このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
夏の夜や谺に明くる下駄の音
草津温泉
共同浴場「関の湯」
の側に囲山公園があった。
草津町囲山公園の白根神社の脇に芭蕉の句碑がある。
芭蕉の句碑
夏の夜や谺に明くる下駄の音
出典は
『
俳諧
一葉集』
。
『嵯峨日記』
に「
手をうてバ木魂に明る夏の月
」がある。
元禄4年(1691年)、芭蕉が京都嵯峨の門人去来の
落柿舎
で詠まれた句。芭蕉が草津を訪れたというわけではない。
芭蕉は「
山中
・
有馬
・草津は扶桑の三名湯」と紹介している。
天保13年(1842年)10月12日、芭蕉の百五十回忌に一夏庵竹烟建立。
田川鳳朗
筆。
『はせをつか』
(楓幻亜編)に収録されている。
竹烟は坂上治右衛門。田川鳳朗門下の俳人。
寛政7年(1796年)、竹烟は草津に生まれ、温泉宿を営む。
天保11年(1840年)、諸国を遊歴した後、草津に帰り一夏庵を開く。
昭和11年(1936)5月22日、
種田山頭火
は白根神社を参拝したが、芭蕉の句碑には触れていない。
白根神社参拝、古風で派手でないのがうれしい。
『旅日記』
山頭火は共同浴場
「凪の湯」
へ。
草津町には湯畑近くの
光泉寺
にも芭蕉の句碑がある。
また囲山公園には
高村光太郎の詩碑
がある。
万座温泉
に行く。
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