このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

201系



 201系は、従来の 103系 とは一線を画す通勤型電車として1981年に量産車が登場した。当時の国鉄が省エネルギー・省力化を目指して半導体技術を大幅に取り入れたほか、国鉄で初めて電力回生ブレーキ、サイリスタチョッパ制御、空気バネ台車を取り入れた形式でもある。
 主電動機は、高速重視の出力特性に設定されたMT60形。離線による回生失効を避けるため、架線追随性が高いPS21形パンタグラフが採用された。1985年までに合計1018両が製造されたが、製造コストの高さがネックとなり、通勤電車の標準車は後の 205系 に移行した。
 関西地区には京阪神緩行線用として1982年から投入が始まり、従来の101系を置き換える形で増備が進行した。戦前から平行私鉄との激しい競争が続く京阪神地区では、冷房・座席シートの改良・空気バネ台車の採用など201系のアコモデーションは利用者に好評であった。
 JR西日本の所属車は、腐食防止のため屋根上ベンチレーターの撤去工事を2002年から、延命のため103系と同様の体質改善工事を2003年からそれぞれ開始。また、2005年春から全編成に前面スカートを上下方向に拡大して強化型スカートとする改造が施工されている。
 2005年からは 321系 の登場に伴い、大阪環状線への転属を開始。全ての編成が京阪神緩行線での運用を終了した。2006年12月からは大和路線への転属も開始。

詳しくは 201系諸元表 もご覧ください。

201系
    ↑京阪神緩行線時代の201系(山崎〜高槻にて)

JR西日本201系通常運用区間:大阪環状線、桜島線、関西本線JR難波〜加茂、和歌山線王寺〜高田、桜井線、おおさか東線

<201系編成表>
<森ノ宮電車区所属編成>
大阪環状線201系編成表
<奈良電車区所属編成>
奈良電車区201系編成表
<元網干総合車両所所属編成>[転属済]
201系京阪神緩行線時代編成表



編成表トップトップページ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください