このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


C5560号機(宮崎時代)......だと思う(爆)



C5560号機(門デフ) 
 先ずは近況報告を。C623の記述でもありました通り「1ヶ月で何処まで出来るか?」......    
いやぁ、全く出来てません。(核爆) もう暑くて暑くて...ハンダ付けどころぢゃ、なかったンすよ。
マジで。(^^;)  たいがい深夜に制作を行うのですが、暑くてコテを握る気になれず、かといって眠る
事も出来ず(やはり暑くて)そのまんま。結局、梅雨明けした今現在もボイラーの制作に再開し始めた
という始末。。。でも先月、チョロQ、造ってたとゆーウワサが...(^_^;)

さて、C623の方は、ブラスクリーンの入荷待ちの状態にて、これまた進展無し。そのブラスクリーン
が、果たしていつ入荷するのか?も不明な為、このC5560をのんびり制作してます。

今回は、特に厳密な特定号機化ではなく、以前にも申した通り、C5557号機の制作の足がかりとなる
為の試作を兼ねております。実機も九州に多く見られた標準的な門デフ装備機と記憶しております。
特に自分にとってはC62以外の形式として初めて本格的に取り組む車両であり、また九州で活躍した
蒸気の面影を何処まで模型で再現できるか?という問題が自ずと課せられています。中でも今回最大
のテーマは“門デフ”。「あの繊細な門デフをHOレベルに近づける事!」これがクリア出来たらば
全ては良しとします。全体的なデティールは、トレインショップ製のC12やC56と遜色ない仕上がり
であればO.K!〜細部には余り拘らず、バランス良く仕立てたいと思います。



キャブ全面妻板(配管&“突き合わせ”) 
工作の内容としては、技法的にはC623に準じますので、それらの解説は割愛。門デフの工作と今回
新たに行う方法のみを説明したいと思います。 先ずはキャブの全面妻板。 キットではこのタイプの
キャブは、キットの設計上、全面妻板を中央で繋ぐ為、これを完全に消し去るとなると、逆に近辺の
デティールの追加が非常に難しくなります。そこで画像を御覧頂きました通り、パイピングで巧みに
ごまかしてしまいます。この場合、全てを配管で隠すとなると、配管形状が不自然となる為、全体の
1/2or2/3程度に押さえておきます。キャブ屋根上に排気管が延びるタイプでしか対応出来ませんが
まぁ、それでも北海道仕様以外でしたらほとんどカバー出来るかと。

次に、ボイラー上から妻板を貫く配管に関して...本来ならばキャブの組み立て前に、予め穴を開けて おくのですが、今回では工作の簡略も兼ねて妻板に穴を開けずに行う“突き合わせ”で行いました。
線材の端をキャブ妻板に、隙間の出ない様に配慮して突き合わせ、割ピンで固定します。本機の様に
キャブ前の配管が混み合っている様なパイピング形態の車両に有効ですが、スケールの小ささからも
Nのブラスキットには都合が良いと思います。



繰り出し管(放熱管) 
繰り出し管に関しては、キットの部品をそのまま使っても良いと思うのですが、今回は己のスキル向上
を考え、0.25mm隣銅線で新規に自作してみました。未塗装状態では少し細い気がしますが塗装すれば
丁度、良くなる筈!(実は0.3mmにしようか?とても悩んだのですが、この箇所は従来の車両から一貫
している寸法で仕上げました。でも全ての配管を平行に保つには相当苦労しますし、作例でも多少傾い
てしまいました。でも自作しないとボイラーを左右に跨ぐ部分がキットのエッチング表現では“平面”
が目立ってしまうのを恐れた為、この様な無理難題にトライしてみました。

キャブ屋根の天窓、前回のC623と同様、スリットに隙間を設けましたが、今回は数が多くて多少厄介
か?と思われましたが、実際そんな事は無く簡単に出来ました。C623では実機同様、真上から見下ろ
した時に、少しも隙間が出ないようにしましたが、今回ではあえて若干のゆとりを持たせ、追加工作が
判り易い様にしました。つまり真上からみたら一枚一枚(勿論、違和感がしない範囲に留めてます。)
少し空間が生じる事になります。

バックプレートも設けましたが、メーカーの指示通りではなく若干傾き加減で取り付け、少しでも実機
に近づけてみました。その際にボイラーとBプレートの間に隙間が生じますが、あえて塞がなくても特
に目立たない為、その隙間を埋める必要はないかと考え、今回はそのまんま。(外側から見えない。)
ま、手抜きです、ハッキリ言って....                             

空気溜め(タンク)は、真鍮の挽きものにて省略されている帯金を追加します。これは0.2mmの真鍮線
で再現しましたが、以外にも厄介な工作となりました。「タンクを平行に保ちつつランボードとの隙間
を最小限に留め、なおかつタンクを取り囲む真鍮線に隙間の出ない様、一気にハンダで固定する。」 
(よっぽどキャブ天窓の方が気楽に出来ます。)ちょっとした工夫が必要でした。

此処までの工作で、実質的には1日3時間から4時間以内に留めても7〜10日間で出来ます。実際に
は、先月は何故か?(笑)あちこち旅行へ行ったりしてて、1ヶ月ぐらい経ってしまいましたが。。。
                ^^                            




P.S. 御立ち寄りの皆様へ。                                  

 大変、御免なさい。先月、C5560の製作中にケガをしてしまい...危なく左目を失明させてしまいそう
になりました。数週間、白目が真っ赤に染まるだけで視力低下も無く現在はなんともない為、今月から
少しずつ再開しましたが......ぢつは8/11更新の時点で、C5560は全体の8割程度が仕上がっています。
よって本日9/11の時点で、シリンダードレン、テンダーのデティール等を施すだけ!        

今回は結局、下回りのみノーマルですが、なかなか良くまとめることが出来たと思います。中でもデフ
に関しては試行錯誤の上、実車と同じ構成を見せる迄に至り(強度的には不安があるけど)この門デフ
の組み立てを中心に紹介して参ります。                            



ぢつは8月の第一週には、既に此処まで出来てたンだけど、この直後.....マジ危なかった。
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PART3 PART8(製作中)
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