このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
曙ゆくや廿七夜も三日の月
加須市不動岡に不動ヶ岡不動尊總願寺がある。
大山不動尊
、
高幡不動尊
と並ぶ関東三大不動尊のひとつ。
関東三十六不動霊場
第30番札所である。
玉壽山總願寺
元和2年(1616年)、總願上人開基。
真言宗智山派
の古刹である。
本堂裏の築山に芭蕉の句碑があった。
曙ゆくや廿七夜も三日の月
出典は
『あつめ句』
。
貞亨3年(1686年)秋、芭蕉43歳の句。
いさゝかなる処にたひたちてふねのうちに一夜を明して暁の空篷
(とま)
よりかしら指出て
あけゆくや二十七夜も三かの月
『泊船集』
、
『蕉翁句集』
には「
明ほのや
」とある。
『芭蕉庵小文庫』
、
『泊船集』
には「
常陸へまかりけるとき船中にて
」と前書きがある。
天保14年(1843年)、百五十回大遠忌追善供養のために句碑建立。
加須市平永の
八幡神社
にも芭蕉百五十回に建てられた句碑がある。
總願寺門前に元祖
五家宝
(ごかぼう)
武蔵屋本店があった。
創業文久2年(1862年)
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