このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


PART5



テンダー前部妻板 


さて、KATOベースのC622とC623の掲載もした為、これより先に仕上がっているこの箇所。
時間的に前後してしまい大変ややこしいのですが、実は昨年(平成14)の8月上旬には既に
此処まで仕上がっていました....つまり今から説明します事は過去の出来事なんです。   

この直後に大事件が....


テンダーの前部妻板の工作を施した処、石炭のパーツ(ウエイトですね。)これの一
部が、既に作り込んだ箇所と干渉する為、「何を思ったのか?」ウエイトの方を削る
事にしたのですが、(余分な所をレーザーソーにて切断)もう少しの処で切り終える
という時、残りをニッパーで切り取った瞬間ウエイトの破片が左目に刺さりました。

レーザーソーで最後まで行えば良かったのですが....横着はイケナイですね。(^_^;)
左目の白目の部分全てが‘真っ赤’に染まり、まるで「バイオハザード」のOPに
あるモンスター?の様。指で取れない破片をなんとかペンチで取って(爆)みたら
アルプス山脈の頂の様な尖った先が2つ連なっている5mm角の大きなもの。飛び込
む瞬間に反射的に瞼を閉じたのですが....間に合わなかった様子。(笑)     

それでも痛みは殆ど感じられず、暫く工作を続けていたのですが、やはり気になった
ので鏡を見て、初めて驚いたという。。。幸いにも学生時代に得た眼科の専門知識を
なんとか思い出し、病院に駆け込む事もなく自分で対処しちゃいました。特に著しい
視力の低下もみられず、赤く染まった白目の方は約1〜2ヶ月程で回復。しかし、以
前にもまして長時間の工作には目が痛くなるよーな気がしないでもない。。。   

皆さん、保護眼鏡等をしましょう。



テンダー完成 


まぁ、そんなこんだで暫くコワクてブラス工作を中断していたんだけど、先日にてH
氏とお会いした際、自分と‘共演’予定の彼の作品の進行具合に、催促されるような
思いがつのり、この10日間で慌ててテンダーを仕上げました....ま、ホントはですね
1日4時間位の時間を充て、2〜3日間で出来ちゃったんです(笑)....03.3月末現在

後部妻板には既に下穴を開けていたのが幸をなし「やる気も十分!(爆)」というのが
根底にはありますけど。>気分屋のワタシ。(^_^;)               

さて前部妻板の台枠下に位置するステップの取り付けには、キットの構成上少し悩んだ
ですが...車幅内に取り付けるにはハンダでテンダー本体に固定が出来ない為、ステップ
をネジ止めして解決。動力装置とテンダーを固定するネジで共締めしてあります。また
以下の工作はこれからですが、同様にして左右のATS車上子を小さな板にハンダ付けし
て、この板を台車間に空いたビス穴にネジ止めする予定。それと前部妻板の台枠下部に
は端梁の追加として帯板を追加してみました。                  

後部妻板のステップと手すりは、H氏から頂いた0.2mmの洋白線。電線管は0.2mm
の真鍮線。溢水管の再現にも悩んだあげく、当初は精密パイプの組み合わせで製作の
つもりだったのだけど‘効果薄’と感じ、0.4mmの洋白線に割ピンといたって簡素
な構成。左右のステップは銀河のテンダー用をリサイズして取り付けましたが、どう
やら実機よりも幾分長すぎる様なカンジ....ま、今回は拘らず、そのまんま。(笑)

側面のデティールは至ってシンプルで、公式側にはATS用のパイピングを2本這わせ
非公式側には0.4mmの布巻き管(KS製)を使用。本来なら、仁瓶先生の様に自作品
を使いたいのですが....実は、自作の布巻き管の工作、大路は苦手なんですよ。(^_^;)
強度的にも隣銅線をベースに自作品を奢りたいのですが...C623のよーな拘り仕上げ
にしないので、コチラの方は市販品で間に合わせ。(爆)            


Bハンドルは銀河の煙室庫ハンドルを流用。

とは言え、このC55はワールド工芸として最も初期の蒸気キット故、素組みでは大部分
が簡素にまとめられています。以後、同社の発売したキットと比較してもかなり心寂し
いデティールなので、せめてものKATO製品と同じ水準まで仕立ててあげたいと思って
この様な感じにしました...といっても、KATO製品は(素でも)HOで例えるなら天賞堂
製品に匹敵する再現密度なので「(KATO製品)に肉迫出来れば良し!」と心がけまし
たが....如何なもんでしょうか?                        

テンダーには残す処、標識灯を取り付ける作業があるのですが、これは現在、部品の
入荷待ちにて(エンジン本体〜前端梁へ付ける方も併せ)未工作。。。      

そう、そのエンジンの方〜機関車本体の工作は、加減弁ロッドと汽笛、エアホースの
鎖、前照灯や煙室庫ハンドルを取り付ければ、ほぼ上回りが完成。下回りの工作を残
すのみとなりました。下回りには同機独自のバルブスピンドルガイド形状を「如何に
して纏めるか?」未だ結論が出せない状態にて、幾つかの方法を試してみる事になり
そう。上手く出来れば御喝采!......自信が無いのが‘本音’です。        

「結局、下回りも作り込む羽目に...トホホ。」



【オマケ】                               

先程、バルブスピンドルガイドの自作に成功しました!(4/11現在)     
今まで「自作は不可能に近い」と思っていただけに、奇跡の様な思いです。  
ワールドキットを初めて手掛けてからの念願が叶って「快挙」と言いたい程  
の喜びよう。(笑)                           

悩んだ末の行程故‘ダメもと’で恐る恐る試作品として試みたのですが、思  
った以上の仕上がりなので、このままC5560に組み付けちゃいます。    
とは言え、まだ片方しか仕上がっていませんが......   

製作の手順はお粗末ながら、側面にあいた‘四角い穴’を再現するにあたり  
なかなか良い方法が見つからず.....ま、百聞は一見に如かず!       
ペアとなったら、その時点でパーツの画像を用意しますね。         
詳しい解説はPART6にて報告致します。                   


....っうか、出来た。(笑)                        

最初に手掛けた方、製作にかかった時間は不明ですが、もう片側のひとつを  
製作する時間は約1時間少々。部品を外したランナー(t0.25mm)を利用して 
3枚重ねてハンダし、仕上がり寸法で非公式側がt0.9mm,公式側はt0.85mm。
充分に許容範囲。穴が四角く開けられているのがなんとなくご理解頂けるかと。

この穴には0.3mm径のドリル刃が軽〜く通る。コンビネーションロッドが入る
方の長穴も0.3mm程の空間があり、各ロッドの動作にも問題なさそう。   
左右で若干、形状が異なったけど、まぁ、前もって指摘しないと解らない程度。
形状的には他の形式よりC55の方が微妙な曲線で構成されている為、追々C623
にも採用するかも。                          

後は、必要な箇所のみにしてシリンダーブロックに固定すればO.K!     
とまぁ、こんなカンジですが..... 如何なモンでしょ?            


バルブスピンドルガイド

PART1 PART7
PART2 PART8(製作中)
PART3
PART4
PART6



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