このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
●南海支線の電車
南海2200系 | |
高野線の大運転(極楽橋直通列車)に使われていた22001形をルーツとする。 | |
新鋭2000系に代替される際、主に朝ラッシュ用として高野線に残す為に更新を受けたグループ。 | |
だが、2000系や平坦線用車と比べるとあまり良くない高速性能が仇となり、ダイヤを維持出来ない為に支線に転用したと言われている。 | |
更新内容は本線用7100系の後期更新に準ずるものと推されるが、床敷物が模様無しであることなど独自の仕様変更も見られる。2連3本が在籍。 |
南海2200系(30番台車) | |
こちらも高野線22001形の更新・改番車であるが、こちらは初めから支線転用を睨んで改造されている。 | |
外観の特徴としては、併結運用が無い為に幌枠自体が撤去されていること、鋼製更新車のメニューに含まれる | |
方向幕の拡大を受けていないことなどが挙げられる。ドアエンジンも更新されず、従来の物を使用しているようだ。 | |
2200系と共に、2基あったパンタグラフのうち下り方は使用されていない。 | |
擦り板や架線の磨耗におけるランニングコスト上昇を避けるためと思われる。 | |
2連3本が在籍。 | |
なお、支線転用時に限流値の調整、車高の調整が行われている。(2200形も同様) |
わかやま電鐵2200系(70番台車) |
22001形改造車を締めくくるのは旧・南海貴志川線用の70番台車。 |
前述の2形式と同様の車体更新を受けているものと思われるが、転用改造に関してはかなり手を入れられており、 |
前面の改造、乗降用ドア移設、電装解除を伴う大改造となっている。 |
電装解除されたのはパンタグラフが付く奇数車。ドアは運転台後部での運賃収受の為に移設され、 |
7000系を思わせる片開き扉が備えられている。 |
前面貫通扉は完全に埋められ、中央部に両端と比べて一回り大きなガラスがはめられた異様な面構えを持っている。 |
2005年度末に南海電鉄から主に岡山電軌を経営している両備グループに営業譲渡し、現在はわかやま電鐵貴志川線の車輌として活躍している。 |
本項目では取り扱わないが、独自の意匠にて内外装を一新した「いちご電車」「おもちゃ電車」が存在する。 |
その他、2連口の7100系も一部が支線仕様に改造されています。主に末期のタイプを抜擢し、ワンマン設備、盲導チャイム設置等の改造を受けました。 | |
加太線を中心に、稀に多奈川線にて運用されています。 | |
◆追記…加太線は21M車の7100系でないと朝ラッシュ時に積み残しが出てしまう問題があったが、そういう事態も見られなくなったのか | |
17年10月の高野線ダイヤ改正で汐見橋方面から、同じく11月の本線系統の改正で和歌山港線から余剰となった2200系列にて | |
2編成を置き換え、これらは2005年末現在、7181*4と7123-7951+7890-7162の間に挟まれた状態で6連を組成し、運用に入っている。 |
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