このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
16区16区。RERはエッフェル塔付近の白鳥の小道を挟んでセーヌを渡りラジオフランスからAvenue Henri-Martinへ至る途中で旧サンチュールと合流します。
旧サンチュールは高級住宅街パッシーを通り、1985年まで使われた旧Auteuil線の終点Gare de Auteuilへ至っていました。
ここはもう完全に線路も撤去され、鉄道としての再生の見込みはほとんど無さそうです。
12区のように緑の散歩道などの再生・有効活用が望まれます。Avenue Henri Martin から歩いてすぐのBoulevard Emile Auqierにある旧Auteuil線の跡。今はもう線路も撤去され、雑草や低木が生い茂るジャングルと化しています。 Boulevard Emile Auqier エミール・オーキエ大通り
この壁の内側でRERとサンチュールが連結しています。 煉瓦と石造りのおしゃれな旧駅舎は保存状態も良く、現在La Gareというレストラン・バーとして使われています。 Passy-La Muette パッシー=ラ・ミュエット
カウンターバーは切符売り場を改造しており、地下のホーム跡がレストランとなっています。
旧駅舎の背後のホーム跡はレストランのテラスと庭になっています。PassyからAuteuilに至るサンチュール(旧Auteil線)の区間は、今では完全に線路も撤去されており、バラストの転がる雑木林が続いています。 entre Passy d'Auteuil パッシー、オートゥイユ間
第5区間、旧Auteuil線の終点。かつては大きなターミナル駅でした。 Auteuil-Boulogne オートゥイユ・ブーローニュ
Auteuil(SNCF)の駅舎は今では駅としては使用されていませんが、SNCFの窓口は開いており、切符を購入することは出来ます。アールヌーヴォー様式で有名なメトロの入り口(Porte d'Auteuil駅)と、サンチュールの旧駅舎。 Porte d'Auteuil ポルト・ドートゥイユ
広大なホーム跡を利用した多目的スペース。 Espace d'Auteuil エスパス・ドートゥイユ
16区南部Porte d'AuteuilからセーヌをはさんでBoulevard Victorまでの短い区間。
ここはかつてパリ市の城壁を兼ねてサンチュールの高架線路が架かっていたようですが、第2次世界大戦で激しく損傷したため、現在では新しく大通りとして再生し、サンチュールの跡は全く見られません。
その通りの広さから、かつて線路が存在した幅を想像することが出来ます。メトロのExelmans駅を出ると大きな通りが広がっています。 Pont du Jour ポン・デュ・ジュール
渋滞緩和のため立体交差になった道路のトンネル。かつてこの辺りにサンチュールの駅がありました。かつてサンチュールとの二段橋だったPont du Jourは、改名されてPont du Gariglianoとなっています。 Pont du Garigliano ガリリャーノ橋
橋の上からセーヌを眺望。向こうにはエッフェル塔と、歌で有名なミラボー橋が見られます。この橋を渡るとアンドレ・シトロエン公園(サンチュール開業当時の自動車会社シトロエンの工場跡地)、さらに、第1区間の始点Grenelle駅(現Boulevard Victor)へ繋がり、サンチュールの旅は振り出しに戻ります。
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