このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
新年の旅日記
西福寺
〜河合曾良文学碑〜
敦賀市原に
西福寺
(HP)という寺がある。
総門
浄土宗
の寺である。
三門
三門の手前右手に
河合曾良
文学碑があった。
曽良旅日記より
十日 快晴。朝、浜出、詠ム。日連(蓮)ノ御影堂ヲ見ル。巳刻、便船有テ、上(常)宮趣、二リ。コレヨリツルガヘモ、二リ。ナン所。帰ニ西福寺へ寄、見ル。申ノ中刻、ツルガヘ帰ル。夜前、出船前、出雲や弥市良へ尋。隣也。金子一両、翁へ可渡之旨申頼、預置也。夕方ヨリ小雨ス。頓テ止。
江戸
深川
より芭蕉に随行した曾良は、
山中温泉
で病のために師と別れて先に発つが、元禄2年(1689年)8月9日、木の芽峠を越えて敦賀に到着し、唐仁橋町の大和屋に投宿した。当日、
金ヶ崎
を訪れた後、船で夜半に色の浜に赴いて
本隆寺
で1泊、翌10日、
常宮
に詣で、更に此処西福寺に参詣している。「奥の細道」には、色の浜からの帰路については触れられていないが、芭蕉翁が、西福寺に参詣したとしても、不思議とは思えないのである。
平成9年(1997年)3月15日、敦賀ライオンズクラブ結成35周年記念に建立。
西福寺のスダジイ
敦賀市指定天然記念物である。
御影堂
(みえいどう)
圓光大師「法然上人」等身大の木造を安置。
文化3年(1811年)、再建。
国指定重要文化財である。
阿弥陀堂
御本尊は、
慈覚大師
(円仁)御作の阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩の三尊仏である。
文禄2年(1593年)、
一乗谷
から移築されたと伝えられる。
国指定重要文化財である。
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