。都心に渋滞がなかったため、遅れどころではなくかなりの早着となった。

 ちなみに、到着時には 100名を軽く超す大行列が見えて驚いた。行先はいわずと知れたTDR、さすがは強烈な集客力で、学校は既に休みに入った時期だから、大混雑となっているようだ。



■羽田空港にて

 チェックインを済ませ、重い荷物を預けてもなお、 1時間半近い余裕が生じてしまった。これで自分一人であれば時間を持て余すところだが、幸いにも長男が同行している。長男の好奇心を満たすためにも、展望デッキから離着陸する飛行機を眺めてみようか。

 そう思って第一ターミナルの展望デッキに上がったところ、まったく面白くないことに気づいた。ただいまの時間帯は離陸便が続く一方、着陸便が少ないのである。しからばと無料連絡バスを活用して第二ターミナルに移動。改めて展望デッキに上がってみる。

羽田空港
羽田空港から離陸する JALのB747


 今度は面白い。離陸便が出発を待って行列をつくっている案配で、まさに陸続と離陸が続いていく。ところが、第一ターミナルと異なり、こちらの展望デッキは背の高い金網で囲まれており、撮影するには条件が厳しそうだ。撮影を半ば諦めていたところ、長男曰く「金網に穴が開けてあるよ。撮影しやすいようにしているんだね」との由。よくよく見ると、随所にレンズが通る欠き取りがしつらえてあった。なんとも細心の配慮ではないか。

 ほどよく時間を潰し、再び無料連絡バスに乗る。 中央タクシー(長野)の空港タクシー を見かけて妙に懐かしく思ったりする。待合室でしばし待ってから搭乗。天候にも恵まれ、空路を順調に千歳空港まで向かった。



■789系1000番台に初乗車

 千歳空港で降機、荷物を受け取り昼食をとってから、快速「エアポート 133号」に乗車する。札幌から「スーパーカムイ27号」となる旭川行の列車である。新鋭 789系1000番台と 785系が混在しているから、さてどちらがやってくるか。

789系1000番台
新千歳空港に到着した「エアポート 133号」→「スーパーカムイ27号」


 幸いにも、やってきたのは 789系1000番台であった。ホーム上は、多数の乗車客が待ち構えているところに、先を急ぐ多数の降車客が交錯し、時ならぬ大混雑となる。筆者らはuシートを予約していたとはいえ、荷物置場を確保してから、混雑をかきわけつつ自席に移動するまで難儀してしまい、なかなか落ち着かなかった。

 先に出発した「エアポート 131号」はuシート車・自由席車ともほぼ満席と混みあっており、この 「133号」も似たような混雑を呈していた。 5両編成の特急車であるだけに、体感的にはより厳しく感じられているかもしれない。

789系1000番台
789系1000番台uシート車


  789系1000番台には初乗車である。しかし、まったく感慨が湧かない。混雑に煽られて心が落ち着かない点が最も効いているのだが、車内の見た目が 785系と大きく変わるように思われないうえ、ダイヤが従前と変わっていないため、感心を覚えない(ただし不満を感じるほどでもない)。N700系のように乗り心地が劇的に改善されれば、感動を催す部分もあるはずだが……。

 あっさりと札幌に到着。毎度のことながら多数降車の多数乗車で、車内は大部分が入れ替わった様子だ。駅近くのホテルにチェックイン、着替えてスキーの準備にいそしむ。



■初日:テイネオリンピアでナイタースキー

 JR北海道では「スキップ」という企画乗車券を提供しており、行先によっては極端に大幅な割引設定となっている。いうまでもなく、採算割れとなる価格設定などしないはずだから、正価の利幅の太さが知れようというものだ。ちなみに正価ではレンタルの金額が最も大きく、これが「スキップ」に組みこまれることで低水準に圧縮されるのだ。今まで「スキップ」を知らなかったのは迂闊というしかない。

 今回選択したのは「手ぶらナイタースキップテイネ」。ナイター券限定でさらに安価という、極めつけに割安な企画乗車券だ。札幌市中心部を拠点とした場合、地下鉄とバスの乗継で行けることから(この「志学館」としては)話題性があり、しかも手頃なゲレンデ設計のばんけいスキー場も存在している。しかしながら、ばんけいでは如何せんレンタルの価格設定が高く、些か躊躇せざるをえない。その点「手ぶらナイタースキップテイネ」の価格設定は驚くほど割安で、初日の練習には好適と判断した。

手稲
手稲に到着した 731系普通列車


 ホテルを出発して、手稲行 731系普通列車に乗車する。長男は快速を愛好しているので不満げだが、快速が来るまで待っていては遅くなるばかりだから、しかたない。如何にも通勤電車という風情の 731系車中は、昼下がりの気だるさが残っている感じで、札幌都市圏らしい活気は乏しい。琴似をすぎると空いてきて、終点手稲ではガラガラに近かった。駅舎の写真を撮る間もなく、バスはすぐに発車。テイネオリンピアで降車した。

バス
テイネオリンピアに到着したJR北海道バス


 テイネのゲレンデ構成は、山頂近くから下りてくるハイランドと山麓オリンピアの上下二段からなる。ハイランドの方は、北壁や女子大回転コースなど有名なコースに恵まれている一方、そのぶん難度が高く、筆者はかつて痛い目に遭ったことがある(苦笑)。長男を連れていくには、かなり厳しいゲレンデといえる。これに対し、オリンピアは初中級者向けのやさしいゲレンデで、腕前に自信がある方にはむしろ退屈な場所であろう。ただし、今の長男の腕前には最適のはずで、通勤電車でアクセスできる足場の良さもあいまって、選択した次第だ。

テイネオリンピア
テイネオリンピア全景(左:サンシャインコース 右:サンライズコース)


 実際に滑り始めてみると、覚悟していたとおり雪質が悪い。ザラメのように重たい雪で、軽快には滑れない。ナイターゲレンデは緩斜面だから、スピードを出せるわけでもない。一年の空白を埋めながら、滑り方を思い出すにはちょうど良いというところか。

 気温も高い。氷点をいささか下回った程度だろうか。マスクなど不要だし、ゴーグルもかけずにすんだほどだ。札幌近郊ゆえにもともと気温が高いという状況はあるにしても、地球温暖化が進んでいる気配を感じざるをえない。

テイネオリンピア
テイネオリンピア・サンライズコースにて


 このゲレンデが素晴らしいと感じたのは、夜景が美しいことである。札幌都市圏の灯りを前にして滑るのは、実に心地よいものがある。三脚を持っていかなかったため、明るい部分に合わせた撮影にならざるをえず(それでも遅いシャッター速度になってブレた)、この程度の写真しか撮れなかったが、実際には感動を催すほどの美しい夜景だった。

テイネオリンピア
テイネオリンピア・サンシャインコースの夜景


 本日は16時から18時30分までの間、短いコースながら16本滑った。初日の練習としては充分すぎるほどか。遠路を辿ってきた長男は、どれほど強がろうとも実際には疲れているはずだ。夕食をとってからホテルに帰った時刻が21時近かったことを考えれば、これ以上滑ってはかなりの無理がかかったに違いない。



■中日:強風に翻弄される

 初日は無事に終わったものの、明くる中日は最初から波乱含みだった。「大荒れの天気になりそう」という予報が恨めしい。長男は強力な晴男なので、効能が現れることを祈るしかないところだ。現実の札幌市内の朝はといえば、小雪がぱらつく程度の穏やかな陽気。これなら行けるかと思いつつ、札幌駅前バスターミナルに向かう。

  8時10分発のじょうてつバスに乗車する。早めに並んでいたから、親子隣り合わせの席におさまり安堵する。しかし、落ち着く間もなく車掌から宣告がなされたのであった。

「本日の国際は強風のためクローズになりました。これから引き返します」

 車内からは「えーっ」と嘆声も上がったが、相手が天気ではどうしようもない。バスはたったワンブロック南下しただけで、札幌駅前バスターミナルに戻ることになった。

 さて困ったぞ、というのが本音である。「フラノスキーエクスプレス」は 8時 4分に、「ニセコエクスプレス 2号」は 8時 5分に、それぞれ既に出発している。そもそもニセコにも強風が吹きつけている可能性が高く、ここに向かうのはリスキーだ。だからといって、「トマムサホロスキーエクスプレス」は11時 5分の出発で、これを待っていては遅すぎる。あと30分も早くこの事態がわかっていれば、「スキップ」で選択可能な行先で、風もないであろう富良野に変更したのだが。

 ぼやいていても始まらない。札幌市内ならば風は吹かないだろうと考え、昨日に続いてテイネオリンピアを選択することにする。状況に応じスキーの行先を簡単に変更できるのは、北海道の中心たる札幌の強みといえようか。

手稲駅
手稲駅全景


 手稲駅前で寒い思いをしながら20分ほどバスを待ち、やっと乗車する。先ほど札幌国際行バスの車中で見かけた顔も何人かいる様子。考えることは皆、似たようなものではある。レンタルスキーを身につけ、滑り始めた時にはもう10時になっていた。

 滑ってみると、昨夜よりもさらに雪質が悪い。ゲレンデの圧雪をしておらず、昨夜以前のシュプールの凹凸が足に引っ掛かり、なんとも滑りにくいのだ。迂闊にスピードを出すと、派手に転びそうな予感にとらわれる。

 しかも風が強くなってきた。ゴンドラに一度も乗れず運行中止となったのは、まったくの痛恨事であった。長いコースを滑れないのでは物足りない。残るリフト群も、白樺第三リフトは最初から運休で、第二リフトも強風の許でほどなく運休。第一リフトのみ細々と頑張っていたものの、風に揺られては減速運転という不安定な状態が続いたあげく、運休に追いこまれてしまった。

  1時間半のうちに 3本しか滑れず、力が余って不満足もいいところだが、天気に文句を言ってもしかたない。不本意ながらやむをえず、長い休憩をとり、天候の回復を待つことにした。……待つこと 1時間。昼食まですませたものの、風がやむ気配はまったくない。それでもゲレンデには、自分の足で坂を登り、滑っている方々がいる。あてもなく休むのをやめ、彼らを見習い我々も滑ってみることにするか。

テイネオリンピア連絡バス
テイネオリンピアの連絡バス


 テイネオリンピアには複数のレストハウスがあり、距離と高低差があることから、連絡バスが設定されている。連絡バスの一部は私有地内のみ走る無ナンバー車で、外観を派手派手しく改造している。ファンシーな見た目に似合わず改造内容は豪快そのもの、乗車部は全て外部に開放されており、手すりにしっかり掴まっていないと振り落とされてしまうシロモノだ。いくら料金不要とはいえ、これほど危なっかしい乗物をよくぞ提供しているものだと感心する。

 ともあれ、この連絡バスを使えば高低差を少々稼げるから、リフトがわりに使ってみる。 1本 2本と試してみるが、やはり物足りなく思えてくる。それではと 3本目は敢えて自分の足で坂を登ることにする。逆八の字歩行を試すのは
ガーラ湯沢 以来久々で、「エッジを効かせる」感覚をいまひとつ把握しきれない長男を鍛えるには良い機会だと踏み切った。不幸中の幸い、強風は追い風になっているから、坂登りの後押しになってくれるだろう。

テイネオリンピア
テイネオリンピア・サンダンスコースを登る長男(右手は聖火台)


 案の定、長男は歩き方を忘れており、最初は立ち往生に近かった。それでも次第にコツをつかみ、登れるようになってくる。ゲレンデ半ばまで登れば充分と思っていたところ、まだ余力がありそうだったので、ゲレンデ最上部まで登り切ることにした。最後の急角度の部分も難なくクリアしたから、やらせてみるものではある。

 ただし今回ばかりは、滑る方がよほど難儀だった。風が強すぎるのである。最大風速は20m/秒を超えているように体感され、風に煽られゲレンデに倒れた方が何人もいたほどだ(かくいう筆者自身も長男も倒された)。ビュウビュウ吹きつけてくる風は重く湿った雪を含んでおり、顔に当たると痛いのなんの。この長い 3本目を滑り終えて、まったく力尽きてしまった。

 まだ早い時刻ではあるが、リフト 3本+自力登坂 3本の計 6本で本日は終了。特に最後の自力登坂において、長男はよく頑張ったものである。オリンピアハウスに戻り着替えてみると、土砂降りの雨天で運動していたかのように、びっしょり全身が濡れていた。重い雪が身体に当たりすぐ融けたらしい。道理で疲れたわけだ。ホテルに帰ってからの後始末がまた難儀で、濡れた服の洗濯及び乾燥に 4時間以上を要してしまった。まったく散々な一日ではあった。



■最終日:いつもの札幌国際

 最終日は
三季連続の札幌国際スキー場である。これは昨年も記事にしており 、同じことを書いても意義が乏しいから、かいつまんで紹介するにとどめる。

 雪質は筆者の知る限りにおいて最悪で、ザラメ状の雪が凍りつきそのままアイスバーンになった箇所もあり、滑りにくかった。クローズ翌日なので新雪サクサクの好条件を期待していたものの、まったく裏切られてしまった。初心者コースはともかく、中級者以上の急斜面を滑るにあたっては厳しい条件で、現に困った事態に直面した(後述)。

札幌国際スキー場
札幌国際スキー場に到着したバス(右:じょうてつバス(定期路線バス) 左:チャーターバス)


 三季連続である以上、漫然と滑っていては進歩がないというものだ。筆者は自分自身に、ゲレンデに愛機EOS KissⅢを持ちこみ撮影する、という条件を課していた。おかげで写真の仕上がりは格段に良くなった。その一方、長男が滑っている場面の撮影はできなかった。長男の腕前が上がっており、簡単に先行できなくなったのだ。それどころか、撮影を抜きにしても、長男に追いつくことが難しいという、あまり認めたくない現実があった。

札幌国際スキー場
札幌国際スキー場全景


 二年前の長男の滑りは未熟なもので、筆者は力が余ってしまい、長男をレストハウスに待たせて自分だけで滑ったことさえあった。それがどうだ。今年はまったく余裕がないではないか。長男に追いつくだけでも息が切れてくる。成長期の上り坂を駆けあがっていく長男、老いの下り坂を辿りつつある筆者、人生のまさに分水嶺を今ほど感じた時はない。

札幌国際スキー場
札幌国際スキー場頂上付近にて


 そうはいっても長男はまだまだ未熟だ。せっかく快調に滑っていたというのに、たった一回転んだだけで、すっかり腰が砕けてしまった。転ぶことをおそれて所謂へっぴり腰になり、かえって転びやすくなる悪循環に落ちこんだのである。若さゆえの不安定、これもまた人生の機微というものか。親としては老いぼれてはいられない。老獪さをもって子を導くことが、今できる親の務めといえようか。

 スキーとは、まったく人生そのものではないか。なまあたたかい氷点下の風にさらされつつ、ふと思う。

札幌国際スキー場
札幌国際スキー場にて(気温は−4.5℃)


 本日は昼食前 8本+昼食後 7本(うちナイター 4本)の計15本。転倒後の修正に時間を要した割にはよく滑ったものだ。ホテルの狭い風呂に飽きてきたので、 極楽湯 まで遠征しゆっくりくつろいだ後、「La PAUSA」で打ち上げ。ハウスワインが安価で美味。ただし、翌朝てきめんに残って辛かった。



■余録:帰路

 行程上の最終日は、帰るためだけの移動日である。札幌市電の電車事業所→藻岩山山頂→ラーメン横丁と回り、相応に面白い発見はあったがここでは省く。荷物をまとめ、札幌から「スーパーカムイ32号」→「エアポート 152号」に乗車。残念ながら、今度は 785系であった。uシートに乗る以上、設備に差があるわけではないのだが……。

785系車中
「スーパーカムイ32号」→「エアポート 152号」車中にて


 離陸時の時間調整に気を揉んで、美浦上空の「輪乗り」(※)でさらに焦ったものの、降機後の荷物引取がすんなりいったので、予定どおり北千住リムジンに乗車する。その時の様子は「
北千住リムジン継続観測 」に記してある。

※搭乗機が霞ヶ浦上空において、ごく小さな半径で一周旋回した。こういう旋回は初めての経験である。まさに美浦の上空だったので「輪乗り」と形容してみた次第。

 さてさて、来季のスキーはどうしようか。正月休みの北海道方面は正直なところコストが重たい。かといって、せっかく長男が上達しているのに、中断するわけにもいくまい。その一方、娘が「お兄ちゃんばかりずるい」と拗ね始めている。兄妹で技量差が懸絶するから、筆者一人で引率するなどもとより不可能である。……というわけで、家族全員でのマイカー遠征になるのはほぼ間違いないようである。ともあれ、どういう形であっても、来季もまた滑りに行きたいものだ。





「公共交通の将来を考える」表紙に戻る

「交通総合フォーラム」表紙に戻る



※本稿はリンク先「交通総合フォーラム」とのシェアコンテンツです。





このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください