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製作中のグルグル走行線[HOレイアウト] その2
ライン

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 廃線跡を訪ねて

 えっ! なんで?

 愚行を重ねております。 全線開通させる(エンドレスにする)どころか、僅か180°ターンを敷設しただけの路線が廃線になりました。
内周線が短絡です外周線も短絡しました
内周線が完全短絡外周線も短絡

 内周線で車両をテスト走行中、突然に停止したので検電してみると完全に短絡していました(左上写真)。 原因が全く分かりません。 カツミ製の金属道床であること、おまけにそもそもが古いレールだったこと、があったので、1本1本、絶縁が破れていないかを確認しながらパネルへの貼り付け、半田によるレール同士の連結、連結後の検電とテスト走行を常に繰り返しながら、ここまで作業してきました。

 その結果の短絡です。

 どうにも合点がゆかず途方に暮れてしまいました。 試しに外周線を検電してみると、ここでも短絡が始まっています(右上写真)。

 外周線での短絡は、まだ完全導通というところまでは至っていません。 そのためか、昔の所謂“フレミング左手の法則で力づくで走らせる”タイプの車両は火花を散らしながらもどうにか走るようです。

 しかし今どきのデリケートなDCC搭載車では、プログラムどころか回路自体を壊してしまいそうで、とても走らせる気にはなれません。

 一体、何が原因だったのでしょうか。 考えられる原因? ・・・レールの研磨粉でしょうか? 瞬間的な短絡で絶縁膜が破れた(溶けた?)のでしょうか? それとも道床中に入り込んだ「物好き虫」の死骸を通じて導通してしまったのでしょうか?
 バラストを介しての湿気、ということではないようです。

 もうさっぱり判りません。 レールをボンドで固定してしまっているこの段階になり、できることといえば掃除機でレール上を念入りに掃除することだけです。 しかしそれは何の改善も見られず、結果は疲れただけの虚しすぎるものでした。

内周線を剥がしてみます

 悪あがき承知で内周線を1本だけ剥がしてみました。

 記念撮影ができただけでした。

 これはこれでシーナリィやストラクチャーの一つと割り切ることはできるのですが・・・

   こんなのイラネ〜 (単なるスペースの浪費です)

 クヨクヨしていても仕方がありません(おおーぅ 前向きや!)。

 そもそもが「Nレイアウトを製作途中のイライラ解消のため、HOでグルグル走行線を!」というのが発端だったわけで、いつしか内・中・外の3線にも欲張ってしまったこと(留置線までも・・)も落胆を大きくしているわけですし・・・(←事実とは言え、辛い弁解だぁ)

 ということで、生き残っている中間線を延ばして取り敢えず、エンドレスを実現させることにしました。

 正直に申しますと、子供の頃にHOに熱中したといっても所詮はお座敷運転どまりでした。 こうやって、一部区間だけですが固定路線で車両を走らせたことは無かったのです。
 だから、車両を脱線させることなく延々と走らせられるという喜びと感動は、2路線を短絡事故で失ったことなぞ、一瞬でどこかへ吹き飛ばしてしまうぐらい、新たな活力を与えてくれるものでした。でも、すれ違いや追い抜きができない・・

 今の気持ちは次期レイアウトです。 「次期」 ←これがNレイアウトを指すのか、HOレイアウトを指すのか、まだ自分でも判りませんが、これで何時でも気が向いたときにここへ来て、列車を走らせることができるのです。

 そうしている間にもKATOのユニトラックが昔のブラスモデルによって受ける影響や、DCC制御への展開のし易さなどが検証されてゆくものと思います(結局、走らせて遊ぶ、ちゅうわけですね!)

 Nレイアウトの製作が、それほど遠い未来のものとなってしまわない程度に、今後、検証を続けます。 V(^oo^)

                           お ま け  (←クイックタイム動画です)
中間線を延伸しますエンドレスにできました
【2008.4】

【再開】

 悪夢の短絡事故から数年間、工事を放置してました。

 その間、生き残った1線だけで果てしのないグルグル走行をして気を紛らわしたり、Nの車両工作に没頭したりしていました。 正直、これらで短絡事故の悲劇から逃げていたということもあったと思います。

 でも、Nの工作をやればやるほど、何かモヤモヤするものがありました。

 各地の16番レイアウトを訪問するにつけ、当然のようにモヤモヤは増してゆきました。 そんなこんなを経て、ようやく重い腰を上げることになったのが、2011年、早春のことでした。

 まずは、いちばんのネックだったレール剥がしから。

 レールはゴム系ボンドでベース面に固定してしまっていますが、既にネットなどで知られているようにエタノールで剥がせる、ということなので、一番安価な消毒用エタノールを購入。

 それでも、強引な作業が必要だろうと思っていましたが、案ずるより産むが易し。

 意外と簡単に剥がれるものですね。
レール剥がしに使ったエタノール

 生き残っている1周(KATO ユニトラック)は剥がさなくてもよかったのですが、作業が面倒になるので一緒に。 エイッ!て

健全レールも剥がしましたついでに邪魔な柱も除去

 ↑ ついでに、目障りだった三段BOXの柱部分も撤去しました。
 (上左写真が撤去前で、上右写真が撤去後)

剥がしたレールの残骸

  ← もったいないけど、剥がしたカツミ製レールは思い切って廃棄することに。

三段BOX内に残る開口を広げましたこちらにも切欠を追加

 ということで、改めて、レールを敷設します。

 レールは、エンドウのニューシステム(プラスチック道床)を使う以外、以前と同じ組み合わせです。 つまり、エンドウのニューシステム+篠原フレキ#100と、KATOユニトラック+篠原フレキ#83です。

 レイアウト自体も、基本的には以前と同じようにオーバル型エンドレスを3周重ねたグルグル走行線とします。ただ、折角なので、外周線と内周線とを繋ぐバイパス線を追加することに。

 バイパス線は高架にしなければならないために、また新たに干渉部位の切り欠きやベース面の拡張などが必要です。

 なので、また大工仕事を少々。

壁際にラック柱ラック柱上にレール

 もう一つの趣味であるDIY店ぶらつきで、放出品のラック柱(一定間隔で溝が切られた棒材)を発見!  溝は不要ですが、この点を除けば、このラック柱はバイパス線を壁伝いに敷設する部分でのベースとするのにうってつけです。

 やっぱり、買い物は“足”でするものですね。
高架途中のスペーサスペーサにレールを載せるとこんな感じ

 高架への昇り降り勾配は、レイアウトルームが狭いので3%にしました。 ただ、最高位の110mmまでを一気に昇り降りさせるというのは、ひょっとすると登り切れない車両が出てくるかもしれない、という不安があります。

 そこで、勾配途中に水平な緩衝区間を設けることにしました。 緩衝区間を40mm厚の発泡スチロール板から作ります。 この緩衝区間にポイントを設置しました。
ポイントの設置

 勾配はフツーにサブテレインを使用しています。  固定も、これまたフツーにグルーガンです。

 参考にならない記事ばっかしで、申し訳ございません。

 → 壁伝いに勾配線を敷設しました。

サブテレイン
壁伝い線

 ところで、カツミ製の金属道床レールとKATO製のユニトラックとでは、レール高さが不一致であることは前回触れました。

 おさらいしますと、 →
レール端面の比較

 [左 カツミ製]     [右 KATO製]

 前回の作業でも、この寸法違いを修正するためにかなり手こずったのですが、今回使用するエンドウ製のニューシステムレールは、これまたカツミ製の金属道床レールとレール高さが違うのです。

 おっと、忘れてはいけません。 それだけではなく、篠原のフレキシブルレール#100と#83との間でも、当然のようにレール高さが違います。 おまけに篠原のコルク道床は7.1mm厚です。

 なんでこんなに寸法がバラバラなのでしょう。

レール端面の比較レール端面の比較
[左 カツミ製]   [右 エンドウ製] [左 #100]  [右 #83]

 というわけで、最も分厚いエンドウ製ニューシステム(11.3mm厚)を基準に高さ合わせが必要になります。

 KATO製ユニトラック(9.6mm厚)には、1.7mmのスペーサを敷くことにします。

 また、篠原#100(4.1mm厚)にはコルク道床(7.1mm厚)+0.1mmのスペーサを敷き、篠原#83(3.8mm)にはコルク道床(7.1mm)+0.4mmのスペーサを敷くことにします。

 0.1mmや0.4mmのスペーサはともかく、1.7mmという、微妙な厚さのスペーサをどうするか、ですね。 しかも、加工が簡単で安い材料が希望です。

 で、いつものようにDIY店を回って、こんな商品を見つけました。 ↓

スペーサ用材料

 樹脂製の段ボールのような材料で、厚さが1.5mmとなっています。 それに、中空構造で超軽量であって、ふつーの紙切りハサミでさくさくと切断できます。 工作性は抜群ですね。

 ただ、強度的、防音的ににどうかな? というところはあります。 ま、取りあえず強度面は大丈夫そうなので、使ってみることにしました。

 この素材に、あと0.2mmを加えればよいことになります。 0.2mmは、白ボール紙を重ね貼りすればなんとかなりそうです。

カーブに合わせて切り出してみた

 白ボール紙の貼り合わせ後、カーブに合わせて切り出してみました。 ↑

 外周部に作った半月状の切欠は、グルーガンによる一気固定(ホットメルトの浸透)を狙ったものです。
スペーサを噛ましてレールを固定してみました

 次は、レイアウトルームへの出入口部分です。

 出入口を横切るようにレールが走るので、この区間は着脱可能にするか、或いは蝶番(ちょうつがい)によって跳ね上げ式にするか、を考えていました。

 でも、いずれの構造を採用した場合も、レール連結時の脱線がつきまとうように思いました。 ここでの脱線は、レイアウトルームの下、つまりロフト(3階)から2階まで車両が落下する危険を意味します。

 それに、レイアウトルームを出入りするのに、いちいちレールの連結をはずさなければならない、というのは面倒すぎます(最初に思いついたのはトイレでした)。
ベニヤ橋の架設完了 なので、出入口を横切るようにベニヤ板を固定し、その上にレールを敷くことにしました。

 2008年4月の写真(↑)とあまり変わりませんが、仮止めのクランプが無くなり、支持脚が追加されています。

 レイアウトルームへの出入りは、このベニヤ板の下(床からの高さ約60cm)をくぐることになりますが、それほど不便でないことを確認。
レール敷設中レール敷設中

 せっせ、せっせとレールを敷いています。

高架線もここまできました

 高架線もここまで敷きました。

 何度も書いてますが、この部分はレイアウトルームの出入口です。

 なので、プチ観客があった場合(あるのか?)には、この場所が観覧ポイントになると思われます。

 そこで、ここでのジョイント音を大きくさせることにしました。 ユニトラックの連結間に2mmのプラ角棒を挟み込み、レールギャップを広めに取ります。

ギャップは2mm
ギャップを補うためのバイパス線

 レールギャップを広くしたのに伴い、レール間をバイパス線で繋ぎました。

 2011年6月の現状です。

 外周線だけがエンドレスに繋がっています。

 なので、れいによって遊んでばかりです。

外周線がエンドレスになりました
【2011.6】

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