このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください






[4] 二本松街道  (二本松へ15里(60km) )

 ・二本松街道は、会津と中通りの連絡道路であるとともに、
  若松から、鶴ヶ城の支城・亀ヶ城(猪苗代城)や土津神社(はにつ神社:藩祖・
   保科正之を祀っている)
への往復道として重要であった。

 Route
 ・若松ー猪苗代間 は、磐梯山麓を通り、宿場の置かれた本道・下街道と、
  猪苗代湖北岸を通り、近隣の村を結んだ上街道に、分かれている。

 ・上街道は、沓掛峠までは、白河街道と同じである(滝沢本陣ー滝沢峠ー金堀
  集落−沓掛峠)。沓掛峠で白河街道と別れ、強清水ー赤井谷地ー戸の口ー
  十六橋ー天鏡閣近くの小山を越え−三城潟(野口英世記念館やガラス館のある所)
  を経て、猪苗代町に至る。

 ・下街道も、市内・養蚕神社(こがい神社)の手前までは、白河街道と同じである。
  養蚕神社の西の道を北上し、(千石通りと国道49号線の交差点の少し東で)国道49
  号線と交差し、少し49号線の北側を西に行く。

  若松市の北東角・公設地方卸売市場付近で、再び49号線と交差し、その北西
  の道を登る。松窪集落(松長団地手前)ー八田(磐梯河東I.C.南)ー大寺(磐梯町!)
  を経て、県道7号線を東へ行き、猪苗代町に至る。

 ・猪苗代町から、南東へ行き、(志田浜向かい:陸上運送・湖上運送の要)関都の
  三集落(北から都沢、関脇、壷下(つぼおろし))に至る。壷下から、東の山・・
   楊枝峠(”中山峠”:国道49号線の中山峠の北 約2.3km)を越え、中山宿ー
  磐梯熱海温泉に至る。熱海から県道8号線沿いに、横川(=玉川)を経て、
  本宮に至り、奥州街道と合流し、二本松に至る。


 Photo:幹線であるので、現在の所、取材予定なし。
   下街道の大きな宿駅、磐梯町(大寺:市街地&本寺:慧日寺門前町)の
   ” 慧日寺 ”、” 龍が沢湧水 ”は、別テーマのページにあり。

   上街道の一部((滝沢本陣ー沓掛峠)ー強清水ー赤井谷地ー戸の口ー十六橋)
   は、「 白虎隊の歩いた道 」にあり。

    街道の目的の一つ土津神社、取材しました。こちら。 (新ウインドウ)
                 桜満開の亀ヶ城も、取材しました。こちら。


                               「会津の街道トップ」に戻る?





[5] 米沢街道  (米沢へ14里(56km) )

 ・米沢街道は、参勤交代等には使われてはいない。しかし、伊達政宗の会津
  攻めや、(豊臣勢からの)敗走時に使われた道である。蒲生氏郷〜上杉景勝
  時代は、領内の主要都市を結ぶ道として発展した。そして、景勝の米沢転封
  (減封?)、保科正之の入封(新潟県・高遠→山形県・最上→会津)時に、使われた
  道である。

 Route
 ・米沢街道は、若松ー熊倉(喜多方の近く)までは、真っ直ぐ、河東町西縁を、
  北上する上街道と、少し西に膨らみ、湯川村・塩川町を通る下街道がある。

  他に、中街道と言って、少し西へ行ってから、会津若松インターや国道121号
  線(現在の主ルート)付近を北上し、日橋川を渡るあたりで上街道と合流する
  ルートがあった。しかし、このルートは、(集落以外)ほとんど残っていない。

 ・1608年、蒲生秀行の時、上・中街道を廃止、塩川を通る事に定められた。
  (下街道が本街道筋になった。)

 [上街道]
  上街道は、「札の辻」から、野口英世青春通り(=大町通り)を北上し、
  栄川酒造の中央付近で、鉄道線路を越え、駅西を北上し、国道49号線と、
  交差する。

   「札の辻」から、野口英世青春通りを少し南に行くと、
  左(東)手に、喫茶店「会津壱番館」があります。
  野口英世の手を手術した会陽医院の蔵を復元し、
  中を喫茶店にした店です。

  南に行っちゃ〜、米沢街道では ない 蛇足でした。

  国道49号線からのルートは、ほぼ県道69号線に沿い、河東町西縁を北上、
  熊倉集落(国道459号 喜多方ー裏磐梯線 が、急に登り始めるあたりで、県道69号線を南
   に2km弱下った所の集落)
に至る。

 [下街道]
  下街道は「札の辻」から、西へ、しばらく越後街道と同じ道を行く。
  渋川問屋を過ぎ、線路を越え、西七日町の西部付近で、
  (→)角に交番(左1/3 灰〜薄水色の四角い建物)のある、
  Y字路を、右に折れる。

  区画&耕地整理で、道は、真っ直ぐになり、昔の面影は
  無いが、ここが、下街道の入り口だ。

  その道を北上、49号線を越え、湯川村〜塩川町を経て、熊倉に至る。

 [熊倉集落から]
  熊倉集落からは、小国山系の山麓を巻き、大塩温泉で、国道459号線と合流
  する。しかし、温泉街ですぐに459号線と別れ、桧原湖北端を目指し、斜めに
  北上する。大塩峠(萱峠)、中の七里、蘭峠(あららぎ峠)を経て、桧原湖北西
  角の桧原集落に至る。

  さらに、桧原湖北端の金山集落に至り、そこで、スカイバレーへのルートと別
  れ、北上する。桧原峠(現在ほぼ廃道。約 2km東側を、鷹の巣林道が通って
  いる)を越え、綱木集落を経て、米沢に至る。

 Photo「米沢街道(桧原峠ルート)」




(6) 福島街道
 Route:猪苗代町で二本松街道と別れ、土湯峠を経て、福島に至る。
 Photo:風光明媚!ですが、秋の実 を中心に、取材しました。 こちら

(7) 沼田街道

 ・会津の、いわば、外環状線(16号線?)である。通しで歩くというより、
  奥会津や南会津の、近隣の村々を繋ぐ道である。

 Route
 ・気多宮(けたのみや:塔寺の西隣の集落)で、越後街道と別れる。
  気多宮からしばくは、ほぼ国道49号線で、七折坂(H14年末、トンネル開通)を
  越え、坂本・平井集落に至る。ここで、49号線と別れ、国道252号線を進む。
  柳津を経て、宮下に至る。

 ・宮下ー川口 間は、252号線と別れ、県道237号線に乗り、沼沢湖の東を
  通る。川口からは、再び252号線に乗り、叶津に至る。叶津のT字路で、
  右(289号線西:八十里越:三条市方面)へ行かず、左(289号線東:252号線:
   只見方面)
へ行く。

 ・只見では、右252号線(六十里越:小出方面)へ曲がらず、289号線を進み、
  南郷村・山口に至る。山口では、左289号線(駒止経由田島方面)に曲がらず
  401号線を進み、伊南村・内川に至る。

 ・伊南村・内川でも、Y字路を、左352号線南南東(舘岩(会津高原)経由田島方面)
  に曲がらず、右 401号線=352号線南西 を進み、桧枝岐〜御池に至る。

 ・御池から、県道1号線(登山道)を進み、沼山峠ー尾瀬沼の東ー三平峠を
  進み、大清水小屋に至る。そこから、国道120号線に乗り、戸倉、片品を
  経て、沼田市に至る。


 Photo:沿線の市町村、各施設でHP開設してます。
   ・八十里越の ”鞍掛峠・木の根峠”取材しました、こちら(新ウィンドウに表示)
   ・只見町の企画に参加し、八十里越完全踏破しました。 こちら




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