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『奥の細道』
〜遊行柳〜
神無月はじめの頃ほい、下野の國 | |||||||||||
に執行して遊行柳とかいへる古木 | |||||||||||
の影に、目前の景色を申出はべる。 | |||||||||||
柳ちり清水かれ石ところどころ
| 蕪村 | ||||||||||
馬上の寒さ詩に吼(ほゆ)る月 | 李井 | ||||||||||
茶坊主を貰ふて歸る追出シに | 百萬 |
芦野ゝ里
なる道野辺の清水に西上人の俤もゆかしくその木陰に我も彳て残暑を凌く |
肌寒ふなる迄たつや柳かけ | 柳几 |
西行の目にかゝりたる柳かな | 坊 |
あし野
にて | ||
五月雨をしバし晴たる清水哉 | 仝 |
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