このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

マレーシア4 バクテイ編(その2)


  マスジッド・ジャメ を見てから ペトロナス・ツインタワー に戻り、見学が終わったのは12時頃であった。そろそろ腹ごしらえをしなければならない。
 今回、マレーシアに来るにあたり、バクテイを必ず食べると心に決めていた。僕が好きな料理ベスト10には確実にランクインするバクテイだが、今までの半生において3回しか食べたことが無い。1回目が バクテイ編 なので2000年4月である。2回目が マーライオン編 で、これは2001年3月である。それ以来シンガポールには行っていないので、シンガポールにはもう5年もご無沙汰ということになる。
  1回だけ、どうしても食べたくなってインターネットで検索したところ、東京でバクテイを出す店を発見した。喜び勇んで行ってみたが、感動する味ではなかった。
 やはり、本場のバクテイを食べねばなるまい。

 出発前にクアラ・ルンプールの美味しいレストランでも探そうと思ってインターネットにアクセスしてみたところ、ぐるなびに 海外版 が出来ているのを発見した。なんと クアラ・ルンプール のページもある。早速バクテイを出す店を検索し、一軒発見した。

 店の名前を 新峰肉骨茶 という。出発前にクアラ・ルンプール観光初日の昼食が決定した。
 
 KLCCから繁華街のブキッ・ビンタンまで直通のモノレールは無いので、意外に行きにくい。普通であればタクシーに乗るところだが、炎天下に新峰肉骨茶まで30分ほどかけて歩くことにした。ビールの味も旨くなるというものだ。

新峰肉骨茶外観新峰肉骨茶内部

 金曜日の昼間というのに店はごった返していた。隅っこの空いている席に座って、バクテイ(野菜入り)、ライス、ビールを注文した。これで約30リンギット(=900円)だったと記憶している。待つこと数分でバクテイが運ばれてきた。

これがバクテイだ!!

 一口食べると、なんとも言えぬ幸せな気持ちになった。さすが本場のバクテイである。豚肉を口にほおばりながら、胡椒やハーブの入ったスープを口に流し込む。このハーモニーは、まさに絶品である。
 本来、バクテイは港湾で働く労働者の朝食である。一年中暑いマレーシアで肉体労働をするのはかなり過酷であり、そのために栄養のある料理を食べていたようだ。朝から豚肉の塊を食べ、胡椒やにんにくの入ったスープを飲むのだから、パワーも出るというものだ。反面、カロリーが気になるところが、30代の悲しいところ。
 今回もバクテイは大満足であった。はたして次回バクテイを食べるのはいつの日か?



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