このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2012.06.02・ 2012.06.24
No.SHI-003

双ツ山線■富士市・裾野市 ■交差→富士山麓線 ■分岐→丸火東線・教植線・笹塚線・岩倉線・蛇窪線・高塚線・横道下線
■R469号線(富士市)から御殿場市「須山」地区の山中に延びる ■半ダート 

 林道密集地帯をじっくり探索するなら必ずお世話になる基幹的存在の林道 

 ↓いわゆる林道的な魅力は低いですが、このエリアに存在する林道群へのアク
 セス的役割だけはとても大きいので、通行価値、頻度が共に高い1本です。


……こんな感じ……
■富士裾野に存在する高密度林道ネットワーク網を縦断する基幹的存在の半ダート林道。R469号線〜富士山麓線区間はフル舗装、富士山麓線〜裾野市山中の終点区間がダートとなるが、ダート区間はゲートによってス○ーも不可な封鎖状態にあるので、実質フル舗装林道とみなして差し支えない。富士山麓線側からアプローチすると、昼なお薄暗い森の中を断続的に続く下りコースで進むことになり、見通しも悪く基本的には暗めの雰囲気の林道である。いわゆる林道探索的な価値は低いが分岐する林道数は7本にも及ぶため、このエリアの探索時には頻繁に通行することになる。走行そのものは舗装なので問題ないが、途中の分岐での道間違いにだけは要注意!

■富士市のR469号線から裾野市の山中へと向かって延びる双ツ山線は、広域基幹林道富士山麓線との林道十字路地点を境として別林道ともいえるような全く異なった2つの区間をもって1本の林道をなしています。すなわち、富士山麓線との十字路から裾野市方向はピストン状態のダート区間に、そして反対側の国道方向はフル舗装状態というのが現状。以上のような状況を踏まえて、まずはダート区間側から攻めてみようと思ったのですが、あ〜あ、なんてこった! 最も重要となるダート区間の入口には行く手を塞ぐ無情なゲートが存在してしまい…。
→ゲート右手を調べる!
→ゲート左手を調べる!
■というわけで、その出鼻を挫かれるようにして双ツ山線ダート区間の探索は断念。いつかきっと心を開いてくれる日も来るだろうと願いつつ、ここは左右に横切る富士山麓線との林道十字路を越えた先の舗装区間へと向かいます。途中には支線分岐も豊富にあることだしね。
■2車線舗装路である広域基幹林道富士山麓線との林道十字を越えた地点から始まる双ツ山線舗装区間の入口です。この地点には富士山麓線を挟んでダート、舗装区間の入口双方に林道標が設置されているところからも、やはり両区間は1本の林道であるようですね。
→現在地を確認!
→富士山麓線の様子(左折側・R469号線方向)を眺める!
→富士山麓線の様子(右折側・富士山スカイライン方向)を眺める!
→周囲を調べる!
■というわけで双ツ山線の舗装区間へと乗り込みますが、林道沿いに広がる植林の森はかなり深くてその第一印象はやや暗めかと。断続的に下りが続いて細かな急カーブも連続するため見通しが悪く、アスファルトの路面は軽い路肩崩落を発生させている箇所などもあるようでした。
■薄暗い森の中を下って行くと、やがてこのような右折ダートの分岐地点が現れます。噂では「林道双植線」であるとか、「作業道双植線」であるとのことですが、残念ながら標識が存在していなかったので、その名称はおろか林道であるのか作業道であるのかもはっきりしないのが現状。ただし、このダートは隣接する教植線へとつながっており、実はそのことがルート的にはかなり重要であったりするのですけどね。その理由は教植線を探索してみれば分かります。
→現在地を確認!
→右折分岐の様子(教植線方向)を眺める!
■教植線へと連絡数名無しダートの分岐を過ぎて少し下ると、すぐその先で今度は左手に再びダート分岐が出現! その正体は双ツ山線から板小屋線とを結ぶ丸火東線なのですが、丸火東線がどこへと向かっている林道であるのか現地にて一発で分かる者などはまずいないでしょう。しかもその入口はゲートで封鎖されているし…。
→現在地を確認!
→丸火東線の様子(板小屋線方向)を眺める!
→丸火東線に突入!
■まるで富士の樹海の原始林を思わせるような深くて暗い森の中を進みます。もしも林道から外れて森の中へと入り込んでしまったなら、あっという間に遭難しそうですが、この付近には林道網が縦横無尽に延びているので、遭難する前にどこかの林道にぶつかるので大丈夫かもしれません。
■で、そんなことを考えながら進むと、次は右手に教植線の起点となっている分岐地点に差しかかりました。林道標が掲げられて(教植線のみ)いるので分岐する林道の名称はすぐに分かりますが、ここは周囲を完全に森に囲まれた地点にあって見通しも悪いです。左手の教植線経由でやって来た場合は、どちらに進むべきか見当も付かずに必ずや迷ってしまうことでしょう。ちなみに教植線は大峯線に連絡していますが、そう言われてみても多分さっぱりでしょうな。
→現在地を確認!
→教植線の様子(大峯線方向)を眺める!
→教植線に突入!
■右手に教植線の分岐が現れると、そこからすぐ先に今度は左折する笹塚線の分岐が出現。ここで笹塚線へと進めば、これも隣接している板小屋線への雰囲気の素晴らしいダートランを楽しむことが出来るでしょう。なお、付近一帯の高密度林道ネットワーク網の中には大型ダンプが頻繁に通行する特定の林道が存在しています。同地点にはその警告板が掲げられていて、ここで左折するよう促していますが、もちろん通行禁止ではないので直進しても構いません。
→現在地を確認!
→笹塚線の様子(板小屋線方向)を眺める!
→笹塚線に突入!
■で、笹塚線を分岐するとすぐに右折する岩倉線の入口にたどり着きますが、その分岐地点はご覧のように土塊まみれな異常な状態に! そう、ここから先が先述した大型ダンプの走行区間です。大型ダンプは走行ルートと、その進行方向が定められているので、必ず前方(双ツ山線)からやって来て右手(岩倉線)へと進みます。したがって二輪の場合はそれも可能ですが、ここを直進した場合は対向での幅員ギリギリなすれ違いを強いられるのでかなり危険でしょう。下手をしたら砂利トラに怒鳴られちゃうかもしれませんよ。でも双ツ山線をさらに下った先には蛇窪線、高塚線の分岐が存在しているので、どうしたものかと思案していると…。
→現在地を確認!
→振り返る!
■その僅かな間にも大型ダンプが物凄いエンジン音と排気ガスを吐きつつ次々と! う〜ん、林道の狭い幅員でコイツと対向ですれ違うのは本当に危険みたい…。かといって同じ道は戻りたくはありません。となればダンプの車列に混じって同じ方向へと進むしかないな! というわけで、ここはダンプの後方にへばり付いて岩倉線方向へと進むことにして、双ツ山線の探索は道半ばにしてここで強制終了。現実は厳しかったです。あ〜あ、早く工事期間が過ぎないかなぁ…。
→探索終了!
→岩倉線に突入!

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