このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

18区


18区

パリ北部18区。
Boulevard Ornano駅とAvenue St-Ouen駅は特に間近で旧駅舎跡を眺めることが出来ます。


La Chapelle - St Denis ラ・シャペル=サン・ドニ

サン・ドニ方面へ延びる線路とサンチュールとの分岐点の駅。メトロPorte de la Chapelleのすぐ側です。
撮影時は国鉄の作業員の人たちが、ゴミ拾いや草刈りをしていました。場所によってはこのような定期的なメンテナンスはあるようです。

ホームがあったと思われる場所。階段の跡が見えます。
立ち入りおよびカメラの柵越えが不可能だったため、柵の合間から撮影。


Nord-Ceinture ノール・サンチュール

実際駅のあった場所ではありませんが、パリ北駅からベルギー・オランダ・北ドイツ方面へと延びるNord線とサンチュールとが交わる場所。
このトンネルの先は、おそらくNord線と合流する引込線と思われます。

サンチュールの上はNord線の高架線路。ちょうどベルギー・オランダ方面とパリを結ぶ超特急列車タリスが通る瞬間を撮影。


Boulevard Ornano ブールヴァール・オルナノ

パリ最大の蚤の市が開かれるメトロ駅Porte de Clignancourtに面したサンチュールの駅。
駅舎の正面はクレディ・リヨネ銀行の支店となっています。

駅舎の背後は当時の状態が良く保存されています。

ホームには最近敷設された新型の実験消音レールが見えます。


Avenue de St-Ouen アヴニュー・ド・サントゥーアン

メトロ駅Porte de St-Ouenから少しパリの内側へ歩いていくと、すぐに見つかります。
具体的には13番線のエスカレーターから出たところ。
裏寂れたホームは一面にスプレーの落書きがあり、薄暗くて地域の治安もよくないため少し怖い雰囲気です。

駅舎の階段は錆びて落ちています。ここへ下りるのには、非常用の点検通路を使わないといけません。

駅舎の正面は安売り専門の皿屋に使われています。
このような安価な生活用品を売る店(多くはアラブ系)が多いのが、この界隈18区の特徴。

Avenue de St-OuenからBoulevard Ornanoまでは、地下化され地上部が遊歩道として活用されています。
第4区間の現RER−C線の多くもそうなっていますが、ここはなんと1889年の時点ですでに地下化されているという歴史あるトンネル。
右端には昇降梯子を点検する国鉄職員の人が写っています。

トンネル入り口に書かれた1889の年号。

SL時代の名残をしのばせる、トンネルの煤煙抜き用煙突。

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