このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

空港駐車料金お国事情

海外旅行の行き先は?
転職の理由
空港駐車料金お国事情
年々高くなる葬儀費用
たばこ
安息日の労働
<本文>

空港の駐車場に車を置いておくのが48時間以内の場合、スキポール空港はヨーロッパ内では比較的料金の高い駐車場である。スキポールから陸路で行かれる距離にある国際空港はブリュッセル、パリ(CDG)、フランクフルトであるが、これらの空港の駐車料金はスキポールに比べて10%から60%安い。24時間駐車した場合の駐車料金を比べると、スキポールFl.47.50、フランクフルトFl.33、パリFl.41、ブリュッセルFl.46である。ロンドンのヒースロー空港がEUの中では一番高く、24時間の駐車料金はスキポールの48増となる。

スキポールの短期駐車料金が高いのは政府の方針で、空港関係者によれば「高い駐車料金により、空港利用者が自動車以外の交通手段で空港に来るようにするのがねらい」だそうである。今年の4月には、空港利用者のさらなる公共交通機関の利用を促進するため短期駐車場の料金が値上げされた。98年には空港利用者のうち31%が公共交通機関を利用して空港に来たが、2003年にはこの数値を「40%まで引き上げる」のが目標である。

ちなみに一週間車を置いておいた場合、スキポールの駐車代はFl.115、ヒースローがFl.133、パリがFl.136、フランクフルトがFl.163、ブリュッセルがFl.175となる。

 単位:ギルダー

 

 

スキポール

ブリュッセル

ヒースロー

フランクフルト

パリ(CDG

ロッテルダム

 

1時間

7.00

3.82

9.41

5.63

2.35

4.00

 

1−1.5h

10.50 

7.64 

13.78 

11.27 

4.70 

6.00 

 

1.5−2h

14.00 

7.64 

17.81 

11.27 

4.70 

6.00 

 

2−2.5h

17.50 

11.47 

25.87 

16.90 

7.06 

8.00 

 

2.5−3h

21.00 

11.47 

25.87 

16.90 

7.06 

8.00 

 

3−4h

25.00 

14.20 

34.27 

22.53 

9.41 

10.00 

 

4−5h

29.00 

15.02 

36.96 

28.17 

11.76 

12.50 

 

24h

47.50 

21.84 

39.96 

32.67 

19.49 

22.50 

 

48h

85.00 

43.68 

73.92 

65.35 

38.97 

28.00 

 

1週間

115.00 

174.72 

133.06* 

163.37 

136.40 

56.50 

*=要予約

<コメント>

スキポール空港のホームページ に載っていたのですが、スキポール空港の駐車料金は以下のようなシステムになっています(99年9月現在)。

短期駐車場

最初の3時間までは30分毎に3.50ギルダー、3時間以降は1時間毎に4ギルダー。ただし一日の最高料金は47.50ギルダー。最初の二日間は1日毎に47.50ギルダー、それ以降は24時間毎に27.50ギルダー。

長期駐車場

最初の72時間までは85ギルダー、以降24時間毎に7.50ギルダー。

ということで、別に長期間駐車する人が短期駐車場に停めてはいけない、とかそういうことではないんですね。実際短期駐車場はターミナルのすぐ近くにあるんだけど、長期駐車場からはシャトルバスを使わないと空港まで来られないので、長期駐車でも短期駐車場にとめる、という人も時々はいるみたいです。

実はオランダでは今Randstad と呼ばれるいわゆる首都圏では車の渋滞がかなり大きな問題になっています。今のところオランダの高速道路は無料なのですが、渋滞緩和のために首都圏の高速道路は有料にする、という案もでています。またオランダは環境問題もかなり意識している国なので、そのあたりの絡みもあるようです。ま、車のない我が家にとってはあまり関係のない話ですが…。

[ ホーム ][ オランダ基礎知識 ][ オランダに住むために ][ オランダ衣・食・住 ][ オランダ結婚事情 ][ Maatschappij Orientatie ][ オランダ裏話 ][ オランダ歳時記 ][ 統計で見るオランダ(?) ][ 街角通信 ][ フローニンゲン観光ツアー ][ 番外編 各国観光ツアー ][ Photo Gallery ][ リンク集 ]

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください