このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
20区Rue d'Avron 〜 Menilmontantの20区。
かわいい2つの駅舎の跡が残っています。レンガ造りの駅舎と一体化のホームが残るかわいい駅。蚤の市で有名なPorte de Montereuil付近にあります。 Rue d'Avron リュー・ダヴロン
駅舎は悪ガキたちの格好のキャンバス。
スプレーで徹底的に落書きされており、行く度に模様替えされています。駅舎は現在民家となっているようです。 駅舎からホームまでを歩く(Real Player)
Rue d'Avron駅から少し離れた所には、シャロンヌ貨物駅がありました。 Charonne marchandise シャロンヌ・マルシャンディーズ(貨物駅)
現在は小さな公園になっています。汽車を模した遊具もあり。駅近くのサンチュールからは、とてもよく開けた空が眺められます。 Avenue de Vincenneよりここまでずっと続く古い石畳の道の跡。
これはシャロンヌ貨物駅へ続いていた荷馬車専用道です。サンチュールの隣にはメトロの操車場もあります。昔はサンチュールとメトロ操車場を繋ぐスイッチバック式の引込線がありました。
メトロは線路のすぐ脇(第三軌道)に高圧電流が走っているので、サンチュールのように気軽に線路をまたいだら感電して病院行き、あるいはあの世行きです。ご用心。(お巡りさん談)最もサンチュール往時の姿をとどめる駅。 Charonne シャロンヌ
シャロンヌといってもメトロ9番線の駅とは別で大分離れており、バス26/76番線のPyrenees-Babnolet停留所の近くにあります。
かつてこのあたりは1860年にオスマン知事のパリ大拡張によってパリ市に編入される以前はシャロンヌ村と呼ばれており、付近のサン・ジェルマン・ド・シャロンヌ教会は13世紀から存在する由緒ある教会です。
パリと言っても中心部とは大分離れた田舎の雰囲気の名残をとどめる遺構があちこちにある区間です。駅舎は現在カフェバーとして使われ、徹底的にサンチュールに凝った内装となっています。(撮影当時はクリスマス内装で特に飾り紐がつけてある。)
駅舎そのままの門をくぐると、渋いこげ茶色の木造切符売り場に入り、当時の信号機やサンチュールの看板がいたるところに飾ってあります。
中はライブも楽しめるカフェバーになっていて、線路側に面した部分はレストランとしてサンチュールを眺めながら食事も出来ます。一方ホーム側は、鉄製の階段は錆びて落ちていますが、ホームから眺めると駅舎のつくりが良く理解できます。 Charonneからペール・ラシェーズ墓地の下(!)を長いトンネルが通っています。 パリで一番大きい墓地、ペール・ラシェーズ。小高い丘の一帯に、沢山の墓が並んでいます。 Cimitière Père Lachaise ペール・ラシェーズ墓地
この下をサンチュールが通っているとは、ちょっと信じがたい。
写真はショパンの墓。今でも多くの音楽家やファンからの献花に囲まれています。ペールラシェーズ墓地の下を通る長いトンネルと、さらにビュットショーモン公園へと続くもう一つのトンネルとの境目にある一瞬の地上駅。 Ménilmontant メニルモンタン
かつては近くにあるノートルダム・ド・ラ・クロワ教会が見える見晴らしの良い駅だったようですが、今は高層住宅に遮られています。
ビュットショーモン側のトンネルから見たホーム跡。同じくペールラシェーズ側のトンネル。 サンチュールのすぐ隣にある大きなノートルダム・ド・ラ・クロワ教会。(十字架の聖母の意) Eglise Notre Dame de la Croix ノートルダム・ド・ラ・クロワ教会
駅からすぐの北側のトンネルの上は、ベルヴィル公園になっています。 Parc de Belleville ベルヴィル公園
エッフェル塔やモンパルナスタワー、パンテオン、ノートルダム大聖堂など、パリ全景が一望できる素晴らしい眺めです。
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