樫立
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  八丈島の見所スポット林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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八丈町 樫立 / Kashitate

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八丈島の西南部に位置して東と南は太平洋に面しているのが樫立で、北は大賀郷、北西は三根、南西は中之郷に隣接しています。三原山(東山)を頂点とした三角形をした山麓の地域で、ほぼ中央の南寄りに唐滝川が流れ、海岸線と平行する地区の中央を走る都215号線沿いに集落の民家が立ち並びます。

ひっそりとして人影も少ない樫立集落の都215号線

樫立、中之郷、末吉地区とあわせて坂上地区と呼ばれ、個性的なショップや樫立向里温泉ふれあいの湯とふれあいの湯・だんらんがありますが、海岸沿いの一部を除いてほとんどが三原山の山麓地となっています。商店などは少ないです。

江戸時代 [安永3(1774)年]の樫立の人口は家屋129軒で人口は816人。 島で出生の流人の子11人を含めて流人は23人いたそうで、130頭の牛が飼育されていました。平成24(2012) 年の樫立の世帯数は403。 人口は552人で島内でも特に人口の少ない地区となっています。

史跡としては不受不施派の流人僧の墓がある伊婆之郷墓地や服部屋敷があります。服部屋敷は近世に御用船の管理者であった服部家の旧屋敷で、八丈実記を著した流人の近藤富蔵が築いたとされる玉石垣に囲まれており、そこでは樫立踊りと八丈太鼓の公演を観賞することができます。

樫立では旧盆の8月13日〜15日と十五夜、 十三夜の月見に集落の広場で場踊 (ばおどり)、手踊(ておどり)が行われます。都指定無形民俗文化財の場踊、手踊は江戸時代初期から中期にかけて流行した風流歌に合わせて歌ごとに異なる振で踊るもの。履物は自由ですが、楽器を用いずにやりとゆかただけで踊ります。

また、樫立の本場黄八丈会館は黄八丈織物協同組合の職人が糸繰り、糸巻き、整経(せいけい)を行う作業場として使われており、無料で見学することができます。

本場黄八丈会館は毎年3月に行われる八丈島産業祭りでは会場となり、黄八丈に魅せられた多くの人で賑わうそうです。その他の観光スポットとしては、山中には三原山の唐滝が、海岸には乙千代ヶ浜海水浴場や夏季限定でオープンする海水プールがあります。

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