荒島岳
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最初に断っておくが、私は2010年の夏に荒島岳に登ろうとして失敗している。
今回の登山レポートではなぜ登頂できなかったかを説明していくレポートとなります。
なお、今度このエリアに行ったときは是非リベンジしたいと思ってますので、いつの日かこのレポートが完全なものとなる日が来ると思います(;一_一)
福井県大野市の奥地、九頭竜湖にほど近い位置にある荒島岳。この山はいくつか登山口があるが、事前の調べで最も歩く距離が短い佐開(さかい)登山口からのアプローチを試みた。
上の写真は登山口にあった入山届書を入れるところ。明らかに元電話ボックスだったところに用紙が置いてあり、こんなふうに準備されていると書かないといけないように思えてくる。(一応書いて提出しましたが帰りに回収しました)
登山失敗の理由
一本道ではなく登山口まではいくつかの林道の分岐が存在する。頭の中に地図はインプットされているし地形図も持ってきた。でもどうやら激しく道を間違えていたようで(しかも2回も)、かなりの時間ロスにつながる結果となってしまった。
上の写真を見ていただければわかると思うが、だんだんと道が怪しくなってきているのが分かると思う。
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2回目の道の間違いはここ。左の写真に小さく私の車が写っていると思うがここに止めて登山を開始した。しかし一見登山道と思える道を進んでいくと・・・・
これを登れと!?
さすがにそれはできない。なにやらロープが用意されているがこんな道は登山ガイドには書いてなかった。
それにこれは登山道としては不自然であり、この壁は自然の造形物ではないことがひと目でわかる。
これはコンクリート吹付工法の法面施工であり、よく崖崩れの頻発する斜面によく見られる。
国道や県道の山間部にもよく見るおなじみの工法です。
という訳で2回目の道の間違いに気づきました。
先ほど車を止めた場所から、また違う道に徒歩で歩き始める。左の写真は振り返って撮影したものです。
真ん中の写真及び右の写真を見ていただければわかると思うが、路面に水が流れている。しかも全体にコケが繁茂しており斜面もキツイこともあってかなり滑る。あとから思い知ったが上りよりも下りが大変だった。
しばらく進むと左の写真の石碑が現れた。しかしなんだか違和感がある、まるで近所の小学生が書いたような平仮名書きの適当な感じの字であり、何だか最近作られたモノのようだ。でもこの石碑のおかげでこの道が正解だということがハッキリした。その後は延々と続くガレキの道を進むことになる。一応轍のような跡があるがこの道を車で走ったらパンクしてしまう気がする。
この時はこれが登山道だと思っていたがそれは間違いだった!
ん?これは・・・・・
ここが登山口だったようです。つまり本当はここまで車で来てここから登り始めるのが本来の形らしい。
ちなみにここから上りは2時間半ほどかかる。下りも2時間弱はかかるだろう。そして車からここまで歩いてくるのに1時間以上はかかっている。
時間的な理由から撤収!
せっかくここまで来たが、泣く泣く登頂を諦めた。急げば何とかならないわけではなかったと思うがあまりギリギリなことをするのはもう十分だ。丹沢山や八ヶ岳の時のように段々空が暗くなってくる中の下山は冷静さがなくなってきて非常に危険だ。
唯一拝めた眺望がコチラ。大野平野を一望する天然の展望台より撮影。
不甲斐無い登山レポートでしたが最後にとっておきの動画を公開します。
私が今まで走った道の中で3本の指に入る悪路っぷりを撮影した動画です。
気が狂いそうな走行でした・・・(-_-;)
動画を見るにはこの上↑の文字をクリックしてください。何か出てきたら「開く」をクリック。
34メガのストリーミング再生なので再生まで10〜20秒ほどお待ちください。