このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
『奥の細道』
〜北陸〜
ミニ奥の細道
〜芭蕉句碑めぐり〜
「奥の細道」全行程2,400Kmを愛宕神社(錦町)から奥の細道むすびの地(船町)までの2.2Kmに見立てています。「奥の細道」の旅で芭蕉が詠んだ句から代表的な20句を選び、句碑と句が詠まれた土地の説明板が立てられ、「矢立初の句碑」「蛤塚」とあわせた22句で芭蕉の足跡をたどります。
【初】
「矢立初の句碑」
(東京都足立区・荒川区)
行春や鳥啼魚の目ハ泪
芭蕉は深川の草庵を人に譲り、元禄2年(1689年)3月27日(陽暦5月16日)早朝隅田川を舟で上り、千住大橋北側(東京都足立区千住橋戸町あたりに上陸したものと思われる。
【1】
日光
(栃木県日光市)
あらたふと青葉わか葉の日の光
【2】
遊行柳
(栃木県那須町)
田一枚植て立去ル柳かな
【3】
須賀川
(福島県須賀川市)
世の人の見付ぬ花や軒の栗
【4】
笠島
(宮城県名取市)
笠嶋はいつこさ月のぬかり道
【5】
平泉
(岩手県平泉町)
夏艸や兵共か夢の跡
【6】
封人の家
(山形県最上町)
蚤虱馬の尿する枕もと
【7】
尾花沢
(山形県尾花沢市)
涼しさを我宿にしてねまる也
【8】
立石寺
(山形県山形市)
閑さや岩にしみ入蝉の声
【9】
本合海
(山形県新庄市)
さみたれをあつめて早し最上川
【10】
出羽三山
(山形県鶴岡市)
有難や雪をかほらす南谷
【11】
酒田
(山形県酒田市)
暑き日を海に入レたる最上川
【12】
越後
(新潟県出雲崎町)
荒海や佐渡によこたふ天河
【13】
市振
(新潟県糸魚川市)
一つ家に遊女も寝たり萩と月
【14】那古
(富山県射水市)
わせの香や分入る右は有そ海
【15】金沢
(石川県金沢市)
あかあかと日は難面も秋の風
【16】
小松
(石川県小松市)
しほらしき名や小松吹萩薄
【17】
那谷寺
(石川県小松市)
石山の石より白し秋の風
【18】
全昌寺
(石川県加賀市)
庭掃て出はや寺に散柳
【19】
敦賀
(福井県敦賀市)
名月や北国日和定なき
【20】
色の浜
(福井県敦賀市)
さひしさやすまに勝ちたる浜の秋
【結】
蛤塚・大垣
(岐阜県大垣市)
蛤のふたみに別行秋そ
【8】の写真を撮り忘れたようである。
後日、あらためて写真を撮りに立ち寄った。
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