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中国(杭州・紹興・上海)−12 杭州の夜景
杭州2日目の夜。
楼外楼 を出たのは20時過ぎだったと記憶している。どうせ帰っても寝るだけである。疲れてはいたものの、歩いてホテルまで帰ることにした。
楼外楼から歩いて10分もしないで 平湖秋月 まで戻った。
昼の御書楼 夜の御書楼
上の写真は2枚とも月見台から撮ったものである。写真を撮った僕の背中の方、つまりこの写真の反対側が西湖である。月が出ていればさぞかし綺麗だったと思うのだが、残念ながら2004年10月9日は月夜ではなかった。月見台から対岸には 雷峰塔 がライトアップされているのが肉眼では結構はっきりと見えたのだが、残念ながら写真には写らなかった。
朝 は歩き、 夕方 はレンタサイクルで走り抜けた白堤を、今度は逆方向にのんびりと歩き始めた。秋風が涼しく、酔いざましに最適である。
視界が開け、宝石山が目に入って驚いた。
山全体がライトアップされていた。
建物がライトアップされているのはよく見掛けるが、山がライトアップされているのは初めてである。宝石山には行かなかったので推測だが、建物は無さそうである。それに建物がライトアップされれば、その建物が見えるはずではないか。街灯という感じでもなさそうだ。街灯であれば整然と並ぶ。建物や街灯ではないとすれば、何が光っているのだろうか?
「地球の歩き方」によれば、山を覆う岩石に光る石「碧玉」が混ざっていて、陽光を浴びると輝くという。そうだとすると、山にところどころ発光する機械を置き、光る石に反射させているのだろうか?
写真だと暗いけれど、実際に見るともっとキラキラと光っている。まさに宝石である。
昼の宝石山と保俶塔 夜の宝石山と保俶塔
今回の杭州1日半は観光も食事も大満足であった。
ただ、龍井、玉泉、宝石山などに時間が無くて行けなかったことが惜しまれる。霊隠寺も本堂は見ていない。これだけ見所が多いというのはある意味誤算であった。もう1日欲しかった。タクシーやバスに乗ればよい、というご指摘はあるかもしれないが、それでは白堤や蘇堤、柳浪聞鶯を観光することができない。西湖は絶対に歩いて観光すべきである。
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