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西鉄バスのカラフルな方向幕。

福岡都市圏東部と東南部、篠栗町、久山町などはブラウンが基調色となっていました。

 

同地区を担当する、土井営業所・篠栗営業所の方向幕をご紹介します。

 

 

 ●更新日 :2014年12月27日 

 ●掲載地区:福岡市東区、篠栗町、粕屋町、久山町

 ●担 当 :土井・篠栗

 ●地域特性:ベットタウン、住宅街、丘陵部

 ●沿線要所:城戸南蔵院天照皇大神宮

 ■もくじ(ページ内にジャンプします)

■篠栗営業所■

■土井営業所■

 

▼30番 篠栗線

▼72,72−C番 多々良線

  ▼その他(呑山観音、上脇田〜土井営、内幕)

▼31番 篠栗線

▼73番 土井〜博多駅線

 

▼31−A,31ーC番 篠栗線

▼74,74−C番 大川線

 

▼310番 都市高速篠栗線

▼75番 多々良線

 

 

 ■篠栗営業所■

篠栗地区バス路線概要


  30番  篠 栗 線

 

篠栗地区と博多駅・天神地区とを結んでいた30番。

 

数えるほどの本数が細々と走っていましたが、
JRが本数・所要時間の面で圧倒的優位に立つこともあってか、また筑豊急行が篠栗〜博多駅間の代替を果たす事もあり、
2000年前後に廃止されてしまいました

篠栗営業所30番方向幕

西鉄バス廃止路線30番方向幕

 

 

  31番  篠 栗 線

西鉄バス31番廃止路線方向幕

天神と篠栗とを結ぶ31番。千代町から先は、ひらすた国道201号線(旧道)を東に向かう、単調ながらも伝統の路線です。

 

2010年4月に、都心側終点の西公園バス停が、「大濠公園」に改名。

その後LED化されたことから、方向幕の販売が行われました。

 

通常見られる幕。数年前に廃止になった若杉登山口行もありました。

終点の大まかな地域(=篠栗)の間に詳細な目的地を書くあたり、

表記方法は北九州風。

福岡地区らしからぬ表記です。

 

 

西鉄バス八木山峠経由31番の方向幕

末期は早朝1便が残っていた天神〜八木山峠〜飯塚の直通便
2000年頃(?)の二瀬川以西の廃止と同時に、同じ峠区間を走る八木山急行が通過していた「八木山展望台バス停」も廃止となりました。
その八木山急行も今ではバイパス載せ替えとなり、無番の系統が細々残っていましたが、廃止。八木山峠区間を走る路線バスは消滅しました。

 

▼近年路線延長・・というよりも、長者原以遠の若干の減便実施と同時に開設された粕屋町役場行き。▼その下は横幕。天神日銀前の表記が独特です。

粕屋町役場の方向幕

飯塚バスセンターの西鉄バス方向幕

方向幕

二瀬川

若杉登山口

 

篠栗駅前を走る西公園行。

一時期、西鉄バス二日市篠栗支社だったため、営業所表記が「二」になっています。

廃止日間際の若杉登山口行。天神出発直後です。

 

 

   31ーA、31−C 番  篠 栗 線

 

31番の派生系統です。路線の存在時期はよくわかりませんが、どちらも比較的短命だったかと思います。

31-A 天神〜門松は31と同じ、その先201号線バイパスを経由して二瀬川まで行く路線。
バイパス沿いに点在する集落での集客を狙った路線だったのでしょうか?
今でも筑豊特急が走るバイパス沿いには、「津波黒バス停跡」等にバスカットが残されています。


31-C 310番の前身ともいえる系統。

31-Aと逆に、門松まで都市高速・201号線バイパスを経由し、門松から31番と同じ経路を通ります。
良さそうな経路設定にも思えますが、なぜ廃止に追い込まれてしまったのか不思議ではあります。
勝手な憶測でしかありませんが、当時都市高速が貝塚ランプまでしか開通しておらず、201号バイパスの下道を延々と行くことになり速達効果がなかった・・そんな理由なのでしょうか??

 

西鉄バス廃止路線、篠栗営業所

西鉄バス31-A

西鉄バス31-C

西鉄バス31-C急行西鉄バス31-C急行

筑豊急行&特急編でご紹介していますが

31-C急行系統です。

 

S型高速車、飯塚営業所の筑豊特急車の幕に搭載されていた物です。

福岡では非常に珍しい高速車を使った路線バス。

長続きせず、90年代半ばには廃止されました。

 

 

   310番 都市高速篠栗線

西鉄バス310番

2003年開設の、篠栗地区の新路線。

31番の速達系統だけに、末尾に0をつけ310番として開設されました。


長者原より先は都市高速粕屋ランプ経由で天神へと向かいます。
1車線の下道のイライラ渋滞もどこへやら。 基本は大型車専属で、中型車が運用にはいることは稀です。

 

大型車の前幕。ほぼ310番専属だったためか、非常に汚れが目立ちます。

城戸南蔵院の参拝客を狙った土日運行の二瀬川行。短命に終わりました。

 

←↓中型車の前幕。大型車に比べ詰まった印象を受けます。

 

↓短命だった、ノーマル幕

路線開設後数ヶ月は、現行のカラー幕ではなく、この幕で運行されていました。 二瀬川発着便のコマは、この頃から用意されていたのですね。

 

↓↓その下は側面幕です。

西鉄バス篠栗営業所

西鉄バス310番の旧方向幕

西鉄バス日の浦口

西鉄バス天神

 

運行開始当時の幕です。しばらくしてブラウン一色の幕に切り替わりました。

天神橋口を行く310番の西公園行。

篠栗が二日市交通の車庫だった頃の1枚です。

 

 ■土井営業所(茶色系統のみ)■

  72・72−C番  多 々 良 線

 

福岡市東部の土井地区・久山町北部と天神とも結ぶ中核路線。

ただ最近は都市高速系統へのシフトや、郊外線を中心に減便が進んだ上、

2011年に大規模な路線再編が行われ、72番から77番・78番と改番されました。

・改番後は全車LED

 

72番の都市高速系統、72ーC番

C=貝塚ランプ経由を意味していました。

(現在は都市高延伸に伴い、貝塚ランプは消滅。松島ランプ経由になっています)

 

流通センター経由は、流通C〜八田間で、72番と異なる経路をショートカットします。

あえて多々良に「西鉄」が付いているのは、JR九州バスの博多駅〜直方駅腺がほぼ同じ経路を通っているためでしょうか?

 

猪野行も2000年代半ばまでは30分毎にありましたが、やがて毎時1本、2011年には消滅。27-B系統にバトンタッチ。

 

↓→少数派だった72番のみどりヶ丘団地系統

このみどりヶ丘団地の南端には新幹線が通過。折り返し場も、高架沿いです。

西鉄バス72番

西鉄バス方向幕土井営業所

西鉄バスみどりが丘団地

西鉄バス方向幕

側面幕です。

 

72-Cの側面幕です。

土井営業所のこの時代の側面幕について、西公園行にはなぜかローマ字表記がありません・・。

 

←↓都心行の72-C。流通センターが赤文字なのがポイント!

 

↓猪野行の下道便。一番上のコマですが、「八田」と「多々良」の順番が逆。

エラー幕です。

 

←↓↓72番ではレアだった名子止の幕も用意されています。

 

↓↓↓72Cのみどりヶ丘団地便(現在は全便土井団地行き)。

 朝夕のみ運行、74−Cの東鉄工団地便(現在は上脇田〜東鉄工団地間廃止)

それに朝ラッシュ時の72番の流通センター止め

レア系統3種です。

西鉄バス方向幕土井営業所72-C

西鉄バス猪野

土井営業所西鉄バスの方向幕

西鉄バス74-C

 

流通センター通勤客で込み合う朝の天神発便です。

多々良川沿いを走る土井団地行き。

蔵本バス停に止まる猪野行です。

 

 

  73番  土井〜博多駅 線

西鉄バス73番

土井地区と博多駅を結ぶ73番。JR香椎線+福北ゆたか線乗り換えが主流なのか、もともと需要が少ないのか?中型車での運行を多く見受けます。

流通センターを「コの字」に経由するため、結構な時間を要する路線です。

土井営業所発着は八田小学校経由、土井団地発着は八田団地経由と、地味なバリエーションがポイントです。

 

←比較的新しめの中型車の後ろ幕です。

 

↓←大型車搭載の、上よりも古めの後幕。

 

 

↓横幕です。経由地表記は「豊一丁目」。このバス停を経由する多くの便を担当する宇美営業所は「豊二丁目」を表記しますが、

なぜ隣り合わせの違うバス停を表記するのか若干不思議なところです。

土井営業所の方向幕73番

 西鉄バス土井団地

 

博多駅に到着した73番。

土井の中型車が固定で入っていました。

博多駅で客扱い中の土井団地行き。

 

  74、74−C 番  大 川 線

 

長い間土井の担当でしたが、近年篠栗担当となった74番。最近は残念ながら末端の廃止や減便が目立つ路線です。

 

↓篠栗の大型車に装備されていた74番。ちゃんと一日数本しかない74-Cも用意されているのが嬉しいところ。 比較的新しい時期に作られたため、74-Cの坪見・東鉄工団地、74の東鉄工団地はありません。

 

→土井の車に装備されていた後幕。西公園行も用意されています。

一時期朝1本のみ、74-Cの坪見止めが運行されていました。

土井営業所74番の方向幕

西鉄バス74-C

西鉄バス土井営業所74番

西鉄バス東鉄工団地

東鉄工団地行のコマも健在。

 

↓側面幕です。

昔は猪野までの便も走っていましたが、2006年の上脇田~東鉄工団地間の廃止の上、坪見~上脇田間も朝夕と昼の入出庫便用の運用になってしまいました。

西鉄バス坪見

西鉄バス上脇田

 

 

  75番  多々良線

 

72番の弟分的な存在だった75番。

 

千代町〜吉塚駅の1kmほどの区間で、妙見経由の72番に対し、県庁経由の75番と、微妙な違いのうえ、流通センター+多々良を経由する地味な大回りをします。

また、レア系統の東区役所経由も75番です。

2011年の路線改変により、現在は79番を名乗っています。

 

 

→土井の後ろ幕です。

 

↓側面幕。他の土井系統と同じく、天神行はローマ字あり/西公園行は無しです。

東区役所経由の幕です。

 

↓→こちらは県庁経由の側面幕です。

西鉄バス75番

西鉄バスの方向幕75番

西鉄バスの方向幕75番

西鉄バスみどりが丘団地

末期は、みどりヶ丘団地まで乗り入れていました。

 

こちらも県庁経由と東区役所経由で幕のバリエーションがあります。

 

昭和通を行くみどりが丘行の75番です。

 

 

 

 

 

 

  そ の 他

西鉄バス呑山観音

←篠栗町北部の山中にある、呑山観音と篠栗駅を結ぶ臨時系統

毎月臨時運行されます。

 

シッカリ幕も用意されています!

 

 

 

 

 

 

西鉄バス路線権維持系統

西鉄バス上脇田

 西鉄バス内幕

西鉄バス愛好家には知られていた路線権維持路線。

土井営業所→古賀橋→上脇田

2009年6月に廃止され系統です。

 

末期は日曜日の片道のみ。

しかも74番の送り込みでもなく、到着後は回送。

ミステリアスな系統でした。

 

昔は下山田経由だったのでしょうか??

 

←幕末期は、トリアス久山が明記されるようになりました。

 

 

 

 


西鉄バス土井営業所

←土井営業所

営業所と整備工場を中央に配置し、周囲をぐるりと囲むように駐車場があります。なかなか年季の入った建物です。

 

 

←↓篠栗営業所

篠栗駅から八木山峠方向に5分ほど進んだ場所にある篠栗営業所(車庫)。規模も大きくなく、こじんまりとした建物です。

この他に、写真右側へ進んだところに、10数台が入る第2駐車場があります。

 

裏は雑木林で、いかにも郊外の雰囲気が漂う営業所です。

西鉄バス篠栗営業所

 

 

 

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