このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

205系


 205系は、1985年に国鉄が登場させた新タイプの直流通勤形電車。車体は、台枠の一部を除いたほとんどの部分がステンレスで構成され、地上線用車両ながら戸袋窓を廃止、塗装の帯化、ボルスタレス台車採用などにより大幅な軽量化とコスト削減を実現した。
 主電動機は、定格出力はMT54形と同じだが、より低回転・高トルク型とした一方で弱め界磁率を35%まで取って高速性能を確保したMT61形。制御方式には従来の 201系 のサイリスタチョッパ制御に比べ、安価な抵抗制御をベースとした界磁添加励磁制御方式を採用し、国鉄初のボルスタレス空気バネ台車により、乗り心地の改善が図られている。また、在来線で初めて電気指令ブレーキが採用された。201系と同じく、回生ブレーキを装備。
 翌、1986年からは東海道山陽線の京阪神緩行線にも 103系 の一部置き換えのためブルーのラインカラーで投入された。車内設備は201系が基本になっている。
 さらに、JRに移行してからJR西日本独自のタイプの1000番台が阪和線へ投入された。0番台とは前面窓の形状や補助電源がSIVであることなどの違いがある。
 JR西日本の所属車はJR化後の近年、スカートの取り付けが施工されている。 321系 の登場によりJR西日本では0番台も阪和線へ移籍したが、 225系 の登場後、再び元の編成に組換えられ、宮原へ転属した。
詳しくは 205系諸元表 もご覧ください。

205系
    ↑阪和線で運用されていた頃の0番台。(長居にて)

JR西日本205系通常運用区間:東海道本線京都〜尼崎

<205系編成表>
<日根野電車区所属編成>
0番台編成表
1000番台編成表
<宮原総合運転所所属編成>
0番台編成表



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