このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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銀座線01系銀座線の足(台車)

銀座線01系銀座線の足(台車)は2種類

銀座線の車両(01系)には作られた時期によって2種類の台車があります。最初の台車が緩衝ゴム式ダイレクト・マウント、その後の台車がモノリンク式ボルスタレス(枕なし)で、どちらもトンネル内で乗り心地がよく、ギーという騒音の低減(軋り音低減)、小型、軽量でカーブに強いのが特徴です。

銀座線01系緩衝ゴム式台車

この緩衝ゴム式台車(シェブロンゴム、住友金属FS520、FS020)はカーブに強い構造をしています。
黄丸の付いた車軸を両端のゴムと鋼板とを交互に接着した積層ゴムで前後左右上下3次元方向のクッションを行っており、磨耗のガタによる蛇行もなく、軽量化、メンテナンスの容易さが図れています。

銀座線の足(台車)です。カーブに強いのですが車輪が見えないのが残念
緩衝ゴム式台車(シェブロンゴム、住友金属FS520、FS020)、台車中央の横棒がボルスタアンカー、その枕の上の円筒状のものが空気バネ

黄丸の付いた車軸の両横の黒いアコーディオン状の物が板状のゴムで左側は集電装置(コレクターシュー、集電靴)が手前にあるため見えません。
新ボルスタ台車(モノリンク式)で省メンテナンス化
新型電車(10000系)の台車(FS777、住友金属)
銀座線と同じ新ボルスタ台車(モノリンク式)で省メンテナンス化(特に輪重調整)が図られています。カーブの走行も輪重安定策(輪重量抜けの抑制性能の向上)で安定しています。
荷重の変位にばね特性を追随させる非線形軸バネ、
空気ばね中立位置付近に微小流動性を持つ自動高さ調整弁、(車体の高さを保つ、LV)、
左右荷重の変化に応じて不感帯の幅を変化させる応荷重差圧弁(左右の空気ばねの内圧差を調整、DV)。

新型電車(10000系)の外観。→ 東京メトロ10000系

動態保守機能付車両制御情報管理装置も採用しています。

差圧弁
左右の空気ばねの内圧差を抑制し、車体を安定的な状態に保つもので、空気ぱねのパンク、異常圧力に対応するもの。

銀座線01系モノリンク式ボルスタレス台車

このモノリンク式台車(モノリンク軸箱支持方式ボルスタレス台車(住友金属SS130A、SS030A))はカーブに強い構造をしています。1本のリンク棒で車輪の軸箱を支持する方式で、2箇所のゴムブッシュで前後左右上下3次元方向のクッションを行っいます。磨耗のガタによる蛇行もなく、部品の点数が少ないので軽量化、メンテナンスの用意さが図れます。

この台車は空気バネの枕(ボルスタ)がないボルスタレス台車です。車体ー(空気バネとボルスタアンカー)ー枕(と心皿、側受)ー台車わくという構成を、車体ー(空気バネと牽引装置)ー台車わくと枕を省略した構成で軽量化を計っています。カーブ時には空気バネは横方向に伸び台車が回転します。

空気バネは2階建てになっており、上のバネは半径が大きく餅状で横方向のバネにもなります。下のバネは半径が小さく縦長で縦方向のバネですが横方向にも変形し上のバネを補助します。


モノリンク軸箱支持方式ボルスタレス台車(住友金属SS130A、SS030A)、銀座線は集電装置(コレクターシュー、集電靴)が手前にあるため、リンク棒がよく見えません。→ 全体画像

南北線乗入れを行っている埼玉高速鉄道の車両の台車、車軸と台車中央にリンク棒があるのが見えます。

丸ノ内線の点検後の台車は綺麗

SFと書いた四角いヒューズ箱の奥にリンク棒が見える

銀座線01系集電装置(コレクターシュー、集電靴)

屋根の上にはパンタグラフがなく、レールの外にある給電レール(第3軌条、サードレール、配電レール)から台車横に付いている赤色の集電装置(コレクターシュー、集電靴)で電気をとります。電圧は600ボルトです。

台車の横に付いている集電装置←台車の横に付いている赤色の集電靴(コレクターシュー)。ここから電気をとります。

駅(渋谷−新橋) 、→ 駅(新橋−浅草) 、→ 車庫 、→ 連絡線 、→ サービス

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