このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句
田一枚植て立去る柳かな
出典は『奥の細道』。
元禄2年(1689年)4月20日(新暦6月7日)、芭蕉は8時半頃那須湯本を立ち遊行柳を訪れた。
又、清水ながるゝの柳は蘆野の里にありて田の畔に残る。此所の郡守戸部某の此柳みせばやなど、折ゝにの給ひ聞え給ふを、いづくのほどにやと思ひしを、今日此柳のかげにこそ立より侍つれ。 田一枚植て立去る柳かな
「清水ながるゝの柳」は西行の歌「道のべに清水流るゝ柳かげしばしとてこそ立ちどまりつれ」による。
芦野にて
田一枚うへてたちさる柳かな
芦野ハ下野国にあり。「道のへに清水流るゝ柳かけしハしとてこそ立とまりつれ」と詠せられし所也。此哥の心をとりて、しはしとこそやすらひつれ。はや田一枚植けるよ。とおとろきたち去たる旅情也。
句法模写変態口授
『芭蕉句解』
遊行柳
一 廿日
朝霧降ル。辰中尅晴。下尅、湯本ヲ立。ウルシ塚迄三リ余。半途ニ小や村有。ウルシ塚ヨリ芦野ヘ二リ余。湯本ヨリ総テ山道ニテ能不知シテ難通。
一 芦野ヨリ白坂ヘ三リ八丁。芦野町ハヅレ、木戸ノ外、茶ヤ松本市兵衛前ヨリ左ノ方ヘ切レ、八幡ノ大門通リ之内(十町程過テ左ノ方ニ鏡山有)。左ノ方ニ遊行柳有。其西ノ四、五丁之内二愛岩
(宕)
有。其社ノ東ノ方、畑岸ニ玄仍(兼載の誤り)ノ松トテ有。玄仍ノ庵跡ナルノ由。其辺ニ三ツ葉芦沼有。見渡ス内也。八幡ハ所之ウブスナ也。市兵衛案内也。スグニ奥州ノ方、町ハヅレ橋ノキハヘ出ル。
『曽良随行日記』
宮城県丸森町の
長泉寺
栃木県那須町の
那須高原SA
、
遊行柳
群馬県前橋市の
宝禅寺
埼玉県川越市の
民家
岐阜県大垣市の
「ミニ奥の細道」
滋賀県長浜市の
フレンドマート浅井店
に句碑がある。
長泉寺の句碑
遊行柳の句碑
宝禅寺の句碑
フレンドマート浅井店の句碑
大磯の
鴫立庵
に「遊行柳子碑」がある。
上部欠損部に「田一枚植へて立去る柳哉」が刻まれていたそうだ。
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