岐阜県
岐阜県には海がありませんが、見どころはなかなかのものです。
県の南部は都市中心の構成で北部は険しい山が連なっており、とても1度や2度では攻略できるものではないのでここはじっくりと腰を据えて綿密な計画を立てる必要があります。
ではレポ開始といきましょう。
馬篭宿
ここは馬篭宿(まごめじゅく)といって中山道の宿場町でした。中山道は京と江戸を結ぶ主要街道のことで、一定距離ごとに宿場町が開かれていました。今で言うと道の駅とかサービスエリア・パーキングエリアのような感じでしょうか。
当時の雰囲気が色濃く残っているようですが実は何度か火災に見舞われており現在の馬篭宿は復元されたものになります。それでもこの雰囲気はまるでタイムスリップしたような錯覚に陥ります。ここは桜の開花時期に合わせて来るととても綺麗です。
余談ですがここには小説家・島崎藤村の生家があり、見学ができます。
家紋
実は岐阜県の関ヶ原の一角にミステリーゾーンがあります。一応レジャーランドと言っていいと思いますがあまりにもツッコミ所が多く、色んな意味で皆さんにも行ってみてもらいたい。
上の写真は戦国時代の大名の家紋です。四国の雄と言われた長曽我部家、僧侶のまま大名になった安国寺家、謀略策略で伸し上がった毛利家。
これだけではなく様々な家紋が壁一面に刻印されており、なんだか不気味な印象を受けます。
レジャーランドなのに全く掃除されていない汚い壁、生い茂るツタ等が不気味さを助長している。
関ヶ原ウォーランド
そろそろこのミステリーゾーンの正体を明かします。
その名も
「関ヶ原ウォーランド」。戦争ランド?なんだかすごいネーミングですね・・・・
園内には等身大の人形が至る所で戦っており、そのなんとも言えない不気味な雰囲気がたまらなく好きです。。。
地図にも載っていないことが多く、国道からも離れているためあまりメジャーではないのかもしれません。とりあえずギャグなのか本気なのかハッキリしてもらいたいところですがいつかまた来てしまいそうです(笑)
上の写真の武田信玄の亡霊なんか発見した時なんか思わず吹いた。ノーモア関ヶ原って・・・・
さらにお土産屋さんでは
「よもぎちゃん」というバケモノのお出迎を受け、よもぎが名物であることを知る。一通り試食して回った後、帰りに喉が渇いたので自販機で何か買おうとしたら・・・・
このようなラインナップでした↑ ああ、これなら業者も楽ですよね。
最後まで楽しかったです。関ヶ原ウォーランド
今、ウォーランドの公式ホームページのリンクを張ろうとしたらホームページがありませんでした。
今後はウォーランドらしさ全開のホームページが作成されることを心から期待してます。
あと、ここに車で行く場合場所が分かりづらいかもしれません、事前に確認してからでないと気のきいた看板等はなかったと思ったのでご注意ください。
ウォーランド強烈ですね・・・・
では口直しに普通のレポへ。
東海北陸自動車道が全通してまだ間もないが、この路線は岐阜県にとっては念願の高速道路だったのではないだろうか。名古屋からほぼ一直線に金沢・富山にアクセスすることができるこの高速だが、沿線の地元住民の熱いラブコールがあったのだと思われる。
もともとこのエリアは古くから秘境道路が走るとてもアクセスしづらい場所で何年か前に白川郷が世界遺産登録されたときもこの道ができるまではなかなか辿り着くのは困難だったという。
白川郷では観光用として何軒かの家に実際に入って見学することができる。私がお邪魔したのは神田家と言い、内部には「いろり」や農具等の当時の生活が偲ばれる雰囲気があふれていた。
家もすごいが庭や周辺もなんだか平成じゃないみたいです。
今でこそ白川郷は休日には大変な賑わいを見せているが、東海北陸道が無かった当時はここに来るだけでも丸一日費やす覚悟を持たなければならなかった。
名古屋から白川郷までは直線距離で計るとほんの200キロちょっとくらいだと思われるが、この距離を延々と続く山道を走って辿りつくことはサンデードライバーにしてみれば相当の疲労が約束される。
ただ、そうして苦労して白川郷に着いた時、この情緒あふれる風景に癒されることだろう。
高速道路であっけなく到着して事前情報通りの観光地を見て回るというのは感動が少ない。やはりそこへ至る道の存在というのも除外されてはならぬポイントの一つだと言える。
でも高速は早いし安くなったし一日にいろんなところを回るには必要不可欠。
要するにどんな手段で来たとしても一長一短なわけですね・・・・・
このあたりは日本でも屈指の豪雪地帯であり、国から特別豪雪地帯の認証を与えられている。除雪費用や行政の補助等の優遇や民間でも寒冷地手当などが付与されることが多い。特に
北海道
に転勤したことがある人は分かると思う。
古くから豪雪に悩まされてきたであろうこの土地の建物は、合掌造りのどっしりとして急傾斜な屋根が特徴。
合掌造りベストアングル
白川郷観光協会ホームページ:http://www.shirakawa-go.gr.jp/top/
冬に来るとまた違った白川郷を楽しむことができます。ただし、チャリンコやバイクでは積雪・凍結のため近づくことはできず、車の場合もスタッドレスタイヤ(もしくはチェーン)とできれば4駆のABS車でないと不安です。
まさに他者を寄せ付けない秘境です。
「日本の秘境100選」の48番目にも堂々と載っています。鉄路・航路・空路はございません。道路のみです。
白川郷に来たついでと言ったら失礼かもしれないが飛騨高山にも寄ってみました。このあたりは地形図を見ると分かるが四方を山に囲まれておりどの都市に出るにも相当な時間がかかります。
福島の桧枝岐と並ぶくらいの孤立感があると思う。でも桧枝岐は村ですがこちらはれっきとした「市」なのです。飛騨牛で有名ですので、当然肉を喰らってきました(写真真ん中)
ちなみに左の写真は駅前のコンビニの中にある撮影用のハリボテですが、実はこれを撮影する時に私の顔が穴にハマってしまい、本当に抜けだせないというシャレにならない状況にもがき苦しんでいた。
そして岐阜県のスキー場と言えばココ!
高鷲スノーパークが一番のお勧めです。ゲレンデ総面積やコースの豊富さ、バリエーションの豊富さなどでポイントを上げており、隣のスキー場とも繋がっているので追加料金を払えば行き来することができます。
写真のようなスノーボーダーが止まってしまうなだらかな斜面にはベルトコンベアがあったりと気の利くサービスが嬉しい。
個人的に一番気に入ったのはスキー場全体に流れる音楽。
音楽というかラジオ風にDJが喋っていて、生放送でゲレンデの状況やリクエストの曲をかけてくれる。これはなんか一体感というか安心感というかなんだろう?うまく表現できないけどDJと音楽は高く評価したい。
ここはまる一日かけて全てのコースを一通り滑ってみた。ファミリーも上級者も楽しめるオールラウンドな構成となっておりゴンドラの輸送力もなかなかのものでイライラするほどの待ち時間は無かったと思う。
所変わってここは県の東部。
中津川から下呂に向かって走っていると目につくオブジェをいくつか見つけたので掲載してみた。
なにか意識しているんだろうか?真ん中の写真は猿、右の写真はネコバス。左の写真はなんと例えればいいんだろう?
子供が喜びそうな道だ。
途中の道の駅にもこのように子供向けの乗り物があった
当然こうゆう行動に走る。私が乗った状態で100円入れたらちゃんと動くんだろうか?
途中、国道沿いにはこのような線路の枕木のようなものが壁に貼り付けてあった。
これは謎である、今でも「これはなんだったんだろう」と思う。
恐らくこれは右の写真にあるような林鉄(森林鉄道の略)の遺構から持ってきたものだろうと思うが、ここだけではなく結構長い距離で色んなところに枕木が貼り付けてあった。ちょっとくらいなら「ああ、昔ここに鉄道が走っていたことをアピールしているんだろうな」って思って終わりでしたが、これだけ大量にあるとその労力もさることながらかなりの経費がかかった事業だったのではないだろうか。
そこまでしてこの枕木を壁に貼り付ける必要はあったんだろうか?何か情報を持っている方がいたらメールください。
下呂温泉
日本三名泉と言えば
・有馬温泉(
兵庫県
)
・草津温泉(
群馬県
)
・下呂温泉(岐阜県)
が挙げられる。
有馬温泉は入った事ありませんが近くを通過したことは何度かあります(-_-;)
草津温泉は地元の人が利用する「無料の温泉」に入ったことがあります。湯畑周辺のちゃんとしたところは入った事ありません。
下呂温泉は今回初めて入りました、後で紹介します。
今調べていて発覚しましたが、日本三大〜というのは諸説あり、出典により基準がバラバラだったりする。
ならばこの
Travel Maker
の管理人である私が選ぶ温泉ベスト3をここで発表しよう!!
・千原温泉(
島根県
) 秘境感たっぷりで温泉もかなり個性的!源泉温度が34度しかないので1時間くらいゆっくり入るといい。
・七里田温泉(
大分県
)日本無類の炭酸泉。有毒なので換気しながら入る必要があり、30分以上入浴すると命の保証はない。!
・鏡野温泉(
兵庫県
) ここはアルカリ性の温泉であり、肌にヌメヌメした感触が感じられる。お犬様専用の温泉もある!
ここ最近GAJIRO氏の影響で温泉にちょっとうるさくなってきました。旅行と温泉は切っても切れない関係なのです。
まずは下呂駅に来てみました。とりあえずここで情報収集です。
特徴的な屋根を持つ駅に併設された観光案内所。ここのお兄さんにイチオシの温泉と「非公式」な無料で停められる駐車場を教えていただいた、感謝!
線路をくぐって「非公式」な河原の駐車場に車を止める。ここからは目的の温泉までは歩いてすぐである。
温泉に行く前に、目の前の河原がとても開放的な雰囲気で気に行ったのでしばし堪能。
右の写真に写る建物がこれから入る温泉「クアガーデン」です。
どこの温泉にも必ずあるはずの看板がこれ。
泉質や効能等が明記されており、私も最近は温泉に来ると成分等が気になるようになってきた。
中の様子はさすがに撮影できませんが脱衣所はこんな感じ。
初めての下呂温泉は大満足でした。高速もとおっていない場所柄、苦労して辿り着いたという感じが旅情を誘います。
下呂温泉の後は上高地に向かうため北上して高山駅を目指した。
ここは一応「市」だが陸の孤島の中の小都市といった感じ。どこから来てもここは遠い。東海北陸道が出来て若干名古屋から来やすくなったものの富山から来た方が近い。
真ん中の写真は駅のホームですが、改札が自動改札になっていないところが懐かしさを感じさせる。
そして車旅ですが駅弁を購入して高山駅を後にした。
最近の駅弁はヒモを引っ張ると発熱して弁当が暖かくなるタイプのものが常識となってきている。
ちょっと前までは凄い先進的でかっこよかったのに・・・
購入した駅弁のパッケージと内容を上下に載せておきます。
駅弁はかなり高額ですが雰囲気を味わうためのものなので「腹を満たす」為というよりも「記念」として食べる為にある。
鉄道旅行をして毎回駅弁を食べていたら凄まじい出費になるだろう。
駅弁をおいしく頂いた後は安房峠道路を通って
長野県
に抜けました(ここは今は無料で通行できます)
さて、岐阜編のレポは一旦このへんでお開きです。
それにしてもこの県って、難読地名が多いですね。
美濃加茂(みのかも)
各務原(かかみがはら)
土岐(とき)
恵那(えな)
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