このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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日本の、そして心の故郷 桜井にふさわしい
 旅情あふれる和風旅館  
皆花楼

皆花楼へようこそ

桜井駅前 駅に近く ビジネスに、観光の基地に最適 家庭的な雰囲気で 一人旅も可 

皆花楼あれこれ

 桜井の鹿鳴館(桜井ジャーナル H14-5-1 第31号より)

  犬養毅(木堂)首相 の直筆 (勉強不足で書の内容が理解できていません、何方か教えてください。)

 '08/02/27 高橋様より 「劉楨(建安七子)の贈従弟の第二首」 であろうとご教示頂きました。
 高橋様有難うございました。
 読み方及び意味については  http://www.h2.dion.ne.jp/~konoha/sitouta/ryutei.html  を参照下さい。


 辻本史邑の書 (画像クリックで拡大画面に移動)
 二階の大広間の床の間に掛かっています。(犬養木堂の書の正面にあります)

 長らくどなたの書かわかりませんでしたが、'07年5月にお泊りになった北海道 帯広市の書家 唐川陽龍様がこれをご覧になり、書の大家「辻村史邑」先生の書と評価頂きました。
  漢詩の内容は 頼山陽作 泊天草洋(あまくさなだにはくす)  です。

  辻本史邑 奈良の人で名は勝己、字は士礼、号を史邑・江村・素山・寧楽庵主などと称し、近藤雪竹に漢字、中村春堂に仮名を学んだ書家で、「書鑑」を刊行して書道教育に努め、日展参事で芸術院賞を受賞した関西書壇の重鎮であり、村上三島や今井凌雪らを育て上げている。(人名のクリックで人物説明に移動します)

 唐川陽龍:
北海道、帯広市在住 「全日本書芸文化院常任理事」


 皆花楼の創業は?

 平成12年に屋根の葺替を行いました。
 そのとき下ろした瓦に
「明治12年6月吉日三瓦佐」の刻印がありました。
(明治12年は1879年)約125年前ということになるのでしょうか。
桜井の写真集より
(大正時代の皆花楼玄関)
写真をクリックで大きな画面に
 「鬼瓦」も結構凝ったものがあり庭の飾りにしています。

 葺き替え後の鬼瓦はありきたりのものになってしまいましたが・・・
 平成19年に門及び塀の補修を行いました。
 塀の角で見守ってきて頂いた布袋様です。
 この工事を請け負ってくれた業者の方から入手した
「東大寺」の瓦です。
 (縦 54cm* 横 44cm)

 普通の瓦(22cm*20cm)と大きさを比較してみてください。

(皆花楼と関係はありませんが・・・。 庭の飾りに使わせて貰っています) 


残念!!! ついに寿命が・・・
昭和58年から30有余年活躍してくれたウオシュレットも、平成25年10月、寄る年波に勝てず
引退の憂き目を見ることになりました。
興味を持って頂いた方もあったのですが・・・
現在は最新型に更新され快適に使用頂いています。
(’13/11/19現在)

 
皆花楼に「機械遺産」が現役で・・・
 今日(12/7/23)の産経新聞、朝日新聞の記事に気が付いた方がおられるでしょうか?
機械遺産にウオシュレット 」と、TOTOの温水洗浄便座が紹介されています。


実は皆花楼に、この温水洗浄便座が現役で活躍しています。
昭和58年に桜井市での下水道化が始まりその最初の工事が本町通りで始まりました。
この工事の際に当時の先代女将が導入したのがこの「最新式の水洗トイレと温水洗浄便座」

又、このウオシュレットの同型機が「 TOTO歴史資料館 」に展示もされているとのことです。 (こちらのほうも話のタネにどうぞ)
 「機械遺産にウオシュレット」の紹介記事
 ’12/07/23 産経。

皆花楼で現役の
「機械遺産 ウオシュレット」
(1F奥のトイレにあります)

蓋裏側にある型式の表示
 「ウオシュレットG」


 庇つきの小間の入り口

 元は料理旅館でしたので小間の入り口も結構凝っています。
 
 庭の蛙
 親子で皆さんの皆花楼への又のお蛙りをお待ちしておりましす。
 (池はなくなりましたが今も元気です)


玄関上の格子や飾りも結構細やかな造りで・・・。
 玄関横の月見窓
目立たない位置で少々荒れてしまいましたが結構小粋な窓でしょう。
ちょっとアンティークな窓や障子の格子の造りを見てもらいましょう
玄関正面の模様格子の飾り窓食堂の庭側の窓及び障子
今では珍しい磨りガラスと透明の1枚ガラスです。
2階小間の向かいの窓(廊下からの模様です)階段を上がった正面の窓
格子模様が小粋?

食堂内部より庭側を望む
磨りガラスが小粋でしょ。

玄関の「ダイアカット」のタイルです。
1枚1枚カットしたものと聞いています。




 銅細工の粋を見て頂きましょう。
 「門の樋」
に使われています。 竹を模して樋とし、葉や鳥をあしらった銅製の細工です。
 (2月の工事で門の屋根も補修したので、見て頂けるようになりました。)


 お爺さんの古時計?  アンティークの値打ちは?
 今でもかなり正確に作動します、但し機能維持のため現在は休ませていますので悪しからず。
 時報の音を聞きたい方は申し出てください。

 THE E, INGRAHAM COMPANY,BRISTOL CONN.
CLOCK MANUFACTURERS. Patented Sept. 1, 1885
 アンティークをもう一つ
 これはなんでしょうか?

 ビールやお酒の注文数のメモリー用の小道具です。


看板、表札も結構趣があるのでは・・・


 門に掲げている「皆花楼」の看板です。
どなたの書かわかりませんが、とてもいい字ではないでしょうか。(右から読んでくださいね)
 もとは玄関上の2階に掲げてあった大看板ですが、100年の風雪に(?)文字が消えてしまっているのが残念です。
 老朽化し、危険なため降ろしましたが記念に保存しております。
 正面2階、窓の上に見えるのがこの看板です。
 各小間の部屋表示です、結構これらも年季がはいっていると思いますが・・・(松、竹、梅、桐です)


「幻の日本狼」について
BIG NEWS!!! このコピーの出典がやっとわかりました。(2012/8月)

 「幻の日本狼」について聞いたことがありますか?
 この発見者「Anderson」氏が、当皆花楼に滞在した記録があります。

 残念ながら、出展がわからず、コピーのみを保管しています。
 どなたかご存知の方が居られましたらご教示をお願いします。
このコピーの出典がやっとわかりました。(2012/8月)

伊勢市在住の 萩原様が最後の日本狼について熱心に調査しておられ、貴重な文献を提供頂きました。

出典は「 甲南女子大学 研究紀要第5号 昭和43年 鷲家口とニホンオオカミ 上野益三
ということがわかりました。 P-58〜77中 P-61にこの記載がありました。

上野先生がニホンオオカミの研究をされている過程でアンダーソンの足跡を辿られ、
皆花楼にもお出でになり、その時のことを記載されたものでした。

上野益三:(1900年(明治33年)2月26日-1989年6月17日)は大阪府出身の昆虫学者、陸水学者。
水生昆虫の分類、生態学的研究や生物学史の研究で知られる。動物分類学会名誉会員

又、自然を愛する関西文化人の集まり「生き物趣味の会」で昭和45年戌年にちなみ原野農芸博物館で
狼のゆくえ」と題する座談会で上野先生が公演された内容を録音したもの
が残されており、ここでも説明されています。(P-11〜23中 P-21)

尚、萩原様からは貴重な「大英博物館所蔵の鷲家口の日本オオカミの毛皮」の写真も提供頂きました。
貴重な写真です、是非ご覧ください。
 
 アンダーソンにより入手された、「最後のニホンオオカミの毛皮」 大英博物館所蔵
「鷲家口とニホンオオカミ」:上野益三
 
「日本狼のゆくえいまやまぼろしの動物  
 

 以下は 「東吉野村」のパンフレット よりの引用です。(画像クリックで拡大ページで読めます)



皆花楼の部屋を紹介します

 部屋数は全部で七室あり、定員的にはかなりの収容が可能ですが、 夫婦でこじんまりと経営しており、
収容人員も25名程度を限度とさせて頂いております。
「大弐階」(「大広間」)
まずは「大弐階」又は「大広間」と称している部屋です。
この部屋の欄間に「犬養毅(木堂)」の書が、又床の間に「辻本史邑」の書が掛かっております。
8帖+4帖の間と、9帖の間で構成され、この間は襖で仕切ることも出来ます。
主に小Gr又は家族で4-5人から、10人弱程度でご利用頂いております。
「離れ」
二階建ての離れを有しており、各階で「8帖*ニ間(襖で仕切り可能)」で構成されております。
1階を「星の間」と称し、唯一、1階の部屋です。(下左参照)
2階を「月の間」と称しています。8帖ニ間の各々に床の間を有しています。(下右参照)
各々、2人〜4, 5人程度で家族連れ、小Grに活用頂いております。
歓談の部屋とお休みの部屋を使い分けできるので寛いでいただけるかと存じます。
「星の間」「月の間」
「小間」
6帖のお部屋を「小間」と称し、「桐」「松」竹」「梅」の4部屋があります。
何れも部屋の構成はほぼ同じです。
本間の「6帖」ですのでゆったりと寛いでいただけます。
定員は3人ですが、基本的には2人以内でとどめています。
小間の例 「桐の間」

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