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越後街道1(1611年以前). |
撮影日 H14.09.29(曇) (SLの写真のみ H14.10.04(曇))
1611年以前の越後街道の若松ー野沢 間は、阿賀川沿いだった。 1611年の会津地震で、山崎新湖ができ、勝負沢峠が山崩れで通行不能と なった。街道は、それまでより少し南、坂下町を通るルートに変わった。 | ||
(H14.09.29撮影) 若松市街地の越後街道を、道なりに北上すると、高瀬で、国道49号線と 合流する。49号線(の近く)を北上し、佐野集落(49号線が大川(阿賀川)を渡る 直前の集落)に至る。ここで、大川(阿賀川)を渡る。 ここから、北上し、 青木集落(県道21号線、坂下町最北端の集落)に至る。 この部分の道路は、耕地整理もされて、原型とは異なると思うが、 ![]() (室町時代)の伝わる京出観音堂が ある。(この写真のみ、H14.12.22夕方撮影) 3.6m四方の小さな堂だが、写真にすると なぜか、雰囲気がある。 (←)この写真は大きくなります。 | ||
![]() 伝わる恩乗寺(→)がある。 今は、すくなくとも境内内には、住職は、住んでなさそう な寺だが・・・、集落中央、北寄りにある。 等の由緒ある寺社の存在が、旧道の位置を 示唆していると思われる。 | ||
青木集落の、集落の中の道を西に行くと、集落中央の北側奥に、 ![]() 絹本著色十六善神像等の岌州遺品(安土桃山 時代)が伝わる正徳寺(→)がある。 境内に住職が住んでそうだが、 やはり、寂然とした寺だ。 庭では、秋の実が 色づいていた。 | ||
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青木集落から、道を西に進む。 西隣の青津集落には、木像阿弥陀如来像(13c後半)の伝わる、 浄泉寺や、東北第2の前方後円墳: 亀ヶ森古墳 がある。 (これらの寺社・古墳の詳しくは、 会津坂下町役場HP を参照して下さい。) やがて、低い山並みの直前で、T字に至る。 左手には、坂下町営スキー場(積雪量少ない)が見える。 右手は、緩やかに山を越える道に続く。 右(勝負沢峠)に進む。 | ||
![]() 振り返って見ても、 やはり、低い峠だ。 | ||
十字路を真っ直ぐ進むと、東羽賀集落だ。 現在の集落の道は西に曲がるが、無視して真っ直ぐ行くと、 只見川に ぶつかる。 この川 少し上流・県道340号線の橋から見ると(↓)、とても幅が広い。 (橋の南東に2〜3分の駐車スペースあり。) 川の中に、2つの島(写真中央の鉄塔の下とその左)がある。 鏡の様な水面に、水鳥達が、水紋を作っている(写真中央下)。 地図を見ると、元の川は、島の右から、島の向こうを流れ、 少し手前に戻ってから、向こうに流れるS字状だった様だ。 ![]() ここじゃ ないだろうか? 会津地震の際に出来た山崎新湖、 街道が、坂下町を通る道に変わった原因となった湖は! ルート上、他に湖っぽい所は、他に無い! 得意の妄想的推論で、検討してみました。 こちら 。 山崎新湖を捜している時、 長床(熊野神社) を見つけました。 こちら 。 | ||
只見川を渡ると、西羽賀集落だ(340号線はバイパスしている)。さらに、 塩坪峠(やはり低い峠だ、現在は塩坪トンネル)を越え、塩坪集落に至る。 ★塩坪遺跡: 1万4〜5千年前(旧石器時代の終わりの方)の打製石器が出土した. これに関して、高郷村のHPは、概論的説明のみで、写真等もない。 Faxによる質問にも返事なし。おそらく整備・管理されていないだろう。 塩坪から阿賀川を渡ると、高郷村のもう一つの中心地・荻野だ。 ![]() 街道は西へ行くが、東へ少し戻ると、県立荻野 漕艇場(阿賀川・東京電力新郷発電所ダム湖)が ある。地元近くの高校生等が練習していた。 あいにく、曇天だったたので、写真は暗いが、 晴天の日は、明るい!(当然?)。 | ||
街道が、塩坪から阿賀川を渡り、荻野を経由したかどうかは、 ![]() しかし、塩坪からの阿賀川南岸は、写真(→)の 如き絶壁である。塩坪まで行ったなら、対岸に 渡らざるを得ない。(写真は高郷中学校向いあたり) 高郷村では、写真の様な地肌の出た崖を、少し 掘ると、化石(主に貝)が! ザックザクと出るらしい。 アイヅタカサトカイギュウと言う、ジュゴンに似た 恐竜の化石も出土した。 (詳しくは、 高郷村HP を参照) | ||
![]() 阿賀川南岸を、西へ行く。 尾登集落(←、対岸高台で撮影)を 経て、西会津町野沢に至る。 | ||
![]() 1999年 復活した。ほぼ毎週末、尾登をも 貴婦人SLC57が走っている。 薄モヤ天気で、画質粗いですが、 バック等の大きな写真は、 こちら。 |
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