このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


有とあるたとへにも似ず三日の月

出典は 『笈日記』 。「大曽根成就院の帰るさに」と前書きがある。

 貞享5年(1688年)7月3日、『笈の小文』の旅の途次、名古屋の円頓寺(現名古屋市西区橋詰町)で詠まれた句とされる。

愛知県名古屋市の 了義院 に新旧2基の句碑がある。


   

□□□□たとへ□□似ず三日の□
   
有とあるたとへにも似ず三日の月

『阿羅野』 には「何事の見立てにも似ず三日の月」とある。

大分県大分市の 浄雲寺 に句碑がある。


何事の見立にも似す三日の月

○何事の見たてにも似ず三日の月

此句 笈日記 に、大曽祢成就院の帰さにと有。上の五、ある(ママ)と有見たてとあり。 白船 にハありとあるたとへにも似ず有。爰に云るハ 阿羅野 の句也。実(ママ)をしらず。


何事の見立にも似す三日の月

ありとあるたとへにも似す三日の月


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