このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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種田山頭火の句碑

「山頭火 浅間三句」の句碑

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御代田町大字馬瀬口に「エコールみよた」がある。


「エコールみよた」


 大正11年(1922年)10月14日午前6時沼津発、夜8時、御代田駅下車。若山牧水は『みなかみ紀行』の旅に出る。

 十月十四日午前六時沼津發、東京通過、其處よりM—、K—、の兩青年を伴ひ、夜八時信州北佐久郡御代田驛に汽車を降りた。同郡郡役所所在地岩村田町に在る佐久新聞社主催短歌會に出席せんためである。


「エコールみよた」の前庭に「山頭火 浅間三句」の句碑があった。



浅間したしいあしたでゆふべで
浅間をまへにまいにち畑打つてふてふ
こんなに蕎麦がうまい浅間のふもとにゐる

平成17年(2005年)5月14日、建立。

この句碑は、漂泊の俳人といわれる 種田山頭火 が、昭和11年(1936年)5月、浅間山麓を旅してから、70年を記念して建てたものです。

山頭火は、5月14日御代田駅におり立ち、雄大な浅間山を眺めながら小諸に向かいました。

山頭火の浅間の句は10句ありますが、浅間への親しみや、蕎麦、畑といった今でも変わらない風景を詠んだ3句を選び、山頭火直筆で句碑に刻みました。

御  代  田  町
山頭火句碑建立会

 5月9日、種田山頭火は岩村田に着き、 荻原井泉水 の『層雲』同人である関口江畔・父草親子の夢相庵へ。

こんなに蕎麦がうまい浅間のふもとにゐる

 5月11日、軽井沢に行く。浅間神社で 芭蕉の句碑 を見ている。

浅間をまへにまいにち畑打つてふてふ

 5月16日、再び江畔宅へ。

 5月18日、江畔と 閼伽流山 に登る。汽車で小諸へ行き、懐古園 逍遥。

 5月20日、千曲川沿いに川辺村を歩き、中佐郡で 芭蕉の句碑相生の松 を見て岩村田へ。江畔宅泊。

浅間したしいあしたでゆふべで

 5月21日 江畔に見送られて岩村田を発ち、 草津 へ。

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