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用語集

【異常気象時通行規制区間】(いじょうきしょうじつうこうきせいくかん)

事前通行規制区間とも称する。大雨や強風、高波などで通行に危険が生じる恐れがあるところについてその危険が生じる恐れが発生した時通行規制を行う区間を指す。岐阜県加茂郡白川町河岐(かわまた)の国道41号線で観光バス2台が集中豪雨による土砂崩れに巻き込まれた飛騨川バス転落事故(1968年〔昭和43年〕8月18日。死者・行方不明者104人)を契機に制定された。

国土交通省管理路線の異常気象時通行規制予告標識(三原市糸崎〔いとさき〕八丁目)

島根県管理路線の異常気象時通行規制予告標識(江津市川平町南川上〔みなみかわのぼり〕)

岡山県・岡山市・新見市管理路線の異常気象時通行規制予告標識(笠岡市神島外浦〔こうのしまそとうら〕)

広島県・広島市・三次市管理路線の異常気象時通行規制予告標識(三次市秋町)

 

各地の異常気象時通行規制起点で見られた差し込み式の道路情報板(左:総社市槙谷/右:広島県神石郡神石高原町坂瀬川)

広島県の異常気象時通行規制起点で見られる電光道路情報板(福山市新市町藤尾)

遊歩道(県道路線の通行不能区間)に設置されている道路情報板(山口市阿東篠目)

【○○エフエム中継局】(えふえむちゅうけいきょく)

中波放送局のうち受信環境改善や災害対策を目的としてエフエム電波を用いて放送している中継局を指す。エフエム補完中継局と称することもある。中国地方では現在NHK松江放送局(松江市灘町)と民間中波放送局全4社(山陰放送ラジオ〔BSS、米子市西福原一丁目〕、山陽放送ラジオ〔RSK、岡山市北区丸の内二丁目〕、中国放送ラジオ〔RCC、広島市中区基町〕、山口放送ラジオ〔KRY、周南市徳山〕)がエフエム中継局を開局させている。

【海上寸断】(かいじょうすんだん)

海を跨いで設定されている路線で、途中で越える海に橋がかかっていないために寸断されていることを指す。フェリーボートの設定があるところもあるが、中にはそれもなく、自動車では走破できないところも存在する。また、橋をかけようとしたが財政難などの理由で凍結されたところもある。

中国地方の海上寸断路線

路線名称寸断区間起点寸断区間終点備考
国道30号線玉野市築港一丁目(香川県境)フェリーボートあり。
国道317号線(愛媛県境)尾道市瀬戸田町垂水連絡手段なし。
国道317号線尾道市因島洲江町尾道市因島田熊町フェリーボートあり。
国道317号線尾道市因島大浜町尾道市向島町連絡手段なし。
国道437号線(愛媛県境)大島郡周防大島町伊保田フェリーボートあり。
国道485号線隠岐郡隠岐の島町中町隠岐郡西ノ島町美田フェリーボートあり。
国道485号線隠岐郡西ノ島町浦郷松江市美保関町七類連絡手段なし。
国道487号線江田島市能美町高田江田島市津久茂三丁目連絡手段なし。
国道487号線江田島市江田島町
切串三丁目
広島市南区宇品海岸一丁目フェリーボートあり。
広島県道43号厳島公園線廿日市市宮島口一丁目廿日市市宮島町フェリーボートあり。
島根県道319号西ノ島・海士線隠岐郡西ノ島町宇賀隠岐郡海士町福井連絡手段なし。架橋計画があるが凍結中。

【河川寸断】(かせんすんだん)

あまり見られないことであるが、途中で越える川に橋がかかっていないために寸断されていることを指す。中国地方では鳥取県道/島根県道2号境・美保関線の境港市大正町〜松江市美保関町森山間が斐伊川河口部に当たる境水道によって寸断されている例があるだけである。

【起点】(きてん)

記すまでもなく路線の始まる場所を意味するのだが、本サイトにおける起点の地名表記は路線の起点に終点に向かって立った場合、左斜め前方にある町または大字(原則として郵便番号が設定されているもの)を記している。よって、行政機関が発行する資料とは起点の地名表記が異なる場合があるし起点が同じ場所にあっても路線によっては地名が異なる場合がある。

(例1)同じ場所にあり、地名も同じである場合

地図説明

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左の地図は福山市神辺町下御領/国分寺前交差点である。この交差点を広島県道/岡山県道102号下御領・井原線(東方に延びる道)と広島県道181号下御領・新市線(西方に延びる道)が起点にしているが、起点の地名表記はともに福山市神辺町下御領/国分寺前交差点となる。

(例2)同じ場所にあるが地名が異なる場合

地図説明

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左の地図は府中分かれ交差点である。北東角は福山市三吉町南二丁目、南東角は福山市入船町三丁目、南西角は福山市入船町二丁目、北西角は福山市入船町一丁目に属している。この交差点を国道313号線(北方に延びる道)と広島県道22号福山・鞆線(南方に延びる道)が起点にしているが、国道313号線は南西角の地域の地名を、広島県道22号福山・鞆線は南東角の地域の地名をそれぞれ起点の地名表記とするという本サイトの規則により国道313号線の起点は福山市入船町一丁目/府中分かれ交差点、広島県道22号福山・鞆線は福山市入船町三丁目/府中分かれ交差点とそれぞれ表記することになる。

【○○旧道】(きゅうどう)

バイパスが全線開通した後も何らかの事情で路線名称が変更されていない道路を指す。有名なものとしては国道2号線松永・尾道旧道(松永道路・尾道バイパスに対する旧道。広島県が管理している)や国道2号線佐伯(さえき)旧道(西広島バイパスに対する旧道。広島県〔廿日市市分〕及び広島市が管理している)、国道183号線高旧道(国道183号線高道路に対する旧道。広島県が管理している)がある。

【旧道路法】(きゅうどうろほう)

1919年(大正8年)4月10日法律第58号によって公布され、1920年(大正9年)4月1日に施行された道路法を指す。

【距離標】(きょりひょう)

原則として起点からの距離を示す物件。道路管理者や距離によって様々なものがある。

広島県道で見られる、1kmごとに設置されている距離標(三原市須波一丁目)

【県道番号入り案内標識】(けんどうばんごういりあんないひょうしき)

記すまでもなく県道番号が記載された案内標識を指す。県道番号が記されていない案内標識が少なくない中で県道路線の存在を証明する貴重な手段になっている。

広島県道392号中野・駅家線の県道番号が記されている案内標識。いくつもある案内標識以外にその存在を示すものはない。(福山市加茂町下加茂)

【県道番号再編】(けんどうばんごうさいへん)

国道と違って都道府県道は改廃が激しく、時期によって路線番号が変わることがよくある。主な再編理由を挙げると次の通りになる。
・国道・主要地方道再編に伴う路線番号(整理番号)の付け直し。中国地方では島根県・岡山県・山口県で見られた。
・一般県道の主要地方道への昇格。
・主要地方道の一般県道への降格。例はそんなになく、中国地方ではこれまでに鳥取県道打吹停車場線(1994年〔平成6年〕。26→152)と岡山県道鴨方・矢掛線(1994年〔平成6年〕。64→155)、広島県道庄原・新市線(1982年〔昭和57年〕。44→467)があるだけである。
・県道標識(正式名称は都道府県道番号)の制定(1971年〔昭和46年〕)。中国地方では島根・岡山・広島・山口各県が1972年(昭和47年)に、鳥取県が1982年(昭和57年)に県道標識制定・導入に伴う路線番号再編を実施している(このうち鳥取・島根・広島各県についてはそれぞれの県が発行した資料から実施時期が特定できる。また、その資料から時期が特定できない岡山・山口両県の実施時期も推定できる)。
・他県に跨る県道路線の番号統一。兵庫県と中国地方に跨る路線の番号統一(1994年〔平成6年〕実施)がよく知られているが、中国地方で完結する路線でも主要地方道六日市・錦線が既に県道標識(正式名称は都道府県道番号)の制定後の発足だったにもかかわらず島根県と山口県で違う番号を付けていたのを統一したという例がある(島根県道16号/山口県道74号六日市・錦線〔1983〜1994〕→島根県道/山口県道16号六日市・錦線)。

【現行道路法】(げんこうどうろほう)

1952年(昭和27年)6月10日法律第180号により公布され、1952年(昭和27年)12月5日に施行された道路法を指す。

【交差点名標】(こうさてんめいひょう)

信号機のすぐそばに取り付けられている、交差点の名称を記した看板。所在市区町村名やローマ字を記したものもある。信号機がなくてもある例や信号機があってもない例、同じ交差点でも信号機によって名称が異なる例も見られる。

信号機の上に付けている例(福山市横尾町一丁目)

信号機の下に付けている例(福山市三吉町三丁目)

信号機の左に付けている例(庄原市高町)

信号機から少し離したところに付けている例+地名のローマ字表記が入っている例(広島市佐伯区藤垂園)

【国道再編】(こくどうさいへん)

政令で国道を新たに指定したり既存の国道の起点・終点・経路の変更を行ったりすること。よく「国道昇格」と報じることがあるが、併せて起点・終点・経路の変更を行うこともあるため本サイトでは国道再編と表記している。

現行道路法における中国地方の国道再編一覧

告示年月日/
告示番号
概要該当路線備考
1952年(昭和27年)12月4日
政令第477号
一級国道5路線の指定一級国道2号線
一級国道9号線
一級国道29号線
一級国道30号線
一級国道31号線
即日施行。
1953年(昭和28年)5月18日
政令第96号
二級国道13路線の指定二級国道179号岡山・鳥取線
二級国道180号岡山・松江線
二級国道181号津山・米子線
二級国道182号広島・松江線
二級国道183号広島・米子線
二級国道184号松江・尾道線
二級国道185号呉・三原線
二級国道186号広島・浜田線
二級国道187号岩国・益田線
二級国道188号徳山・岩国線
二級国道189号岩国空港線
二級国道190号山口・埴生線
二級国道191号下関・益田線
即日施行。
二級国道178号舞鶴・鳥取線は名称に「鳥取」が入っているが、終点が兵庫県美方郡射添(いそう)村(1953〜1955)→兵庫県美方郡美方町(1955〜1961)→兵庫県美方郡村岡町(1961〜1970)と定められていたことやそこから鳥取市まで一級国道9号線と重用するとはされなかったことから中国地方を通っていないと考えて掲載していない。
1956年(昭和31年)7月10日
政令第231号
二級国道1路線の指定二級国道250号神戸・赤穂・岡山線即日施行。
1960年(昭和35年)6月20日
政令第167号
二級国道1路線の名称変更二級国道190号山口・埴生線→
二級国道190号山口・山陽線
即日施行。
1962年(昭和37年)5月1日
政令第184号
二級国道2路線の一級国道への昇格二級国道179号岡山・鳥取線→
一級国道53号線
二級国道182号広島・松江線→
一級国道54号線
1963年(昭和38年)4月1日施行。
二級国道4路線の指定二級国道179号姫路・倉吉線
二級国道182号新見・福山線
二級国道261号広島・江津線
二級国道262号萩・防府線
1963年(昭和38年)4月1日施行。
1965年(昭和40年)3月29日
政令第58号
一級国道・二級国道の廃止
一般国道発足
国道2号線
国道9号線
国道29号線
国道30号線
国道31号線
国道53号線
国道54号線
国道179号線
国道180号線
国道181号線
国道182号線
国道183号線
国道184号線
国道185号線
国道186号線
国道187号線
国道188号線
国道189号線
国道190号線
国道191号線
国道250号線
国道261号線
国道262号線
1965年(昭和40年)4月1日施行。
1969年(昭和44年)12月4日
政令第280号
5路線の指定国道313号線
国道314号線
国道315号線
国道316号線
国道317号線
1970年(昭和45年)4月1日施行。
3路線の経路変更国道178号線
国道186号線
国道191号線
1974年(昭和49年)11月12日
政令第364号
4路線の指定国道373号線
国道374号線
国道375号線
国道376号線
1975年(昭和50年)4月1日施行。
1路線の経路変更国道180号線
1981年(昭和56年)4月30日
政令第153号
8路線の指定国道429号線
国道430号線
国道431号線
国道432号線
国道433号線
国道434号線
国道435号線
国道437号線
1982年(昭和57年)4月1日施行。
1路線の経路変更国道376号線
1992年(平成4年)4月3日
政令第104号
9路線の指定国道482号線
国道484号線
国道485号線
国道486号線
国道487号線
国道488号線
国道489号線
国道490号線
国道491号線
1993年(平成5年)4月1日施行。
5路線の経路変更国道184号線
国道188号線
国道313号線
国道314号線
国道429号線

【車道端点】(しゃどうたんてん)

通行不能区間や未開通区間を有する路線で自動車が進める最終地点を指す。路線によりその地点には違いがあるし、私の主観が入っている場合もある。

広島県道398号新山・府中線の新山側車道端点(福山市駅家町助元)。T字路の先に切り通しが見えるがそこへの自動車の進入はどう見ても不可能。

広島県道121号大君・深江線の深江側車道端点(江田島市大柿町大原)。更に奥に道はしばらく続いているが私有地とのこと。

広島県道391号加茂・福山線バイパスの車道端点(福山市御幸町中津原)。南方に延伸する準備はなされているがいつ実現するかは不明。

【終点】(しゅうてん)

記すまでもなく路線の終わる場所を意味するのだが、本サイトにおける終点の地名表記は路線の終点に起点に向かって立った場合、右斜め前方にある町または大字(原則として郵便番号が設定されているもの)を記している。よって、行政機関が発行する資料とは終点の地名表記が異なる場合があるし起点が同じ場所にあっても路線によっては地名が異なる場合がある。

(例1)同じ場所にあり、地名も同じである場合

地図説明

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左の地図は福山市駅家町上山守/山守交差点である。この交差点を広島県道392号中野・駅家線(北方に延びる道)と広島県道396号柞磨(たるま)・駅家線(広島県道463号津之郷・山守線重用。南方に延びる道)が終点にしているが、終点の地名表記はともに福山市駅家町上山守/山守交差点となる。

(例2)同じ場所にあるが地名が異なる場合

地図説明

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左の地図は今津町3丁目交差点である。北東角は福山市今津町三丁目、南東角は福山市今津町二丁目、南西角は福山市今津町四丁目、北西角は福山市今津町五丁目に属している。この交差点を広島県道48号府中・松永線(北方に延びる道)と広島県道47号鞆・松永線(南方に延びる道)が終点にしているが、広島県道48号府中・松永線は北東角の地域の地名を、広島県道47号鞆・松永線は南西角の地域の地名をそれぞれ終点の地名表記とするという本サイトの規則により広島県道48号府中・松永線の終点は福山市今津町三丁目/今津町3丁目交差点、広島県道47号鞆・松永線は福山市今津町四丁目/今津町3丁目交差点とそれぞれ表記することになる。

【主要地方道再編】(しゅようちほうどうさいへん)

建設省(現:国土交通省)告示で主要地方道を新たに指定したり既存の主要地方道の起点・終点・経路の変更を行ったり逆に主要地方道としての指定を解除したりすること。大体政令による国道再編が実施されて間もない時期に実施される。よく「主要地方道昇格」と報じることがあるが、併せて起点・終点・経路の変更や指定解除を行うこともあるため本サイトでは主要地方道再編と表記している。なお、中国地方における主要地方道再編の状況は次のページで紹介しているので併せてご覧頂きたい。
・第一次指定(1954年〔昭和29年〕1月20日建設省告示第16号)… こちら
・第二次指定(1964年〔昭和39年〕12月28日建設省告示第3,620号)… こちら
・第三次指定(1971年〔昭和46年〕6月26日建設省告示第1,069号)… こちら
・第四次指定(1976年〔昭和51年〕4月1日建設省告示第694号)… こちら
・第五次指定(1982年〔昭和57年〕4月1日建設省告示第935号)… こちら
・第六次指定(1993年〔平成5年〕5月11日建設省告示第1,270号)… こちら
・第六次指定以降の異動… こちら
・中国地方各県での認定・廃止・改称… こちら

【主要地方道第一世代】(しゅようちほうどうだいいちせだい)

1954年(昭和29年)1月20日建設省告示第16号により主要地方道として指定された県道路線を指す。主要地方道はその後5回指定告示が実施されているのだが、半世紀以上存続している路線は少なくなっていることから特に最初に指定された路線を貴重な存在だと考えている。

中国地方にある主要地方道第一世代路線

※本表には1954年(昭和29年)1月20日建設省告示第16号により主要地方道として指定され、その後市町村合併や駅名改称などの理由で改称しながらも存続している路線や一度廃止され、別のところで同じ名称で復活した路線は記載していない。

通過県名路線名称備考
鳥取県鳥取・鹿野・倉吉線
倉吉・青谷線指定当初から東伯郡湯梨浜町園が事実上の終点になっている(東伯郡湯梨浜町園以遠は国道9号線と重用しているため)。
倉吉・由良線
米子・大山線
鳥取停車場線
網代港線
米子停車場線
鳥取県
島根県
境・美保関線
島根県出雲・大社線
三瓶山公園線
松江停車場線中国地方における最古参の県道路線の一つである(1920年〔大正9年〕4月1日島根県告示第118号により認定)。
浜田港線中国地方における最古参の県道路線の一つである(1920年〔大正9年〕4月1日島根県告示第118号により認定)。
島根県
広島県
浜田・八重・可部線
岡山県岡山・児島線
高梁・御津線
笠岡・井原線
岡山停車場線
笠岡停車場線
広島県福山・鞆線
三原・東城線
厳島公園線
山口県宇部・船木線
下関・長門線指定当初は下関市小月(おづき)本町一丁目を起点とし、一時は下関市長府才川一丁目が起点になったこともあったが、国道491号線発足により1993年(平成5年)4月1日から下関市菊川町上岡枝以南の経路が変更され、下関市一の宮卸本町を起点とし、下関市内日(うつい)地区を経由して下関市菊川町上岡枝に出る経路に変更された。
萩・篠生線篠生(しのぶ)とは1889〜1955年(明治22年〜昭和30年)に存在した、阿武郡に属していた村の名称。現在は山口市阿東生雲東分(いくもひがしぶん)と山口市阿東篠目になっている。
小郡・三隅線
仙崎港線
大島環状線
宇部港線
徳山港線
岩国停車場線中国地方における最古参の県道路線の一つである(1920年〔大正9年〕4月1日山口県告示第141号により認定)。
下松停車場線
徳山停車場線中国地方における最古参の県道路線の一つである(1920年〔大正9年〕4月1日山口県告示第141号により認定)。

【重用】(じゅうよう)

一つの道路に複数の国道または都道府県道が設定されている状態を指す。国道と都道府県道では国道が、主要地方道と一般都道府県道では主要地方道が、更に国道同士・主要地方道同士・一般都道府県道同士の場合は番号の小さいほうがそれぞれ優先権を有する。なお、「ちょうよう」と読む場合もある。

重用区間にある国道標識(三次市粟屋町)

重用区間にある県道標識(福山市御幸町森脇〔もりわけ〕)

【図入り予告標識】(ずいりよこくひょうしき)

広島県南東部から南部の地域で見られる、幅員規制や重量規制、通行不能区間の存在を知らせるために設置されている標識。

幅員規制の予告標識(府中市木野山町)

通行不能の予告標識(福山市駅家町新山)

【総本山】(そうほんざん)

民間放送局におけるキー局を指す。例えば中国地方の都道府県域民間エフエム放送局4社が加盟しているJFN(全国エフエム放送協議会)の総本山はエフエム東京(TFM、東京都千代田区麹町一丁目)となる。

【地点】(ちてん)

その路線にとって重要な事柄のある場所を指す。本サイトでは起点または終点以外の地点における地名はそこに起点に向かって立った場合、右斜め前方にある町または大字(原則として郵便番号が設定されているもの)を表記している。なお、路線によっては地名が異なる場合がある。

(例1)同じ場所にあり、地名も同じである場合

地図説明

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左の地図は福山市芦田町福田/大正橋南詰交差点である。この交差点を広島県道157号松永・新市線(南から北に進む道)と広島県道396号柞磨・駅家線(西から東に進む道)の2路線が通過しているが、地点の地名表記はともに福山市芦田町福田/大正橋南詰交差点となる。

(例2)同じ場所にあるが地名が異なる場合

地図説明

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左の地図は入江大橋南詰交差点である。北東角と北西角は福山市新浜町二丁目、南東角は福山市曙町二丁目、南西角は福山市曙町一丁目に属している。この交差点を広島県道260号福山港・松浜線(東から西に進む道)と広島県道380号水呑(みのみ)・手城線(南から北に進む道)の2路線が通過しているが、広島県道260号福山港・松浜線は南東角の地域の地名を、広島県道380号水呑・手城線は南西角の地域の地名をそれぞれ地点の地名表記とするという本サイトの規則により広島県道260号福山港・松浜線は福山市曙町二丁目/入江大橋南詰交差点、広島県道380号水呑・手城線は福山市曙町一丁目/入江大橋南詰交差点とそれぞれ表記することになる。

【○○中波中継局】(ちゅうはちゅうけいきょく)

中波放送局のうち中波電波を用いて放送している中継局を指す。平成時代に入って混信対策や災害対策、都市難聴対策でエフエム中継局を持つ中波放送局が増えたためエフエム中継局との区別を付けるためにこのような表記をすることにしている。

【通行不能】(つうこうふのう)

道路管理者としては道路の構造上最大積載量4トンの貨物自動車が通れないことを通行不能または交通不能としているが、本サイトでは軽自動車での走行が不可能だと考えられることを指している。「車道端点」の項でも触れているように通行不能であるかどうかは主観が入るため人によって解釈は異なるが、なるべくなら自動車での進入は避けて頂きたい。また、大半の通行不能箇所が山の中にあり、道自体草木に埋もれるなどしている場合も多いので歩行者でも興味本位に入るのは避けたほうが無難である。

岡山県道377号山口・押撫線の通行不能区間(笠岡市西大戸)。地元の方の話では軽自動車や軽トラックなら通れると言うのだが…。

草木に埋もれた広島県道463号津之郷・山守線の通行不能区間(福山市津之郷町津之郷)。昔は人通りがあったというのだが…。

【統合】(とうごう)

複数の地方自治体が合併し、新たな自治体を設立する場合に使用する単語。対等合併とも新設合併とも言う。

(例)岡山県浅口郡鴨方・金光・寄島各町が統合して浅口市が発足する。

【平成ヴァージョン】(へいせいばーじょん)

1993〜1994年(平成5〜6年)に実施された国道・主要地方道再編の際に広島県で登場した、国道標識または県道標識と一緒に取り付けられる補助標識を指す。左上に広島県の木・広島県の花であるモミジをあしらい、路線名称と現在地のローマ字表記を併記しているのが特徴。

国道用(大竹市新町二丁目)

県道用(府中市木野山町)

【本局】(ほんきょく)

放送局の送信所(本社所在地周辺に放送を供給する中継局を兼ねている場合がほとんど)を指す。例えば広島県を放送区域とする放送局の場合、テレビ放送(日本放送協会広島放送局〔NHK、広島市中区大手町二丁目〕・中国放送テレビ〔RCC、広島市中区基町〕・広島テレビ放送〔HTV、広島市中区中町〕・広島ホームテレビ〔HOME、広島市中区白島北町〕・テレビ新広島〔TSS、広島市南区出汐二丁目〕)は広島市安芸区矢野町の絵下山(標高:593m)に、日本放送協会広島放送局の中波放送は広島市安佐南区西原四丁目に、日本放送協会広島放送局のエフエム放送は広島市南区比治山公園の比治山(標高:70.9m)に、中国放送ラジオは江田島市沖美町美能に、広島エフエム放送(HFM、広島市南区皆実町一丁目)は広島市南区黄金山町の黄金山(標高:221.7m)にそれぞれ存在する。

【行き先消去標識】(ゆきさきしょうきょひょうしき)

狭隘箇所や通行不能箇所など自動車の通行に不都合がある路線について行き先をあえて記さなかったり地名を板などで隠蔽(いんぺい)したりして行き先を消してある案内標識。1982年(昭和57年)頃には既に存在したが、現在は各地で見られるようになっている。

 

福山市熊野町にある行き先消去標識。主要地方道再編による修正を経ているが少なくとも1982年(昭和57年)からこの状態である。

 

笠岡市押撫にある行き先消去標識。住民から苦情が寄せられたことにより修正が施された(左:修正前/右:修正後)。

浅口市金光町大谷にある行き先消去標識。右折後の道には狭隘箇所・通行不能箇所があるため設置当初から行き先は記されていない。

【路線識別手段】(ろせんしきべつしゅだん)

国道標識、県道標識、路線方向表示、国道番号入り案内標識、県道番号入り案内標識を指す。

【路線方向表示】(ろせんほうこうひょうじ)

1995年(平成7年)に制定された、交差点の脇に立ち、そこで分岐する国道または都道府県道の路線番号や方向を示す標識。正式名称は国道用が「国道番号」、都道府県道用が「都道府県道番号」となっている。道路マニアの間では墓でよく見られる卒塔婆(そとば)に似ていることから「そとば」と呼ばれている。

(路線方向表示の例)

国道用と一般都道府県用の路線方向表示(東広島市河内町中河内)

主要地方道用と一般都道府県道用の路線方向表示(三次市下志和地町)

路線名称を記した補助標識が取り付けられている路線方向表示(高梁市中井町西方)

路線名称と地名を記した補助標識が取り付けられている路線方向表示(浅口市金光町大谷)

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