このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
新年の旅日記
大観峰
〜高浜虚子の句碑〜
笹原邸
から国道212号で大観峰へ。
大観峰駐車場に大久保橙青と高浜虚子の句碑が並んでいた。
大久保橙青の句碑
鷹舞うて阿蘇を遮るものもなく
昭和26年11月3日、
高野素十
をここ大観峰に案内したとき詠んだ句である。
本名大久保武雄、明治36年熊本市に生まれる。逓信省在職中,
富安風生
の下に俳句を始め、その後高浜虚子に師事した。昭和62年ホトトギス同人会長に就任し、同会の発展に尽した。平成8年10月14日永眠。
小国町大字上田の時松武(俳号竹史)氏建立。現戸主時松陽一氏のご好意により宅地内より移設。
阿蘇町
高浜虚子の句碑だけを撮ってみた。
高浜虚子の句碑
秋晴の大観峰に今来り
ここ大観峰を初めて訪れた虚子が、目の前に広がる阿蘇の雄大な風景を詠んだ句である。
昭和24年、九州入りした虚子一行は、小国を訪れることとなっていたが、急用で引き返すこととなった。3年後の昭和27年11月11日、
虚子
は念願であった小国行きを果たし、すぐここ大観峰へ向かった。そのとき詠んだ句であり、小国行きを果たした深い感懐がこめられている。のちに虚子はそのいきさつを小説『小国』にしている。
阿蘇町
大観峰から見下ろす
台風12号の影響で、よく見えない。
大観峰アンテナ群
大観峰には吉井勇の歌碑もあったようだ。
平成17年(2005年)2月11日、阿蘇町は一の宮町・波野村と新設合併して、阿蘇市となった。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください