このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2012年

中央緑地〜芭蕉の碑巡り〜
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小松市丸の内町に中央緑地がある。


 平成2年(1990年)、市制50周年を記念して小松精練の工場跡地に作られた緑地だそうだ。

元禄2年(1689年)7月24日、芭蕉は金沢から小松に入り3泊している。

中央緑地に小松市で詠まれた芭蕉の句碑が4基あった。



しをらしき名や小松吹く萩すゝき

出典は『奥の細道』。

 25日、小松山王宮神主藤村伊豆守章重(俳号)鼓蟾(こせん)の館に1泊し、山王句会。



ぬれてゆく人もをかしや雨の萩

出典は 『泊船集』

 26日、小松歓水亭の五十韻発句に「ぬれて行や人もお(を)かしき雨の萩」とある。



むざんやな甲の下のきりぎりす

出典は『奥の細道』。

27日、山中温泉に向う時に多太神社に詣で、句を奉納している。

『卯辰集』 には「あなむざん」とある。



石山の石より白し秋の風

出典は『奥の細道』。

 8月5日(陽暦9月18日)、芭蕉が山中温泉で曽良と別れ、北枝と共に那谷寺を訪れた時に詠まれた句。

平成元年(1989年)、奥の細道300年記念に建立。

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