このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

103系


 1963年の試作車を経て1964年から量産が開始された旧国鉄通勤電車の標準型。変電所容量の関係から全電動車での運用ができずその高加減速性能を発揮することができなかったため、山手線のような駅間が短い区間には不向きだった101系の後継として開発され、経済的なMT比1:1として電力消費を抑え、駅間距離の短い路線向きに加減速性能を高めた。モーターは新設計で低コストのMT55形。主制御器は101系に使われていたCS12を改良したCS20で、電動車2両分の主電動機を制御する。モーターの外形寸法が大きくなったため、車輪径が860mmから910mmに拡大。
 かろうじで最高速度100km/hは実用可能であったもが、この高速での乗り心地は良いとは言えず、京阪神緩行線など駅間の長い路線で高速運転するには不向きだったが、国鉄本社は量産効果と仕様統一を優先し、各線区への大量投入を行った。
 1984年までに鉄道車両としては世界最多の3447両という空前の両数が新製された他、101系や72系からの転入もあり、電車として最多の両数を誇った。
 現在は、JR東日本・西日本・九州に所属しているが、全国で置き換えが進んでおり、900両弱が活躍している。
  JR西日本の所属車両はJR化後、延命工事や体質改善工事、戸袋窓閉鎖など様々な改造を受けている。
103系写真集
詳しくは 103系諸元表 もご覧ください。

103系
        ↑前面窓がHゴムのままの車両。(美章園にて)

<103系編成表>
<和田岬線用編成>
和田岬線編成表
<森ノ宮電車区所属編成>
大阪環状線6連編成表
大阪環状線8連編成表
<奈良電車区所属編成>
奈良電車区103系6連編成表
<網干総合車両所所属編成>
103系3500番台編成表
<加古川派出所所属編成>
103系3550番台編成表



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