このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 木境林道/ Kizakai林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2018.08.11 / No.AK-038 
 [ 所在地 ]由利本荘市 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ] 熊の沢管理車道
 分岐する熊の沢管理車道に乗り継ぐことで連続ダートが楽しめるが、起点の場所は分かりにくい

かほ市の冬師湿原を通る冬師林道から分岐する熊の沢管理車道を探索して発見したピストンらしき木境林道。熊の沢管理車道を道なりに進むと自然に乗り継ぐことになりますが、そこは木境林道区間の途中地点。通常ならばいったん起点へと向かってから改めて探索調査するのですが、終点方向の右折側は災害復旧工事とやらで通行止め状態でした。さらに探索時間の都合もあって、中途半端ではありますが、今回の木境林道探索は熊の沢管理車道接続地点から直進となっている起点までの探索としておきます。
→ 右折(木境林道終点方向)側を眺める!
→ 付近を調べる!
→ 振り返る!
のような状況でさっそく木境林道の探索を開始しますが、起点方向にはすぐ目と鼻の先に木製ゲートが設けてありました。ゲートはなかなか屈強な造りですが、これは木境林道の末端方向へと向かうのを防ぐためなのか、それとも熊の沢管理車道にある土場への木材無断持ち出し(木材ドロ)を防ぐための処置?
なみに木製ゲート地点を振り返るとこんな感じ。その直後に左折して木境林道はさらに続いており、ちょうどそこに冬師湿原方向から熊の沢管理車道が接続しています。探索時にはこのようにゲートはオープン状態でしたが、それって熊の沢管理車道にある土場への木材ドロや管理車道経由で冬師湿原のワラビ園への料金未払い侵入を防ぐため? なお、ゲートのすぐ先は十字路に見えていますが、右折側には切り返しの反転場があるだけで道はありません。
利の敷かれたフラットなダートを緩く下っていきますが、やがて路肩が不自然に膨らんだこの地点で気になるものを発見しました。ぐにゃぐにゃに端の折れた鉄板が右の路肩の薮に埋もれていましたが、生憎と向きが逆。反対側に回り込まないと確認できません。 しかし、それがなんであるのか勘の良い方ならば察しがつくというものでしょう。
→ 鉄板を眺める!
ートを緩く下っていけば、最終的に一般道へと退出できるのは確実ですが、しかしどこをどのように進んでいるのかこの時はさっぱりでした。冬師林道探索中に発見した熊の沢管理車道、そして熊の沢管理車道探索中にさらに発見した木境林道。予期していなかった相次ぐダートの乗り継ぎで現在地が分からなくなるのも無理はなかったですが、そういえば途中で右折する名無し系の廃れたダートの分岐もありました。
→ 右折分岐を眺める!
適なフラット状態で順調に進んでいくと、右手にぽっかりと開けた場所が現れました。土場なのかとも思いましたが、それらしい様子は見られません。窓の無い小さなトタン小屋がぽつんと立っているだけですが、ここって一体どういう場所なのか分かります? ヒントは新潟県、秋田県、北海道の日本海側。おまけで付け加えるならば千葉県と宮崎県・・・かな。
→ 付近を調べる!
→ トタン小屋を眺める!
からずも日本屈指の天然ガス、石油の一大生産地帯の現場を眺めることになってしまった木境林道でしたが、ささやかであった由利原鉱場を後にすると、再び森の中を緩く下っていくコースが続きます。途中に天然ガスの採掘施設があるので林道は路面の維持管理がなされているようですが、それでも行き交う車はなくて実にひっそりとしたものだったなぁ・・・。
→ 路肩を眺める!
の林道の風物詩であるヤマユリの花を愛でつつさらに林道を進んでいくと、またしても怪しい左折ダートが出現。「未知なる支線林道の発見?」と期待してみたものの、残念ながら道標や林道標の類が見当たらず、どうやらピストン系の名無しダートみたいでした。とまあ、そんな感じのダート分岐地点ですが、ここでは路面に刻み付けられたオフバイクのタイヤ跡を目にしました。そういえば木境林道へと接続する熊の沢管理道で対向してくる林道ライダー2人組とすれ違ったんだっけなぁ。たぶんその痕跡に間違いないです。
→ 左折ダートの様子を眺める!
→ 路面を眺める!
の後も所々に残されていたオフバイクのタイヤ跡を眺めつつ、緩い下りのダートを進んでいきます。路面はフラットな砂利系ですが、フラットではあっても砂利系には違いないので、局地的にズルッとしたところもあるんですね。しかし、普通に走行していればなんら問題もない走りやすい路面です。そんな感じの木境林道ですが、この地点で道すがらの森の中に数軒の廃墟らしき建物を発見。しかし由利本荘市のこんな所に廃村なんてあったかな?
→ 廃墟を眺める!
道沿いの森の中にコンクリブロック造りの廃墟群を眺め、そのまま進んでいくとやがて森が開けて広大なん牧草地が現れました。どうやら林道は鳥海山麓の広大な森を抜けて「谷地沢放牧場」へと抜け出たようです。冬師林道〜熊の沢管理車道〜木境林道と進んで来て、現在地がどこであるのか、持参の地図を眺めてもほとんど把握できなかったのですが、これでおおよその現在地が判明できたんですね。
→ 路肩を眺める!
→ 路肩を眺める!
海山麓の森を抜けて谷地沢放牧場の真っただ中を進みます。両脇には広大開けた牧草地帯が広がり、その光景は林道というよりも牧場の管理道そのものですが、東北地方の酪農が盛んな高原地帯にはこのような林道が時としてありますね。ロールベールラップサイロ、いわゆる牧草ロールが点在する光景がいかにも放牧場らしかったなぁ。
んな感じで牧草地帯を少し進むとこの地点で木境林道はエンドになっています。谷地沢放牧場の敷地内の何気ない別れ道地点でしたが、林道起点を示す林道標が設置されていました。しかし、最寄りの県道312号線からはだいぶ引っ込んだ地点であり、偶然これを発見するのはかなり確率が低いかも・・・。というわけで、にかほ市の冬師林道〜熊の沢管理車道〜木境林道と乗り継ぐことで密かな完抜けコースを形成していた木境林道の探索はここで終了。
→ 林道標を眺める!
→ 振り返る!
道としては林道標設置地点で終わりですが、ダートそのものは谷地沢放牧場を抜けるコースでなおもその後しばらく続きます。路面状況的にもそれまでと変化はありません。
々とした牧草地帯をストレートで延びる未舗装路をたどっていくと、ダートはここで完全終了。そのまま舗装路をたどって行けばやがて県道へと退出できますが、県道からの入口に特に目印はなかったような気がします。というわけで、初めて木境林道へとアプローチ掛ける場合は、熊の沢管理車道から乗り継ぐ方が格段に分かりやすく、無用な道間違いや入口を探して貴重な探索時間をロスする心配がありません。また、このように県道から林道標設置地点まで離れているため、一見さんでは林道の存在そのものに気がつかないでしょう。
→ 探索終了!
→ 谷地沢放牧場を眺める!
→ 引き返して熊の沢管理車道に向かう!
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