このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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Q1:(キーワード:子供の頃から、痩せたり太ったり、口を開けて寝る、女性、結婚)
Q2:(キーワード:軽い肥満、発作的に胸が苦しい)
Q3:(キーワード:肥満だが超肥満でない、起座呼吸、重症そう、多忙で受診できない)
Q4:(キーワード:太ってはいない、軽症の無呼吸そう)
Q5:(キーワード:扁桃腺と”のどちんこ”の間が厚ぼったい、そこから膿が出る、
慢性扁桃炎、発熱は年一回、無呼吸検査待ち
、手術するか迷っている)
Q6:(キーワード:受診するか迷っている、自己診断したい、風邪の時)
Q7:(キーワード:疲れた時だけ、手術や装具はイヤ)
Q8:(キーワード:手術や装具はイヤ、横向きに寝ても仰向けになってしまう)
Q9:(キーワード:口呼吸を治したい、鼻中隔の手術を受けた、アレルギー性鼻炎)
Q10:(キーワード:鼻と無呼吸の関係?、鼻の手術したが治らない)
Q11:(キーワード:喘息と無呼吸の関係?)
Q12:(キーワード:CPAPの違和感が強い)
Q13:(キーワード:金縛りと無呼吸の関係は?)
Q14:(キーワード:鼻の手術を受けた、夜間のみ、口が渇く)
Q15:(キーワード:遠方、効率良い受診、口を塞ぐと苦しそうに頬が膨らむ、
レーザーは元に戻る、座って居眠りしてもいびきをかく、
検査・手術の実例その1、(手前味噌その1))
補遺1:検査・手術例その2、その3
補遺2:手術療法の限界超例・限界未満例、保存的治療例
Q16:(キーワード:在宅(自宅)の検査で重症、CPAPになじめない)
Q17:(キーワード:無呼吸検査で極軽症、日中の眠気が強い)
→c.f. Q21もご覧下さい。
Q18:(キーワード:LAUP後、再発した、再手術したい)
Q19:(キーワード:沖縄から、仕事で上京する機会に、 手前味噌 2、その3)
Q20:(キーワード:夜間に動悸で覚醒、肥満では無い、手術効果 30%?)
Q21:(キーワード:無呼吸は正常範囲 呼吸苦で覚醒、フローリミテーション、上気道抵抗症候群?)
Qxx:(キーワード:Q&A全て読んだが疑問あり)
Q1:(キーワード:子供の頃から、痩せている、太っている、口を開けて寝る、女性、結婚
)
○○○と言います。私は小さいころからいびきをかいているらしく、どうにかして
治せないものかと悩んでいます。学生時代は今より20キロ近く痩せていましたが、
家族に聞くと、いびきは体重に関係なくかいていたようです。
ちなみに就寝するときのスタイルは横向きですが、どうやら子供のころから
口を開けて寝る癖があるようで、気付くと開けて寝ているし、
時々自分のいびきで目覚める時もあります。音は聞いた事がないので判りませんが、
このままだと結婚もできませんし、友達と旅行にもいけません。
どうしたらいいでしょうか? 教えてください。
A1:>このままだと結婚もできませんし、
”いびき”をかく人が、結婚できないとは、思わないですが?。マイナスが有っても、
それを補って余りあるプラスがあれば良いと思います。
> 私は小さいころからいびきをかいているらしく、
小さい頃から、かいているのは、アデノイド・扁桃腺(my HPの解説参照)が大きい
場合が殆どです。顎が小さい場合も時にあります。この場合は、やせていても、
いびきをかきます。
>学生時代は今より20キロ近く痩せていましたが、
標準体重より、20Kgオーバーすれば、ほぼ間違いなく、ひどい”いびき”になります。
>就寝するときのスタイルは横向きですが、
症状が強ければ、軽快する横向き寝でも、やはり、相当の症状が残ります。
>口を開けて寝る癖があるようで、
口を開けるのは、鼻から口の奥までの所が狭いためです。鼻、アデノイド、
のどちんこの周り、扁桃腺・・
結局・・まず、標準体重(最悪+20%未満、+10Kg未満?)にする事。
あとは、耳鼻科の受診。my HPのリンクの個人企業のサイトに載っている
耳鼻科(私の所は載ってませんが。)を、受診しましょう。
標準体重でも、尚、狭い所があるのは、耳鼻科でしか、見付けられせん。
Q2:(キーワード:発作的に胸が苦しい、軽い肥満)
去年の秋頃から「無呼吸?」と思うときがあります。最近は落ち着いたのですが。
以前は発作のように起こり、胸が苦しくなったりしてました。
少し悩んでます。アドバイスお願いします。
ちなみに、身長181cm、体重85kgです。
A2:>以前は発作のように起こり、胸が苦しくなったり
心臓・肺・精神的な病気や状態も、可能性はありますが、
睡眠時無呼吸でも、(説明の所に書いてある様に)残り少ない酸素を体中に
送るため、心臓が必死で頑張っていると、動悸を感じます。
>身長181cm、体重85kgです。
肥満度の目安として、小児科では、ローレル指数という、身長の一次関数を
使っていますが、睡眠時無呼吸界では、BMIという指数が使われています。
BMI=体重(Kg)/身長(m)2
です。(私、個人は、身長の3乗で割るべきと、密かに思っていますが)
BMIは、女性で22、男性で23が標準とされています。
BMIを、この標準値で割った物を、肥満度と言い、±20%を超えると、
色々な障害が現れます。
あなたの肥満度は、1.12で、12%オーバー、肥満ではあるが軽度です。
ですから、あなたの無呼吸は、肥満が原因ではないと思います。
扁桃腺が大きい等が原因ではないでしょうか?
やはり、Q1の方と同じく、”無呼吸に力を入れている耳鼻科”を受診する事を、
お勧めします。
Q3:(キーワード:肥満度大だが超肥満でない、起座呼吸、重症そう、多忙で受診できない)
はじめまして、今回主人のいびきが気になりネット上から手探りさせていただきました。
ずいぶん前から無呼吸の状態はあったのですが、最近夜中に気づくとベッドの上に座って
寝ています。朝になると決まって「腰が痛い」「疲れが取れない」と言い、
先日夜中どれくらい止まっているのかと時計を見ていましたら1分くらい呼吸が
出来ない状態でその後いびきとともに呼吸開始し、また直ぐ止まる状態で
隣に寝ていた娘と比べても唇の色まで紫色に変わっているように見えました。
大丈夫なのでしょうか?また何処にいって検査等受けたら良いのでしょうか?
仕事が忙しく休みは日曜にとれるかどうか・・遠くに行けと言っても事情が許さず
都内近郊でと思っているのですが・・どうしたら良いでしょうか?教えて下さい。
A3:かなり重症だと思います。睡眠時無呼吸は、それが直接の死因というよりは、
注意力低下による事故、高血圧・不整脈、形成された血栓が飛んで脳梗塞
(cf.エコノミー 症候群)や心筋梗塞の原因等になる事がある事で注目されています。
日曜日診療いている施設は、私は解りません。多分ないと思います。
リンクページの私企業サイトに載っている施設等に、直接、電話して相談するのも
一方かと思います。
Q3-1:ありがとうございました。早速リンクページから病院を探して電話予約をしました。
夜診察してくださるというので、大変助かりました。(めずらしいですよね)
来週行ってみる事なりました。ちなみに主人は身長170cm体重86kgです。
会社の健康診断でいつも高血圧と中性脂肪がひっかかっていましたが
前回は心臓も精密検査と言われ心電図やらエコーやら検査を受けてきました。
おかげさまで、何事も無かったのですが無呼吸からきていたかも・・
と思うと怖い病気なんですね。
鼻にするマスク等紹介して頂いた様なのですが、
金額はどれくらいするものなのでしょうか?購入にあたっては保険がきくものなの
でしょうか?本人はこれで、熟睡出来るかもしれない・・と楽しみな様子です。
A3-1:>ちなみに主人は身長170cm体重86kgです。
BMI=29.7、肥満度1.35=35%オーバー、
一番の原因は肥満です。治療法としてはCPAP(鼻マスク)で良いと 思います。
しかし、扁桃腺が大きい〜ノドチンコの両脇の膜が広い〜顎が小さい等が、
加味されている可能性も少しあります。余裕があったら、 睡眠時無呼吸に力を
入れていて、手術もやっている耳鼻科も、一度は、受診した方がよいかも知れません。
>鼻マスクを紹介されたのですが、金額はどれくらいするものなのでしょうか?購入にあたっ
>ては保険がきくものなのでしょうか?
購入するとすると、(無呼吸の説明のページにも、一部、書いてあ りますが)、
20万円を切るのもありますが、あまり通院できないのであれば、
30万円台の少し賢いやつを、お勧めします。購入には、保険は利かないと思います。
(これも、無呼吸の説明のページに、一部、書いてありますが)、
一泊(夜のみ)する検査を受けて、重症(一時間当たりの無呼吸数 20以上、
無呼吸・低換気数40以上)と認定されれば(お話を伺う限 り重症の可能性大!)、
保険を利かせたレンタルは可能です。
但し、毎月一回受診しなければなりません。2割負担の人だと、約3千円/月位しょうか?
>本人はこれで、熟睡出来るかもしれない・・と楽しみな様子です。
一度、テスト・ケースで使わせてもらえると良いのですが。
重症な方は、よく馴染みます。
軽症な方は、”何で、俺は、こんな事しなければならないんだ〜”
みたいな感じで、続かない場合も多いです。
起座呼吸になる程の重症な方は、馴染むと思います。
Q4:
(キーワード:太ってはいない、軽症の無呼吸そう)
寝ている時に「んっんっんっ・・・」と唸った後、数秒(?)呼吸が止まり、
「はぁーっ」と息を吐いている(?)と、家族に指摘されました。
今年のはじめくらいからこの症状(?)が起きてるみたいです。自分では全く気が
付きません。苦しくも無いです。これは無呼吸症候群なんでしょうか?
病院に行った方がいいですか?予防法などは無いんでしょういか?
教えて下さい。お願いします。
私は21の女です。身長162体重49。太ってないです。
A2:(病的でないにしても)睡眠時無呼吸の可能性が高いと思います。
肥満でなくても、扁桃腺が大きい・・等でなります。
横向きに寝ると改善しませんか?
もちろん、正確に診断していただいた方が安心です。
が、呼吸停止が数秒なら、まだ、様子見ていても大丈夫です。
Q5:(キーワード:扁桃腺と"のどちんこ"の間が厚ぼったい、そこから膿が出る、
慢性扁桃炎、発熱は年一回、無呼吸検査待ち、手術するか迷っている)
睡眠時無呼吸症候群及び上気道抵抗症候群の情報を検索して
ここにたどりつきました。ここBBSは初めてチェックしました(^^;
「睡眠時…」については検査の予約待ちの段階です。
慢性扁桃炎でしょっちゅう扁桃腺は膿んでいます。
ただ発熱は年1回くらいなので摘出は躊躇しています。
違和感を感じるたびに喉を観察して疑問に思っていることがあるのですが、
時間があったら教えていただけますか?
場所はなんと説明していいのかわからないのですが、
扁桃腺とのどちんこ(軟口蓋?)の間にあるライン、
「手術的療法」の画像の青縦腺の部分があつぼったいのです。
どんな感じかと言うと「いびき・無呼吸時の咽喉の様子」のページの一番上の
動画ののどが狭まったときの様子。普段の様子がこんな感じです。
しかも先日はこの厚みの部分から膿みが一杯出ました。
診察したときにはすでになくなっていたのですが、なんといっていいかわからず、
いつものように「扁桃腺が膿んで…」としか言えませんでした。
お医者さまにかかるとき、これはなんと説明すればよいですか?
「のどがはれる」というのは扁桃腺でなくこの部分をさすのでしょうか?
相変わらず厚ぼったいのですが今後気をつけた方がいいことはありますか?
家にある本では側面からの名称しかなく困っていました。
都合良く画像に線が引いてあったので(BBSに)書きこんでしまいましたが、
こんなこと質問してもよかったのかしら?
HPは動画もあって充実したHPだと思います。とても勉強になりました。
動画も”きもい”と思いつつじっくり見入ってしまいました。
A5:> 扁桃腺と"のどちんこ"(軟口蓋?)の間にあるライン、
>「手術的療法」の画像の青縦腺の部分があつぼったいのです。
>厚みの部分から膿みが一杯出ました。なんといっていいかわからず・・
実際に、貴方を診察した訳でないので、断定的な事は言えませんが、
・動画にあった扁桃腺(緑横線)(表面に月面クレーターの様な凹み有り)は、
(中年の方だったので)若い人よりは、低い位置に有ります。
・(扁桃腺に誤解が無かったとして)扁桃腺の前後に弓状の膜が有ります。
それぞれ、前口蓋弓、後口蓋弓と呼ばれています。どちらも、上方は、
口蓋垂(のどちんこ)に、つながっています(咽頭後壁(口の突き当りの壁)とは、
離れています。
c.f. 軟口蓋(口の天井の後半分の骨の無い所)と言った場合、大体の場合は、
前後口蓋弓の上方部も含んでいると理解してください。
一方、咽頭側索という組織があって(これも扁桃組織です)、これは、
咽頭後壁(扁桃腺の内側)にあり、帯状に小さな凸凹があります。
(扁桃腺炎でない)通常の咽喉風邪は、ここが、やや透明間のある赤色で、
腫れてきます。炎症がヒドイと、不整形の白い膿が付きます。上方は、あくまで
後壁で、のどちんこには、つながりません。
どちらが腫れているかは、実際に診察してないと、何とも言えません。
咽頭側索の場合、普通は手術しません。
後口蓋弓の厚さは、人により大分異なります。3〜4mmであれば、
結合組織(組織同志を繋ぐ紐)が多い、脂肪がある、等によると思います。
>膿が出た!→一般的には、そこから膿が出る事はありません。考えられるのは、
1.扁桃腺が、後口蓋弓に隠れていて、そこから膿が出た。
2.咽頭側索が膿を持ち、膿瘍(膿の沼?)を作った。
2.は、とても痛い!ので、80〜90%の確率で、1.と思います。
>「睡眠時…」については検査の予約待ちの段階です
>摘出は躊躇しています。
お話を総合しますと、
いびき・無呼吸が有るのであれば、(診察してないので断定できませんが)
慢性扁桃炎・扁桃肥大が原因の、いびき・無呼吸の様に思われます。
何科を受診されてるのか分りませんが、(無呼吸の得意な)耳鼻科も、
一度、受診された方が良いと思います。
★(口蓋)扁桃(腺)[口の奥の両側のピンポン玉みたいな物]摘出について。
一般に、小児科医は、扁桃腺は免疫(外敵をやっつける力)に関係してるので、
極力取るべきでないという考えです。中国の学者は、小児麻痺を懸念してます。
耳鼻科では、口蓋扁桃(腺)は、
(母体の内にいる時や乳児期においての役目は、まだ不明ながら)
免疫系の抹消器官で、それを摘出しても、致命的な欠落症状は出ないと、
されています(地方の赤字店舗を閉鎖しても大勢に影響無い、みたいな)。
元東大耳鼻科教授の切替先生のまとめでは、
4歳以降であれば、適応があれば、摘出して良いとされています。
口の奥の周りには、(口蓋)扁桃(腺)、アデノイド(いびきの説明参照)、
前述の咽頭側索、舌根扁桃・・等、扁桃組織はたくさんあります。これらの扁桃の
役目としては、口から入ってくる外敵の認識(見張り役)と伴に、
消化器で活躍する免疫系成分 IgA の産生があります。
扁桃腺によるIgAの産生は、8歳がピークで、12歳では大分減少し、20歳以降では、
殆ど産生されていません。また、口蓋扁桃を摘出すると、一時的にIgAが減少する
事もありますが、数ヶ月で元に近くなります。
見張り役も、その他の残った扁桃組織が、代わりに頑張るので、大丈夫です。
結論としては、
(口蓋)扁桃(腺)が有るために、体に不利な事、
しょっちゅう熱を出す、いびき・無呼吸がひどい、IgAが腎臓を壊している、
手足に膿の様な水泡ができる・・・
等がある場合は、(耳鼻科医としては)摘出した方が良いと言えます。
>動画も”きもい”と思いつつ・・・
私の知人も、その様な感想を言ってました。興味ない方は、そこは飛ばした
様です。病気で悩んでいる方には、何とか見ていただけた様です。
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