このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
新年の旅日記
梯川
〜立花北枝の句碑〜
小松天満宮
から梯大橋へ。
梯川
中洲に小松天満宮が見える。
梯川の左岸に立花北枝の句碑があった。
かまきりや引きこぼしたる萩の露
出典は『俳諧書留』。
元禄2年(1689年)7月26日、小松歓水亭の句会で詠まれた句。
廿六日同歓水亭会 雨中也。
ぬれて行や人もおかしき雨の萩
翁
心せよ下駄のひゞきも萩露
ソラ
かまきりや引きこぼしたる萩露
北枝
『俳諧書留』
『北枝發句集』
には「
蟷螂や露引こぼす萩の枝
」とある。
立花北枝
蕉門十哲の一人。
通称 研屋源四郎。
研屋小路(現在の小松市大川町3−75付近)で生れる。
俳人だった兄牧童と共に、後に一家は金沢に移る。
芭蕉が奥の細道の旅で金沢に来た折に兄と共に門弟となる。
山中温泉で師より聞き書きの「山中問答」は蕉風の真髄を伝えて名高い。
享保3年(1718年)5月12日、没。
北枝が小松の生まれとは、知らなかった。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください