このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鉄道ニュース2002年10月号





●特急「白山」リバイバル運転へ(10/5)
JR西日本金沢支社は、10/21の東金沢駅移転開業に伴い、昭和8年8月の開業以来永年に渡って、親しまれた現在の駅舎に、感謝を込めて「ありがとう『東金沢駅舎』イベント」を開催、その一環として、10/19に平成9年10月の長野新幹線開業に伴って廃止された特急「白山号」を5年ぶりに復活させる。東金沢駅〜富山駅間に運転し、特に復路は、開業前の東金沢新駅舎が一足先に見学ができる『復路「白山」号で行く新駅一番乗りの旅』を募集している。募集人員は500名でおとなが3000円で、こどもが2400円(お弁当付)参加者の皆様に、「記念乗車証」をプレゼントすることになっている。申し込み先は、JR西日本金沢支社 金沢電話予約センター(電話番号)0120-881489または、福井・石川・富山県内の主な駅でも、お申し込みが可能。
●JR西日本、グランドひかり廃止へ(10/9)
グランドひかりで長年親しまれた山陽新幹線の100系V編成が11月23日の運用を持って引退することになった。グランドひかりは2階建て車両が4両連結され、1989年に登場した。2000年のダイヤ改正では、食堂車の営業が終了するなど不運な部分もあった。また、相次ぐ高速化車両の投入やスピードアップなどで最近では、臨時列車のみの運用となっていた。最終運転は、11/23でひかり568号(博多1033→新大阪1322)とひかり563号(新大阪1714→博多2025)に使用される。車内では、2000年に営業終了した食堂車の1日限りの復活(食堂車をご利用いただくためには日本旅行WENS赤い風船の食堂車プランへのお申し込みが必要)や記念乗車証の配布、鉄道グッズの販売が実施される。また、博多駅では引退セレモニーも行われる。両列車ともに全車指定席で、10月23日の午前10時00分から、主な駅・旅行会社で発売する。
●JRグループ冬の臨時列車概要発表(10/16・10/17)
JRグループは、冬の臨時列車の概要を発表した。
◆JR東日本・新幹線◆
12月1日に開業する東北新幹線盛岡〜八戸間に合わせて「はやて」が東京〜八戸間に最大で上り5本、下り6本の臨時列車を運転する。下り列車の一部は上野発となる。東京から仙台方面への臨時列車を運転するため、那須塩原止めの定期列車を1本運休する措置を初めて取る。
◆JR東日本・在来線◆
在来線では八戸から連絡する臨時「つがる」は年末年始を八戸〜青森間に最大で上り4本、下り4本を運転する。弘前方面では、12〜2月の毎日、青森発の特急「つがる6号」を弘前から延長運転。同様に青森発の特急「つがる16号」は金・土曜と休日に弘前から延長運転する。年末年始には青森〜弘前間に特急「つがる」を下り1本増発する。また、北海道方面へは「エルム」や「北斗星」「北斗星ニセコスキー」が設定された。中央本線では、全車指定タイプのかいじ・あずさ号が運転される。また12月1日のダイヤ改正を持って姿を消す急行「アルプス」に変わって新しく快速「ムーンライト信州」が設定される。伊豆方面では、今秋にも設定された特急「フルール踊り子」が河津桜祭りにあわせて再登場する。注目のリバイバル運転であるが、特急「想い出のとき」が12/14・12/15に上野〜新潟間を運転する。
◆東海道新幹線◆
年末年始や週末を中心に、東京〜名古屋〜新大阪間に臨時『のぞみ』(最大日:1月5日24本)を314本運転する。東京〜博多間に臨時直通『ひかり』(1日最大10本)を88本運転する。ほか、期間中817本の臨時列車を運転する。
◆JR東海・在来線◆
東海道線では、好評の臨時寝台特急「サンライズゆめ」を運転する。高山線 では、臨時特急「ワイドビューひだ」を名古屋・大阪〜高山間で55本運転、中央線は臨時特急「(ワイドビュー)しなの」を名古屋〜松本・白馬(南小谷)間で42本運転します。関西・紀勢線では、臨時特急「ワイドビュー南紀」を名古屋〜紀伊勝浦間で108本運転します。スキー臨関係では、名古屋地区から「チャオ御岳スノーリゾート」や木曽地区へのスキーに便利な快速列車を運転するほか、快速「きそスキーチャオ」を12月7日〜2月23日までの土休日(年末年始期間を除く)に運転する。初詣臨では、伊勢神宮への初詣に便利な臨時特急「ワイドビュー伊勢初夢」を名古屋〜伊勢市と静岡地区のホームライナーである臨時深夜列車「ホームライナー」を沼津〜静岡、静岡〜浜松間に運転する。
  ◆JR西日本・山陽新幹線◆
山陽新幹線では、新大阪〜博多間の「ひかりRailstar」を38本など計258本増便する。2月15日のセンター入試では、岡山〜博多間の臨時「こだま」を1本増便する。
  ◆JR西日本・在来線◆
好評である、夜行快速の快速「ムーンライト高知・松山」(12月19〜1月13日)を運転する。大晦日には、厳島神社の参拝客輸送のために在来4線で15分間隔の終夜運転する。また、初日の出を迎える人たちを岩国〜尾道間の臨時列車を運転させるなど在来線では、約2ヶ月間に234本の臨時列車を運転させる。
◆JR四国◆
帰省ラッシュが予想される12月26〜31日および1月2〜1月5日にかけて、特急「しおかぜ」は編成変更を行い、8両編成で松山〜岡山間を運転する。また、東京〜高松間の寝台特急「サンライズ瀬戸」を松山まで延長運転する。初詣臨では、高松〜日和佐駅間に「やくおうじ号」を1日1往復運転し、高松〜琴平間、徳島〜日和佐間に臨時普通列車を運転する。また、大晦日から3日にかけて岡山〜琴平間に臨時普通列車を運転。元旦の日の出の時間に瀬戸大橋上を通過する「こんぴら初日の出号」を岡山〜琴平間で運転する。また、徳島県鳴門市にある大麻比古神社参拝のお客様の利便を図るため、特急「うずしお」の一部を板東駅に臨時停車する。
◆JR九州◆
鹿児島本線では、博多〜熊本間の特急「有明」を4本増発する。長崎・佐世保線では、博多〜佐賀間の特急「かもめ」を24本、博多〜ハウステンボス間の特急「ハウステンボス」を103本増発する。日豊本線では、小倉〜大分間の特急「ソニック」「にちりん」を20本増発させる。初詣臨では、小倉発の博多方面を10・30・50分発、博多発の久留米方面を3・23・43分、博多発の小倉方面を10・30・50分に統一する。また、初詣やカウントダウンに合わせて博多〜熊本間に特急「有明」を2往復運転する他、ハウステンボスやスペースワールドに連絡する特急も増発や臨時停車する措置がとられる。

鉄道ニュース2002年1月号へ

鉄道ニュース2002年2月号へ

鉄道ニュース2002年4月号へ

鉄道ニュース2002年5月号へ

鉄道ニュース2002年6・7・8月号へ

鉄道ニュース2002年9月号へ

戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください