このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

EF70、EF71のページ  
  1. EF70 (8)
  2. EF71 (5)

EF70
EF70 1:マイクロエースの70は一つ目玉の一次型

KATOが黎明期からずっと作り続けたEF70の生産を終了して久しいですが、
なんとマイクロエースがそれを引き継ぐ形で、製品化してくれました。
しかも!KATOが製品化しなかった一次型もです!
例によって買いそびれた私は、ほぼ新品をネットオークションで手に入れました。
さすがに新しい製品だけあって、ディテールの完成度は高く、いい感じです。
特に目立つのは、屋根上の高圧配線が実に細密であること。
上から眺めることの多い模型では、かなりの高ポイントでしょう。
走りは例によって、マイクロエース独特の走行音ですけどね。

EF70 27:30年前の製品を現代風に改造


KATOが関水金属ブランドだった頃、初めて製品化した電機がEF70です(1960年代後半?)
しかし何故だか車体色はオレンジ、屋根は銀・・・・実物とは全く違う塗色でした。
でも、当時交流機を見た事のなかった私は、それを全く疑問に思いませんでしたね
(交流機に縁がないと「いう理由で買わなかったけど)
これはその頃のEF70を、2003年になってネットオークションで入手したもので、
高圧配線には銅色、Hゴムにはグレー、ナンバーには銀、床下には濃いグレーが色差ししてありました。
せっかくの初期製品ですから、出来る限りオリジナル状態にして保存しようかとも思ったのですが、
初期カップギア動力は調子が今ひとつで、音が非常に大きい上に集電状態が芳しくありません。
「走ってこそ模型」と思う私は、 思い切って改良 することにしました。
・動力装置:
 台車枠はオリジナルを使用、メッキが剥げていた車輪はEF65 500の旧製品から拝借、
 モーター回りはネットオークションで入手したEF65 1000のものを流用し、組み上げています。
 この結果走りは実に快調となり、副産物として、ヘッドライトが点灯するようになりました。
・スカート
 製品はもちろん台車と一緒に首を振る構造です。
 リニューアル後のEF70は、残念ながらEF65のスカートを流用してしまったので、
 この、「本来の」EF70スカートを使って固定しました。方法は、スカート上面に真鍮線を立て、
 それをガイドにプラ板を固定、そのプラ板をダイカストとボディ前面との間に差し込むという方法です。
 カプラーは、スカートに通した真鍮線を軸に、穴を開けたKATOカプラーの首を振らせました。
 このカプラーを押さえるのも兼ねて取り付けたスノープロウは、E851のものを使ってみました。

 その後さらに 高圧配線の銅線化 なども行っています。

EF70 27:こちらは30年前の製品が新古品の状態で!

このEF70も上の製品と(おそらく)同一ロット、同じようにネットオークションで手に入れたものです。
こちらの方が遥かに安かった(落札価格は1/3くらい)にもかかわらず、モノは何倍も綺麗でした。
ほとんど新古品と言ってもよいのではないかと思います。
なので「手を加えるのがもったいない」という気持ちになってしまい・・・
分解清掃した際、(運転面の考慮から)片エンドにKATOカプラーアダプターを装備させた以外は、
オリジナル状態のままにしています。
初期KATOならではのスカートが首を振る方式も、ギャーというような初期カップギア動力の音も、
これはこれで、いいのではないかと。。。
スカートが首を振る方式と、分解防止のペイント

EF70 27:オレンジ機3両目も美品格安

OKIがEF65に執着するように、なぜだか私はEF70が好きです。
(OKIほどの両数は持っていませんが・・・)
ネットオークションに格安で出品されていたこのロコも、無事に当鉄道へ入線と相成りました。
製造年代を感じさせない状態の良さがステキです。
2両目のオレンジ70とは、若干製造ロットが異なるようで、
台車の分解防止ペイントがなく、塗装の質感も異なっています。
ただし片側のパンタが欠品していたので、数両ぶんストックしているKATOの交流機用パンタを装着。
若干渋かった走りは、清掃と慣らし運転で復活させています。

EF70 27:中身はリニューアル製品、外見は旧来製品という、過渡期ロット

この塗装色で固定ナンバーは珍しいです

動力をリニューアル、ヘッドライト点灯、スカート変更、塗装変更が行われたときの最初のロットは、
ボディの変更はなされませんでした。
つまり、オレンジ色時代と同じ、ナンバー固定式ボディだし、屋根上の配線もオレンジ色時代のままです。
正面の飾り帯、Hゴムがスタンプのように印刷されているのは、下の1002号機と同じですが。
おそらくリニューアルの過渡期にわずかしか生産されていない、貴重なロットなのではないでしょうか。
ネットオークションで発見し、安く手に入れました。
スカートがEF65用だったので、 初期EF65と台車ごと交換 しました。
その際、徹底的に清掃したら、極めて走行性の良い個体になっています。


下2両はボディ、ディテールが共通、上2両は塗装、動力が共通。


EF70 1002:手に入れたときからスカートが固定されていたリニューアル製品


色が正しくなったリニューアル製品ですが、ネットオークションの写真を見て、「おや?」と思いました。
リニューアル後のEF70なのに、スカートがEF65用でありません。
興味を持って落札してみると・・・・なんとED75旧製品のスカートを流用していました。
ED75旧製品は、左右のダイカストに挟み込んでスカートを固定しているので、それを用いていたのです。
このロコの走行性能は、カップギア動力としては最高の部類です。
このロットでは、なぜかHゴムと正面飾り帯がどちらも艶消しシルバーの塗装で、
しかもまるで押し潰されたような感じになっています。
それが当時は「買いたいと思えない」一番の要因だったのですが・・・
今じゃ「こういうモノもあったなぁ」という懐かしい感じです。

EF70 54:KATOのEF70の最終生産ロットをフライホィール動力化

ネットオークションで発見した、最終生産ロット品です(出品者は気づいていなかったようですが・・・)
最終ロットはHゴムがグレー塗装、飾り帯がメッキになっていて、上の1002号機よりも実感的なのです。
屋根が埃で汚れ、高圧配線の一部が欠損、走りにはムラがありましたが、ボディは概ね綺麗でした。
しかし!!問題はナンバープレート!
1002番が前後用と左右を間違えて付けられており、おまけに擦り切れているという状態でした。
そこで・・・1006号機を入手した際に、付属していた余剰ナンバーに付け換え、54号機にしたというわけ。
ムラのある走りは分解清掃で改善、初期EF65と 台車交換 して正規のEF70用スカートに変更、
片エンドのKATOカプラー化、スノープロウ取り付けもしていました。

しかしあるときEF70のフライホィール動力化がしたくなり、その改造種車にこれを選びました。
EF65用動力ユニットとEF64用台車の組み合わせで、簡単にできるはずでしたが・・・
思わぬ事態に直面!(詳しくは KATO製EF70をフライホィール動力に! 参照)、
なんとか実現したフライホィール化・・・その成果は見事でした。
パンタとスカートはED75用を流用し、見た目もバッチリ決まっています。
もちろんその滑らかな走りには、ウットリしていまいます。


左写真:EF64用の台車を利用
右写真:パンタとスカートはED75用。運転席も塗装しています。


フライホィール動力化以前の姿は、こんな感じでした。


EF70 1006:もういっちょ最終ロット、ほぼ新品にオリジナルスカート取り付け加工

これは54号機よりも後に同じくネットオークションで見つけた、やはり最終生産ロットです。
こちらの出品者は最終ロットということを知っていて、そのぶん価格も高めでしたが、
EF70の最終ロットに価値を見出す人が他にいなかったのか、対抗ナシで手に入れられました。
このロコの凄いところは、最終ロットがほぼ新品状態、ナンバーは未装着で付属、
さらにはオマケでスペアのパンタが2個付いていたことです。
ナンバーは、既に1002号機を持っていたため、1006をつけました。
尚、EF65 505号機(EF65初期製品)と 台車を交換した ため、
54号機同様、最終ロットでありながら、本来のEF70用スカートが付いているというロコになっています。


左写真:奥からKATOの初期製品、KATOの最終生産ロット(スカート交換前)、マイクロエースの一次型
     KATOの2両は、実はボディは共通です。
右写真:上はKATO最終生産ロット、下はマイクロエース。縮尺より長いのは、KATOの特徴。

EF71
EF71 12:他社パーツで武装した初期マイクロエース機


20年以上前、大手模型屋で、新品なのに格安で投売りされていたものを購入しました。
購入以来、全く走行させたことがなく、しまいこんでいたのですが、最近になって走らせてみたら・・・
これが全く動きません!キーという音を発するばかりでした。。。
でも分解し、徹底的に清掃し、オイルを注したところ、簡単に復活させることができました。
しかも、静かで滑らかに走行してくれるようになりました。
しかし、その後手に入れたTOMIX機と並べると、プロポーションの悪さばかりが目立ったので、
スカートをKATOのED75用を改造して挟み込み、パンタグラフはTOMIXのED75用に交換、
高圧配線を0.3mm銅線に張り変えてみました。
結果はご覧のとおり、見事なプロポーションに変貌です。

EF71 4:間違って入手したTOMIX機


ネットオークションで、あまりの安値にヒヤカシ入札したものが・・・
最高値になってしまい、予定外に手に入れたものです。
しかし手に入れて見ると、先に持っていたマイクロエース製品に比べ、
全体のプロポーションがとてもいいのに感心しました。
塗装はオレンジではありませんが、比較的古いロットなので、本来はHゴムに色差しはないそうです。
しかし前オーナーがHゴム塗装済みの窓ガラスパーツに交換してくれていたのも、ラッキーでした。
ところが・・・マイクロエース機にKATOのスカートを付けてみると、
逆にこちらのスカートが貧弱に見えてきてしまったので、
結局同様にKATO製ED75用スカートを改造し、挟みこむように取り付けています。
これで、リニューアル品ともさほど違和感なく比べられるようになりました。


マイクロエース(左)とTOMIX(右)の比較。
当時のTOMIX機は、EF64もそうですが、ややオーバースケールです。色合いもずいぶん違いますね。

EF71 15:TOMIX製品のかなり初期製品。超ジャンク品を再生

TOMIXのEF71は、EF64に続いて生産された国鉄F型電機だったと思います。
EF64ではまだまだだと思ったディテールが、一転かなりよくなりました。
しかし初期ロットは、なぜかKATOのEF70旧製品のような「オレンジ色」でした。
中古模型ショップで、そんな初期製品のかなりなジャンク品(数百円)を発見し、
同時代のEF64のパーツを活用し、屋根上配線を張り替えて再生させたのが、このロコです。
工作内容の詳細はこちら
車体色がオレンジ、Hゴムに色入れがされておらず、スノープロウもなく、
なんだかEF71には似ていませんが、
これはこれで、当時の製品を偲ぶために、この状態で活躍させたいと思います。

銀河モデルの碍子と、銅線化した高圧配線

EF71 8:見事にリニューアルされた1次型

TOMIX製EF71の旧製品は、1次型の外観に2次型のナンバーも付属していたし、
初期ロットでは2次型のナンバーが印刷済みでした。
リニューアルされた製品は、1次型と2次型が作り分けられ、完成度が高まったと言えると思います。
しかし私は旧製品を持っていたため、なかなかリニューアルされた1次型を買っていなかったのです。
そしてようやく手に入れたこの製品は、中古模型ショップで新古品が格安で売られていたもの。
旧製品も同じ1次型だとは言え、標識灯に透明パーツがはめ込まれ、各部の質感も向上し、
走行性もよくなり、スカートマウントのカプラーはTN対応となるなど、その違いは大きなものでした。
早速、下の15号機と重連仕様で活躍させています。


左が2次型、右が1次型。標識灯形状、前面ベンチレータの有無、電暖表示灯形状を作り分けています。

EF71 15:2次型はTOMIXのリニューアル製品

中古模型ショップで見つけた、TOMIXのリニューアル製品の新古品です。
1次型はなかなか買わなかった私も、旧製品にはなかった2次型は、見つけたら速攻で買いました。
リニューアル品は標識灯に透明パーツがはめ込まれているので、
2次型の特徴であるすっきりした前面を、より一層うまく表現できていると思います。
スプリングウォームをやめ、普通のユニバーサルジョイントに変更した動力も素晴らしい出来でした。
この個体は、ボディと下回りが外れやすいのが難点ですが。。。


電暖表示灯は別パーツはめ込み


左写真:左が旧製品初期ロット(ジャンク再生品)、右が旧製品後期ロット(KATO ED75スカート装着)。
 車体の型は同じなのに、KATOのスカートを付けると、雰囲気がかなりよくなるのに気づきます。
右写真:左がリニューアル品(2次型)、右が旧製品後期ロット。
 リニューアル品は、特に標識灯の表現が優れています。






このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください