このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私鉄電車のページ  

  1. 自由形地方私鉄(リトルジャパン京急230改)
  2. 静岡鉄道モハ20
  3. 新潟交通モハ16、クハ47
  4. 秩父鉄道300系
  5. 秩父鉄道1000系(新色)
  6. 長野電鉄2000系
  7. 営団6000系後期型冷房準備車
  8. 東京メトロ03系
  9. 小田急2200形
  10. 小田急2400形
  11. 小田急5200形
  12. 小田急3100形NSE(限定品)
  13. 南海21001系
  14. 名鉄7000系パノラマカー
  15. 東武1700系DRC
  16. 東武1800系通勤タイプ
  17. 自由型地方私鉄(学生時代の作)
  18. 近鉄3000系
  19. 近鉄8000系
  20. 近鉄30000系ビスタカー
  21. 東急3000系(目蒲線)
  22. 東急5000系青ガエル
  23. 東急7000系
  24. 東急7200系(目蒲線)
  25. 東急9000系TO-Q BOX
  26. 東急1000系(東横線)
  27. 伊豆急100系スコールカー編成
  28. 京急1000系冷房改造車
  29. 阪急2800系
  30. 阪急6300系
  31. 西武701系
  32. 西武新101系
  33. 相鉄5000系


自由形地方私鉄(リトルジャパン京急230改): いきあたりばったりで作りました


リトルジャパンの京急230系キットを製作している最中に、余った車体で作ったフリーです。
なぜ余ったのかは 230系の製作記 、この電車を作る苦労(?)は こちらの製作記 をご覧ください。
とにかく京急230の特徴を消すため、側窓を1個増やし、裾を0.5mm延長、両運化し、
屋根を東急3700のものに交換、台車の位置を変え、
一旦シル・ヘッダーを削ってから再度貼りなおす、などの加工をしています。
塗色はクレオスの艦底色、屋根はタミヤのジャーマングレーで、
どこかに存在したような雰囲気を出すことに成功しました。
尚、側面ナンバーは名鉄7000系パノラマカーのインレタの余り、
正面行先サボは0.13mm厚のSheetStyreneを切り出して文字らしきものを書いただけです。
鉄コレ動力(17m用)を用いたので、実に快調に走行します。


左写真:我ながら、特に好ましくできたと思うパンタ側前面
右写真:ナンバーはパノラマカーから拝借


静岡鉄道モハ20:
鉄コレ第一弾の中で、唯一15m級だけの静鉄

ご存知鉄コレ第1弾の中の1両です。
シークレット以外の10種類を全て手に入れたものの、
よく考えてみたら貨車以外は全て動力車で、しかも機関車以外は単行運転が多いものばかり。
なので・・・徐々に動力を組み込んで模型化していかなくてはなりません。
最初に動力化したのがこれです。
パンタは高価なTOMIX製PS13を奢ってみたところ、
それだけで細密感が一気に向上し、とてもいい雰囲気になったから不思議です。
たかだか数百円の車両に、同じくらいの価格のパンタを付けるって、結構抵抗がありますが。。。
また、実車のことは全く知りません。

素晴らしい出来のTOMIX製パンタ


新潟交通モハ16、クハ47: 鉄コレ第8弾より。実車の知識は皆無ですが・・・


実は全く知らないんですよね、この電車。
しかし鉄コレ第8弾の試作品を見て一目ぼれ・・・発売されたら開封品中古を買いました。
未開封定価よりも安かったので、ラッキーです。
普段なら10両入りのBOXセットを買うのですけど、ちょっと買う予算がなかったもので・・・
上の鉄コレ第1弾・静鉄モハ20と比較すると、鉄コレのディテールの進歩ぶりがよくわかりますね。

鉄コレは動力化の予算がなかなか確保できず、模型化は遅々として進んでいません。
しかしこのモハ16は、たまたま別の目的で確保した16m級動力があったので、
在庫のあったGMのPS13と合わせ、早々に模型化することができたのです・
こういう「癒し系」旧型電車もいいですね。

秩父鉄道300系: 実車を見たことはないけど、スマートな車体がいいですね


鉄コレ第5弾に含まれている、秩父鉄道の車両です。
中・小型車両ばかり製品化してきた鉄コレが、第5弾で初めて20m車をラインナップ、 そのひとつです。
関東の私鉄ではありますが、秩父鉄道にはこれまで縁がなかったため、
この実車も見た記憶がなく・・・鉄道雑誌で写真を見たことがある、程度でした。
これが20m車だってことも、よく知らなかったくらいです。

その出来栄えは数百円とは思えないほど素晴らしく、20m車ならではのスマートさも気に入りました。
早速20m動力とパンタを購入し、模型化した次第です。
私の(写真による)記憶では、もうちょっマルーン色は濃かったような気もしますけどね。。。

秩父鉄道1000系: 国鉄101系のお下がりは、塗装変更で格好良くなりました



鉄コレ3両セットとして2009年に発売されたものです。
弘南・豊橋の元東急3600を大量に予約していた私は、こちらまで手が回らず・・・
人気の新色はあっという間に売り切れてしまいました。
ところが、発売から数ヶ月経ったある日、大手模型店の店頭に、普通に積んであるのを発見!
特にプレミアがついているわけでもなく売っていたのです。
思わず、パンタや動力などとともに買ってしまいました。

ボディのディテールは素晴らしく、安い鉄コレとは思えません。
特に前面はKATOの101系よりも101系に似ているように感じます。
塗装も、複雑な塗りわけをきれいに再現しています。

ただ・・・バリが多く、ぽってり塗られたグロベンは、勘弁してほしいですね。
どうにも我慢ならず、TOMIXのロクサン型用のグロベンを買い、
そこに含まれている「新型」を取り付けました。
さすがは同じメーカー、簡単にワンタッチ交換できます。
見た目も一気にしゃきっとするので、これはお勧めです。

尚、屋根色はやや赤みがかった不自然な色なので、そうのうち塗り替えようと思っています。

印象把握と塗装が素晴らしい先頭部

長野電鉄2000系: 引退してしまう前に乗っておきたい電車


なぜか縁のない秩父とは違い、何度か旅行したことのある長野、数回遭遇したことのある電車です。
でも、乗ったことがないのが残念。。。
小田急からロマンスカーを譲り受け、実車は徐々に主役の座を降りているようですが、
なんと言っても長電オリジナルの特急車ですし、
模型的には・・・鉄コレ初の中間車を含む3連、ってこともあり、お気に入りの車両です。

やはり、価格のわりに出来がすばらしいのも特筆できます。
こちらも18m動力とパンタを買って、模型化しました。
その際、中間車(サハ)を動力車にしています。
カプラーの柄を加工して、連結面を狭くしました


営団6000系後期型冷房準備車: 小学生の頃から好きだった電車は、買わずにはいられません



小学生の頃、千代田線に乗る機会があると、いつもこの6000系が来るのが楽しみでした。
当時は5000系や国鉄103系1000番台も走っていたので、6000系に当ると喜んだものです。
それだけ、当時としては画期的にカッコイイ電車だったのです。
あれから40年近くが過ぎてしまいましたが、未だに現役で頑張ってくれているのは素晴らしいです。
最後期の車両なので、屋根カーブが深くなっていたり、貫通扉が普通のタイプで・・・
最も6000系らしい初期型2段窓でないのは残念ですが、やっぱり我慢できずに予約しました。
もちろん、買うなら営団時代です。
マイクロエースのアルミカーの質感はとてもすばらしく、文句のつけようがありません。
走りも、ときどきトレーラーからキュルキュル音がするのを除けば、滑らかで静かです。
しかし・・・造形唯一最大の欠点は、運転席部分(乗務員扉より前)がスケールより長いこと。
台車が引っ込んでオーバーハングが大きくなり、横から見ると妙な感じなのです。
細かいことでは、行先シールが緑色印刷でなかったのも不満でした。

でも、大好きな6000系ですから、この10連を見ているとウットリします。
いつか・・・冷房化された後の姿にしたいと思っています。

なぜか長くなってしまった運転台部分・・・


東京メトロ03系: ごく身近な電車が、最高クラスの出来で発売されました!



東横線沿線で生まれ育ち、今でも沿線に住む私にとって、地下鉄日比谷線もごく身近な存在です。
マイクロエースの2007年の新製品である東京メトロ03系も、製品化の発表があってすぐに、予約しました。

そしてその出来は、予想していた以上にすばらしいものでした。
ディテールには全く破綻はなく、実車の印象をよく再現しているし、
アルミ地肌の表現と、ドアとボディ質感の差が美しく、
メトロマーク、複雑な帯などの印刷は・・・「神がかり」の域にまで達しているのでは?と思うほどです。
床下表現も抜かりなく、走行性も無音で滑らか・・・もう、言うことがありません。
全国的には地味な存在とも言える電車ではありますが、この出来のよさもあってか、
首都圏では結構な売れ行きだそうです。
予約しておいてよかった。。。

マイクロエースは、未だに「この形は・・・」「この台車は・・・」といった不満を持つ新製品があり、
03系も出来がどうなるのか、不安な気持ちはありました。
しかしそれは全くの杞憂に終わったのです。
同じように素晴らしい製品だった、東武DRCや伊豆急100系と同じ系統であることは間違いありません。
あまりに気に入ったので、私には珍しく、早速行先シール(北千住)を貼りました。

あ・・・唯一の不満は、行先シールに菊名や日吉がなかったことですかね。

この雰囲気・・・タマリマセンね


小田急2200形: 鉄コレ第3弾からのすばらしい製品で、4両編成を組みました


ご存知、鉄道コレクションの第3弾に含まれているものです。
今までマイナーな旧い私鉄車両ばかりだった鉄コレが、
ついに大手私鉄の車両を出してくれるということで、予告が出てからずっと待ちわびていました。
発売と同時にお店に行き、開封品を手に取ってみると・・・
かなりよく出来たディテール、綺麗な塗り分け、はめ込み式の窓、アーノルトカプラー標準装備・・・
これが1両数百円なのですから、予想以上の出来に驚きました!
そこで早速南海21001系と同時に4両ずつ仕入れ、活躍させることにしたのです。
もちろん、模型化するためにはそこそこの投資が必要で・・・TOMIXのパンタグラフを奢っていますが、
まだ(予算の関係で)動力は購入していません。
また、カプラーポケットは特殊な構造のため、簡単にKATOカプラー化することができません。
このままでは連結面が広すぎるので、そのうちTNカプラー化しようと思っています。
・・・って、たかだか数百円の車両に、いくらかかることになるのかな。

窓枠表現がステキ!


小田急2400形: 個性的な小田急中型車・・・やっぱり買っちゃいました


小田急って好きなんです。
私は東急沿線に生まれ育ったので、縁は薄いんですけど、
アイボリーにプルーというスマートな塗装や、かっこいいロマンスカー、
関西私鉄のように伝統を重んじる車両デザインなどが、東急にはない憧れです。
・・・というわけで、マイクロエースが2400形を出したら、ちょっと悩んだ挙句、買ってしまいました。
クハとデハで長さの違う、個性的な外観がなんといってもいいですね。
いつもどおり、きちんとしたディテール表現と、滑らかな走行性にも脱帽です。
カプラーが製品のまま(アーノルト)だと、連結面間が広すぎて興ざめするので、
とりあえずKATOカプラー化してみたんですが・・・全然狭くなってくれません!(涙)
なのでTNカプラー化して、鉄コレ2200型と併結させたいと思います。

小田急5200形: マイクロエースの新バージョンを、満を持してゲット


マイクロエースが5200形を最初に製品化した頃、ちょうど私は模型から遠ざかっていました。
模型界(?)に復帰し、大好きな5200形が製品化されていたこと、出来が素晴らしかったことを知ったものの、
中古品がたまに出ても新品時よりも高い値がつくこともしばしばで・・・入手は諦めざるを得ませんでした。
一方、側面二段窓の2600形や4000形の製品化は続きましたが、
どちらもその二段窓表現がお世辞にもよいとは思えず、購入するまでには至らなかったのです。
なので5200形の別バージョン(シングルアームパンタ)の予告が出たときは嬉しかったです。
速攻で予約し、発売と同時に入手したのです。

ボディの型は以前と同じなので、最新設計ではありません。
冷静に見れば、正面窓がやや小さい、スカートが上下に大きい、ヘッドライトケースが小さい、
スカートの欠き取り部が塗装で表現されている、クーラーの色が青っぽい・・・という不満も確かにあります。
しかし、見事な塗装やレタリング、静かな走り、雰囲気一杯の佇まいと、充分に満足できる出来でした。
実車はそろそろ引退の時期を迎えつつありますが、我が鉄道では既に大活躍を始めています。
本当はシングルアームになる前の方が好きなんですけどね(^-^;

左写真:雰囲気満タンの前面。スカートの欠き取り部分を黒色塗装で表現しているのはご愛嬌。
右写真:やや無骨ながら、見事に作られているシングルアームパンタ。

小田急3100形NSE(限定品): 小田急が発売した限定品を入手しました!


子供の頃から好きだったロマンスカー、普通の仕様で入手したかったのですが、
マイクロエースから一般に発売されたのは、「さよなら」ロゴ付き、または派手な「ゆめ70」で、
普通の仕様は・・・小田急から予約限定販売されただけでした。
限定品は中古の流通も少なく、たまに出てきても高騰してしまいます。
なので、欲しくとも手に入らないという状態だったのです。

そんな限定品NSEを、中古模型ショップで発見したのは2008年。
状態はきわめてよく、ほとんど使用していなかったようでした。
なにしろ元が高価なものなので、それよりやや安かったとは言え、20000円オーバー。。。
しかしここで逃したら、もう2度とお目にかかれないかも・・・そう思うと、買わざるを得ません。
かなり無理して、手に入れました。

一番の特徴である先頭部の造形は、なかなか見事だと思います。
連接車体の表現も素晴らしいし、繊細な塗り分け、無音に近い走行・・・買ってよかったと思います。
連接者ならではのタタン、タタンという軽やかなジョイント音を轟かせ、
優雅な昭和30年代デザインのNSEが快走すると、そりゃもう、ウットリしてしまうというものです。

欲を言うなら、屋上のダクトとクーラーが青っぽい変な灰色であること、
台車の材質が半透明な樹脂で、ディテール表現が甘いこと、
この2点は改善してほしいところではありますが・・・
そんなことはどうでもよくなる、素晴らしさでした。

左写真:優美な曲線を描く先頭部。
右写真:連接部分の優れた表現。台車はもうちょっとシャープなほうがいいですけど。。。

南海21001系: 同じく鉄コレ第3弾から組んだ4連です


小田急2200系と同時に、鉄コレ第3弾の開封品を購入した4連です。
実車は全く見たことがありませんが、真四角の窓が並ぶユニークな側面、
湘南型そのものの前面が大好きな電車です。
これが数百円で手に入るとは、すばらしい世の中になったものです。
こちらはTOMIXのパンタだけではなく、同時に発売された17m級動力も購入してみました。
鉄コレで初めて両台車駆動となったこの動力は、
重量が軽いためなのか、やや線路状態に影響されやすい傾向がありますが、
走行音の静かさや滑らかさなどで、かなり満足のいく動力だと思います。
少なくともGMの動力よりも出来はよく、今後、各種キットへの応用が期待できそうですね。
尚、実物は南海時代に中間車もあったようなのですが・・・
残念ながらそれは製品化されていないので、(Mc+Mc)×2の4連としています。

左写真:特殊な構造をしたアーノルトカプラーポケットと、走行OKのプラ製車輪
右写真:両台車を駆動する動力

名鉄7000系パノラマカー: とにかく模型の出来のよさに惚れて、購入しました!


実はパノラマカーの実車には、あまり興味がなかったんです。
見かけたことはあっても、乗ったことがないので・・・
っていうか、縁のない名鉄自体が、興味の対象外でした。
なので、出来があまりよいとは思わなかった、TOMIXの旧製品は、買わなかったんです。

しかし!TOMIXがHGシリーズとしてリニューアルした製品を見たら、そりゃもうタマリマセン!
実車を見事に再現した造形、破綻のない細部のディテール、美しい塗装・・・
自分にとっては、とにかく「完璧」に見えました。
実車がどうのこうのという前に、模型に惚れてしまったんです。

発売直後から、とにかく欲しくて欲しくてたまらない状態が続き、
しかし予算の関係で、購入できたのは・・・2008年になってからなのです。
たまたま中古模型ショップで、新古品の基本セットを見つけたので、
新品の増結セットと合わせて、全盛期を再現する6連の購入となりました。

とにかく満足度の高い製品で、なんだか名鉄に興味を持つようになってきた私、
これを機会に名鉄も集めようかしらん。


左写真:この先頭部の造形に参りました!
右写真:窓の内側にある構造物が特徴。うまく再現していますね。

パンタ周辺の密集感も素敵!


東武1700系DRC「けごん」: マイクロエースの素晴らしい作品!



2004年12月に発売された、マイクロエース製東武特急DRC、1700系です。
実はDRCは子供の頃に乗ったことがあり・・・その頃のジュークボックスコーナーのある姿が欲しかったので、
ボディをDRC化した更新車1700系の方を選びました。
しかも発売当日に、OKIともども手に入れています。

この製品は何よりもまず、その見た目・・・ディテール表現、塗装の質感に驚きました。
実車の印象を実に見事に模型化していて、全く「おや?」というところがないのです。
「模型らしくない」落ち着いた濃いグレーの屋根、シートカバーまで表現された室内も素晴らしい。
そしてその走りは、レールのジョイント音しか聞こえないほどの静かさです。
また、ライトは、黄色っぽい標識灯と真っ白のヘッドライトのコントラストが美しく、
愛称名を表示する部分も蛍光灯のように白く光り、とてもいい雰囲気です。

ここまでベタ褒めすることは滅多にない私ですが、この製品に関しては、降参です
1720系と共通のため、床下が異なる・・・・なんてことは、
実車の床下の記憶が無い私には、全く関係ありません。
この編成は飾って眺めていてもいいかなと思うくらい、気にいっています。

あ、唯一の弱点はパンタグラフかな。
相変わらずマイクロエースのパンタは強度が不安なんです。


国鉄151系をかなり意識しながら、独自にまとめた先頭部デザインは、昭和30年代のデザインが素敵です。
まだ「けごん」というシールは貼っていません。

東武1800系通勤タイプ:> 地味なデザインの急行車両、その通勤改造型・・・なぜか好きです。



東武の1800系は、以前急行「りょうもう」をちらっと見かけたことがある程度で、
あまり興味のある電車ではありませんでした。
まるでバスのような(?)前面デザインも、なんか垢抜けない感じに思えたし・・・

ところが、通勤タイプに改造された晩年の姿、これがマイクロエースから発売されると、
なぜだか、この通勤タイプを好きになってしまったのです。
通勤タイプになった1800系など、実物を見たこともなく、理由は自分でもよくわかりません。
でもおそらく、その東武の通勤型標準塗色を纏った姿が、なんとなく気に入ったからかもしれません。。。

しかし・・・気に入ってはみたものの、資金の都合でなかなか買うことができず、
ようやく2007年の暮れに、中古模型ショップで美品を手に入れることができたのです。

DRCも8000系もそうでしたが、マイクロエースの作る東武電車には「傑作」が多いと思います。
この1800系も、まさに傑作といえるものでしょう!
ボディのディテール、塗装、下回り表現、走行性・・・何をとっても文句なしです。
特に個人的には、ミンデンタイプの台車の、細かなディテール表現がスバラシイと思っています。

この台車は秀逸!

自由型地方私鉄(学生時代の作): GMキットを駆使して作りました

1980年代、地方私鉄と旧型電車が好きだった私は、
GMのキットを使って、地方私鉄自由型電車を作りました。
いずれも16〜17m級で、当時の地方私鉄にありそうな雰囲気にしてあります。
塗色は窓周りが西武ベージュ、その上下が国鉄ぶどう色、屋根と床下が黒です。
動力は当時のGM製17m車用を1両に入れようと買い求めましたが、
当時の動力は台車側面部分を貼りつける方式・・・台車がすぐに取れてしまうんです。
その後、新しい動力を求めようとは思っているんですけどね。。。

①片運、2扉、モハ
国鉄モハ32(戦前に横須賀線で活躍)を払い下げてもらったという想定の1両。
当時の富士急には、実際にモハ32の払い下げ車がいました。
車体はGMのクモハ43キットの側面を数箇所切り継ぎ、モハ32の窓配置にしました。
妻面は屋根との境界が一直線になるよう改造し、屋根は瞬間接着剤を盛って整形してあります。
この中では一番手間がかかった1両ですが、手間をかけただけの甲斐があり、お気に入りです。

②両運、3扉、モハ
GMのクモハ11キットをストレートに組んだ1両です。
そのままでは国電色が濃すぎるのですが、こういった塗り分けにすると、
途端に私鉄っぽくなってくるから不思議ですね。
両側で全く違う顔をしているのも魅力です(写真と反対側は貫通式)。

③両運、2扉、モハ
あまり記憶に無いのですが、前面はGMキットに含まれていた「クモヤ」だかの事業用車のものを流用、
側面は半流モハ53か何かのものを切り継いで、17m化したんだと思います。
ヘッドライトがオデコに埋め込まれた切妻型のせいか、ちょっと近代的な雰囲気も出ています。
おっと・・・屋根のガーランドベンチレータが1個紛失しちゃってる。

④片運、3扉、モハ
GMの東急3000系キットを使いました。
このキットはスケールより長く、車体が18mになってしまうため、
運転台と反対側の窓を1つ切り取って、短くしています。
これでほぼ17mになりました。
前面は非貫通タイプを使用しています。
それ以外は東急3000のままなのですが、やはり塗装の効果か、そうは見えません。

⑤片運、2扉、クハ
同じく東急3000系キットを使いましたが、こちらは中間扉部分を抜いて、2扉化したものです。
その結果、他よりも少し短い、16m級になりました。
こちらの前面は貫通タイプにしてあります。

⑥片運、3扉、クハニ
合造車も1両作りました。
確か・・・モハ41だかの側板を数箇所切り継いで荷物室部分を作り、
17m級国電に付属していた前面を使用したんだと思います。
前面は・・・非貫通の部分に幌を付けて、貫通式に見せたかと思いますが、
もう記憶もあいまいです。

左から⑤、④、②
左から③、①、⑥。台車取付部の精度が悪く、傾いてます

近鉄3000系: エンドウ製の貴重な3両セット


学生時代、関西の私鉄に憧れた時期がありました(私は東京生まれの東京育ち)。
何度か関西に足を運ぶうち、中でも近鉄電車のファンになったのです。
それでグリーンマックスの近鉄8000系キットを組もうとしたこともあるのですが、
当時完璧主義だった私は(今じゃお気楽主義なのに。。。)、例によって製作途中で挫折してしまいました。
そこで目を付けたのが、当時Nゲージに進出していたHOの老舗・エンドウ製の近鉄3000系セットです。
金属車体であることを活かした、メッキによるステンレス車の表現が気に入って、
高価だったのを無理して買ったと記憶しています。

当時のエンドウは、ディテール表現では絶対に勝てないプラ製品に対抗するため(?)、
都営10系、キハ30と言ったステンレスカーも出していたっけ。。。

今となっては・・・ステンレス車はこんなにピカピカしてないし、
そもそも屋根まで全部が銀ピカなのはおかしいし、床下機器が3両とも同じだし、
ヘッド、テールライトが点灯しないし、トレーラーの重心が高くて不安定だし・・・
などという不満もあります。
でも最近じゃネットオークションや中古模型ショップで、セットで30000円以上で取引されているんです!
私の持っている車両達の中で、おそらく時価が一番高いと思います。

走りの方は、如何にもHOゲージの縮小版といった、重厚な感じです。
プラ製品の倍以上はあるんじゃないかという重量級モーター車が、
たくさんの電力を使って「どっしり」と走るのです。
最近になって1回だけ分解清掃をしましたけど、ほとんどその必要がないくらい、安定しています。

でもなぜだか・・・進行方向によって、速度が違い、
・・・時とともにそれがどんどんひどくなっていきました。
おしまいには、12V近くの電圧をかけないと動き出さないという、危険な状態です!
そこで・・・手元に残っていた、同じエンドウの近鉄用動力に交換し、
昔どおりのより安定した走行性を取り戻すことができています。

近鉄8000系: 発売を待ちに待った電車・・・だけど出来はいまひとつ・・・


当初の発売予告時期は2009年1月でしたが、遅れに遅れて8月に発売されました。
私は近鉄8000系が大好きなので、予告が出てすぐに予約を入れて待ち続けたのですが・・・
正直がっかりさせられました。
まず、全体的にモールドが甘く、ぽてっとした印象です。
特に台車はがっかりするほど平板で、かなり玩具っぽくなっています。
パンタは強度がまるでなく、最初から曲がっていました。
マイクロエースの製品は、生産委託先のレベルによって差が激しいのですが、
これはかなり悪いほうだと思います。
製品ごとにばらつきの出ないよう、考慮して欲しいものですね。
尚、私はマルーン一色の時代が好きなので、いずれ塗りなおししようと思っています。

近鉄30000系ビスタカー: これも今となっては貴重なエンドウ製品。なかなかの状態を格安で!


かつて破竹の勢いで製品化していたエンドウ、当時の新鋭電車、近鉄ビスタカーも出していました。
この製品の弱点は塗装・・・特に濃紺部分が、経年とともに擦れやすいということです。
近年ではなかなか状態の良い個体を見つけられず、
あまり状態のよくないものが、結構な高値取引されたりしています。

ところが・・・2007年の晩秋、いつもの中古模型ショップで、これを発見!
やはり塗装の擦れは散見されましたが、それでも色艶の状態はよく、
車輪を見ても・・・あまり走行させた感じではありません。
この製品の状態としては、かなりよいほうだと思います。
ところが!・・・これが信じられないほどに安価だったのです!

発売時からあったであろう、ビニールにくるまれたまま年月が経ち、
それが経年変化で塗膜に貼りつき、艶の感じが変わってしまっている部分があること、
先頭車2両のうちの1両が、オリジナルのパンタグラフを紛失していること、
これが安価な原因なのでしょう。
でも・・・それだけ?動力だって安定しているし、セットの紙箱だって健在なんですから!
喜びいさんで購入したのは、言うまでもありません。

早速、パンタグラフには、同じ関西私鉄ってことで、KATOの「阪急用」を購入して取り付けました。
本来パンタ台に取り付けるタイプなので・・・ちょっと屋根に密着し過ぎているようですが(笑)
さすがにKATOのパンタは形態もびしっと決まっているので、オリジナルのパンタも交換しています。

この製品の美点は、やはり動力でしょうね。
今の基準からすればややうるさいかもしれませんが、未だに安定した走行を見せているのですから。


左写真:プレスで抜いた、きれいな窓が美しい・・・
右写真:「VISTA CAR」の文字が素敵!擦れ


左写真:KATOの阪急用パンタをつけました
右写真:エンドウならではの青い紙箱

東急3000系(目蒲線): GMキットにかなり手を入れて完成させた3連

     デハ3710                           サハ3362

     デハ3503                           デハ3710とデハ3503

ご存知、GMの東急3700系キットを元に、目蒲線の3連にまとめたものです。
とにかく「東急の旧型電車らしさ」を出すことに重点を置いて製作しました。
スケールよりも長いのがこのキットの最大の弱点ですが、
若干ながらも全長を短くしたり、車幅を狭く、車高を低くといったところにこだわったため、
キットの素組みよりも、雰囲気を出せたのではないかと思っています。
割れながらうまくできたと思っています。

一方、車番には全くこだわりがありません。
様々なタイプが混在した3000番台車の特徴を、3両に集約させた感じにしてあるので、
単にGMのインレタにあった車番から、適当なものを選んだだけです。

動力は中間のサハに組み込みました。
鉄コレ用の17m動力を用いたため、車体に比べて少し短くなっていますが、走りは滑らかで、
我が鉄道での稼働率は高くなっています。

なお、製作の詳細については、別記事 GM東急3700系の製作 を参照してください。


屋根は、3車それぞれの個性を出してあります(上からデハ3710、サハ3362、デハ3503)

東急5000系: 通称「青ガエル」は、慣れ親しんだデンシャ

      デハ5000                           サハ5350

       デハ5100

東急東横線の沿線に住んでいた私にとって、かなり身近な存在だった電車です。
物心ついた頃には、既に急行運用からは外れていて、5連の各停の印象が強いのですが。
1980年代まで東急各線で使用された後、各地の地方私鉄に譲渡され、さらに活躍したことでも有名です。

この製品は、TOMIXが製造し、東急が販売した限定セットの5連と、
同じように東急が販売している熊本電鉄に譲渡された以降の姿(登場時)の先頭車2連、計7両です。
5連セットの方は、その販売時には私は模型から離れていたため入手していなかったので、
2003年末にネットオークションで新同品を手に入れたもの、
また、2連の方は、東急関連サイトの通販で、2003年の秋に新品を手に入れました。

製品の出来は、全く文句の付けようがありません。
今までも、GMのキットやマイクロエースから岳南鉄道時代の姿が製品化されましたが、
どちらも正面デザインの再現が今一つで・・・実物よりも「丸い」印象になっていました。
それに対しこの製品は、さすがに本家東急から発売するとあってか、
丸いようで意外と角がピシッと出ているデザインを、見事に再現しているのです。

TOMIXではハイグレード製品と同等であるため、ベンチレータ、床下などの表現もぬかりなく、
走りも実にスムーズで、高価ではあるけどそれだけの価値がある製品だと思います。


左写真:熊電仕様だった先頭車2両は東急時代に戻し、元住吉行としました。
右写真:5連セットの先頭車は、今は亡き桜木町行にしています。

熊電仕様の2両は、熊電マークの上から、付属していた東急マークを貼り、東急時代に戻しました。
また先頭の4両は全て、付属品の引き通し線、ブレーキホース、排障器、行先、運行番号を付け、
さらに雰囲気を盛り上げました。
但し無線アンテナは・・・車体を分解し、屋根を取り外すという大工事なので、まだ行っていません。
じっくりと落ち着いて手を付けるつもりです。
先頭車がどちらも5043、5044であるのも気になるところで・・・
熊電セットに付属している車番インレタで、他の番号に変える予定です。


付属品の引き通し線、ブレーキホース、排障器をつけ、行先表示と運行番号を貼ると、
一層、本物の雰囲気が出てきます。

東急7000系: 大好きな電車なので、限定鉄コレを「採算度外視」で集めました!



5000系と並び、子供の頃の東横線の印象と言えば、7000系でしょう。
これが限定品の鉄コレで発売されるという情報を、迂闊にも知らなかった私は、
とにかく・・・なんとしても8両編成分、集めることにしました。
定価の2倍近かったとは言え、そこは好きな電車を手に入れるためには仕方ありません。
最初の1セットは中古模型ショップで、2セット目と3セット目は、ネットオークションで、
それぞれ入手できたのです。
残る1セット・・・これもすぐに、ネットオークションで手に入れました。

手軽な鉄コレとは言っても、あなどるなかれ。
特徴ある7000系を、かなりいい線で製品化しています。

そこで最初は、2セット4連で「模型化」工作を開始しました。
自分の記憶の中に残る7000系を是非再現しよう!と決めたので、
パンタグラフ、ベンチレータ、台車、カプラー、そして前面幌と・・・結構手が込んだ加工をしました。
そのわずか1週間後には・・・前面幌がなく、踏み板を下ろした顔も欲しくなり、
残る2セットの先頭車の改造にも着手。
こちらは、Hゴムとライトケースのグレー化も行ったので、
より一層、当時の実車に近い顔にすることができました。

尚、動力も鉄コレ18m車用を組み込んだので、素晴らしい走りを手に入れました。
そして急行サボを貼り付けて、念願の東横線急行に就役したのでした。
(詳細の 工作記事はこちら


左写真:最初の改造は幌を自作(右)、2度目の改造はワンマン改造の出っ張りを削り、
 各所に色入れして、貫通路の踏み板を下ろしています(左)
右写真:パンタは2つの製品を組み合わせ、車幅方向の水平の線を切断しました。
 これでほぼ、実車どおりの形状です。
急行サボもつけました

東急7200系: これも大好きなダイヤモンドカットの目蒲線仕様。とんでもなく苦労しました。



2008年末に発売されたクロスポイントの3両キットを、
昭和50年代後半の7260F(当時目蒲線唯一の新性能車、かつ唯一の冷房車)として組んだものですが、
屋根幅エラーの修正、クーラー形状の修正に始まり、
屋根配管の金属線化、車高下げ、前面下部ステップの削除、ヘッドライトをトレジャーのパーツに変更、
アンテナをTOMIXの東急5000用に変更、銀河のジャンパー栓装着、鉄コレ動力使用、SHINKYOカプラー化、
・・・などなど、物凄く手をかけることになりました。(工作記は こちら

車体色は、いくつかの銀を試した結果、自分のイメージに一番合った、
クレオスのシャインシルバーを使っています。
やや粒子は粗いのですが、白っぽくてキラキラしているステンレスの7200系や8000系は、
艶消し仕上げの7000系や、メッキのような営団3000系とは異なります。
肉眼で見るときは、これがまさにぴったりの色調だと思います。

手をかけただけあって、とても気に入っている編成です。


左写真:モールドを削って全てやりなおした屋根上の配管。とっても大変でした。。。
右写真:クハの台車はトレジャーのPⅢ。この台車、高いんですよねぇ。。。

東急9000系(TO-Q BOX虹色仕様): GMキットを格安で手に入れ、組み上げました


今も東急東横線沿線に住む私にとって、最近の馴染み深い電車・・・しかもお気に入りと言えば、これ。
2004年秋、中古模型ショップで、新品未開封なのに格安で売られていたものを入手しました。
数年前にGMから限定発売された、TO-Q BOXの虹色8両トータルセットです。
こういうものがふいに現れるので、中古模型はやめられません。。。
普通の9000系を揃えようと機会を伺っていたのに、思わぬいいものを手に入れてしまいました。

トータルキットは、必要なものは全て揃っていて、組立も簡単でいいですね。
あっという間に組みあがりました。
ディテール、塗装も合格点、実車の雰囲気をかなりうまく再現していますし、
部品の精度もよく、ほとんど無修正で組むことができました。
「完成品っぽさ」を出したかったので、色入れやディテールアップなどはせず、
キットをそのまま素組みしましたが・・・・なぜだか正面床下だけ灰色パーツなんですね。
ここだけは黒スプレーで塗装してあります。
また、8両分のインレタを貼るのがどうも面倒で・・・今はまだナンバーも行先も付けていません。

残念な点と言えば、やはり動力でしょう。
昔よりはよくなったとは言え、ムラのある走り、うるさい走行音は、やっぱりGMだなぁと思う瞬間です。。。
とは言え、数少ない私鉄電車の一員として、当鉄道では大活躍しています。

平らだけど個性的な前面を、よく再現しています


左写真:パンタ周辺は細かいパーツで賑やかな表現。
右写真:TO-Q BOX車の最大の特徴である、賑やかな虹色塗装の表現が見事です

東急1000系東横線: 日比谷線乗入れ用第二世代


東急の電車とあらば、買い揃えなくちゃ・・・ということで、
予告が出てすぐに予約をし、発売を待ちに待ち焦がれた製品です。

上に紹介した9000系キットと、基本的には同じだろうと思っていたら、
これがどうして、床板の構成、クーラーの取り付け部、動力などが改善されていました。
床板は2枚を貼りあわせた、よりしっかりとしたもので、パチンとボディにはまるようになっています。
クーラーも位置決めがしやすくなっていたし、動力は、より背が低いものになっていたのです。
パーツの合いもよいため、組立も容易です。
8両分を延べ2日、正味5,6時間で組めてしまいました。(細かいシールは一部未貼り付けですが)

ディテールには全く不満なく、東急1000系の特徴をうまく捉えていると思います。
動力も、音はややうるさいものの、以前よりは安定するようになったと思います。

細かいところで難を言わせてもらえば、
クーラーのパーツのバリとりが面倒なこと、前面のスカートは取り付け前に加工が必要なこと、
スカートの取り付け部の強度がやや不安なこと、スカートと連結器周辺に塗装が必要なこと、
・・・あたりでしょうか。
でも、全体的な満足度は高いです。
これでマイクロエースの03系との競演が実現しました!


左写真:9000系同様の構成で賑やかなパンタまわり
右写真:顔つきも9000系とほとんど同じ。スカート付きで精悍な表情に。

伊豆急100系スコールカー編成: これまた大好きな電車の決定版を入手!

    クモハ116                            クハ156

    クモハ101                            クロハ155

     サシ191                            クモハ111


マイクロエースの2005年の製品です。
国鉄の153系や157系と同じく、子供の頃の伊豆旅行を思い出させてくれる、伊豆急100系は大好きです。
なので、サシ191の入ったスコールカー編成6両セットを、発売日当日に購入しました。

最近のマイクロエース製品の素晴らしさはこの製品でもしっかりと受け継がれており、
塗装の美しさ、レタリングの細かさ、走行性の良さは申し分ありません。

敢えて注文を付けるならば、
後期型の「顔」も1両欲しかったこと、
銀帯がスケールよりちょっと太めなこと、
窓ガラスの平面性が良くないこと、
ベンチレータ側面にランナーから切り取ったバリが残っていること、
ライトが暗いこと
などが挙げられますが、どれも贅沢な注文と言えるほど、全体的な出来は良いと思います。

6両のうち、実に5両に運転席があり、しかもその全てがライト点灯するので、
サシ以外は全てが編成の先頭に立てることが可能だというのも、高ポイントですね。

京急1000系冷房改造車: マイクロエースのなかなか好ましい製品



マイクロエースの2005年の製品です。
冷房改造車と非冷房車とが売り出されましたが、すぐに冷房改造車の方は品薄になってしまいました。
これは、とある大手量販店に1セットだけ残っていたのを発見したものです。
同社の旧製品の型を利用しているので、2005年の製品とは言っても、
ボディ、下回りやパンタグラフなど・・・全体の造作にはやや大雑把な部分もありました。
特に下回りのプラ丸出しの質感は・・・再塗装したくなります。
とは言え、1000系の特徴である大きな側面窓は好ましく表現され、
実車よりちょっと鮮やかじゃないかと思う赤い塗装も、結構いい出来だし、走りも静かで滑らかです。
車体長が18mのためか、連結面間が折妻のためか、
連結面間がかなり広く感じられたので、全車をKATOカプラー化しました。

阪急2800系: 東京人の私には憧れの電車です



私鉄電車が大好きだった若い頃、大量輸送に徹せざるを得ない関東と違い、
速度が速く、設備がよく、伝統を重んじる関西私鉄には、大きな憧れがありました。
その代表格が、この電車です。
なんと言ってもスマートなデザイン、伝統のチョコレート色とアルミサッシのコントラストが最高です。
私が関西私鉄の乗りつぶしに行った頃には、既に京都線特急車は6300系になっていましたが・・・
マイクロエースの製品化アナウンスを知ってすぐに予約し、待ち焦がれて買いました。
もちろん、買うのであれば、憧れの特急時代(2扉)です。



ボディの造型には、全く非のうちどころがありません。
いつもツヤツヤしてきれいな、阪急ならではの塗装も見事です。
床下機器や台車の表現も繊細でスバラシイ!!
走りも・・・もはや無音とも言えるほど、なめらかでした。
これは東武DRCと双璧をなす、マイクロエースの傑作だと言えると思います。

難を言えば、特急マークが分厚いプラ製で・・・貼り付けて横から見ると、まるでヘッドライトみたいなこと。
小さなこととは言え、特急時代の再現にはこれは必需品ですから、とても残念なところです。
ここは金属パーツにしてもらいたかったものですね。。。

阪急6300系: 昔から大好きだった電車、四半世紀経ってやっと購入



阪急6300系がデビューしたとき、その格好良さに一目ぼれしました。
その伝統と速度とサービスは、関東では決して味わうことのできない、電車でしたからね。
でも、KATOが模型化した当時、私には実物どおりのフル編成を組む財力がなく、
購入を諦めてしまったのです。
やっと買ったのは2008年・・・既に登場時のHマークではなくなってしまいましたが、
中古模型ショップで最新ロットの綺麗な品が安かったのです。

四半世紀前のディテールは、今のレベルから見ればさすがに見劣りするところもあります。
でもやっぱりその佇まいの格好良さは、さすがKATOですね。
走りもKATOの標準動力ですから、問題はありません。
2800系と新旧の京都線特急競演で楽しんでいます。
ほんとはHマーク時代の方が好みなんですが・・・

西武701系: 縁はあまりないけど、好きな電車なので購入〜



マイクロエースの2005年の製品です。
西武と言えば・・・昔から新101系がKATOより製品化されていましたが、
やはり西武と言えばこの顔でしょっということで、発売と同時に6連セットを手に入れました。
全体的には、なかなかいい感じに再現してくれています。
旧601系から改造・編入された中間車2両の窓の違いもしっかりと再現されていて、
それだけで6連セットにして正解だったと思っています。
走りも全く文句ありません。静粛で滑らかなのは、最近のマイクロ製品に共通の美点でしょう。
あえて難を言うならば、ちょっと前面シールドビームがスケールより小さいような気がすることと、
なぜかヘッドライトよりも行先表示窓の方が数倍明るいってところかな。。。(笑)


左がオリジナル701系、右が601系からの編入車。ドア間の窓割りと車端部に違いがあります。
 ・・・・って、あ、脱線しちゃってるジャン(笑)


西武新101系: 701系と併結するために購入した4両増結セットに、後から2両セットも増備




上の701系購入後、「KATOの新101系と併結させたら楽しいだろうなぁ」と思い始めたところ、
たちどころに中古模型ショップで見つけてしまった、格安増結セットです。
「欲しいと思うと目の前に現れる」傾向は、また続いています。
シール未使用のきれいな状態だったので、迷わず購入し、
早速先頭車の1両を
TNカプラー化改造 して、701系との10連を実現させました。
マイクロエースの動力は、KATOとの併結10連でも、充分な牽引力を持っていました。

それから遅れること1年以上、同じくKATOの2連セットを、同じ中古模型ショップで発見!
美品が格安で売られていたのです。
こちらはモーター&ライト付きなので、ライトユニットの1個を増結セットに譲ることで、
改めて101系だけの(4+2)の6連も組成できるようにしました。



左写真:KATOのクハにTNカプラーを装着。
右写真:マイクロエース701系とKATO101系の連結。

相鉄5000系: 画期的な車体構造の「湘南顔」電車、鉄コレで製品化されるとは!


ヨコハマ鉄道模型フェスタ2008の相鉄ブースで売られていた、限定鉄コレです。
旧6000系の方が人気で、既に売り切れていたのですが、
私の好きな5000系は売れ残っていたので・・・2セット4両を購入しました。
新性能電車の嚆矢、張殻構造で卵型断面、湘南顔・・・東急5000系と共通点の多い電車です。
ということで、実車の記憶はないものの、好きな電車なのです。

この特徴ある車体構造を、鉄コレという安価な製品で実現したのは、凄いことだと思います。
複雑な塗り分けも、やや擦れはあるものの、充分に美しく表現されています。
ナンバーと行先シールはちょっと品質がよくなかったので、
何かいいものがないか物色中ですけどね。

購入後、早速パンタグラフを交換し、1両に動力を入れ、「鉄道模型化」しました。
まだTNカプラー化していないため、4連運転はできていませんが。。。
味のある顔をしています






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