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2003初夏 宮古島・島豆腐作り体験の旅(その5)
最終更新日 2003.9.26
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5月25日(日)
6:00起床。空はどんよりと曇っている。
朝食を買いに自転車でコンビニへ。
日曜日の朝、まだ街は眠っているように静かだ。
宮古島でよく見掛けるコンビニ「ホットスパー」で弁当を買った。
ふと本棚を見ると、沖縄・宮古島の情報誌が数冊・・・。
気が付けば3冊も買っていた。(この手の本には異常に反応してしまう)
毎週日曜日、石嶺とうふ店では島豆腐作りに欠かせない”海水”を汲みに行く日。
お願いして、私も一緒に連れて行ってもらうことに。
満潮の時刻に合わせて海水を汲んでいるそうで、一番きれいな状態の海水が汲めるとのこと。
今日の宮古島の満潮時刻は15:30。
14:30小雨が降ってきたが気にせず、宿からいつものように自転車で石嶺とうふ店に向かった。
(池間島側から見た池間大橋)15:00たくさんのポリタンクを車のトランクに積み込み、ご夫婦と高校生の娘さんと4人で西平安名崎へと向かった。
宮古島に来て5日目。ほとんど観光していない私のために、池間島まで足を延ばしてくれることになった。
宮古島の北西に浮かぶ池間島は、全長1425mの池間大橋で宮古島と結ばれているので、車でそのまま渡ることができる。
広々とした海の真ん中に一直線に伸びた長〜い橋を渡るのは気分がとても良い。
この辺りの海水の透明度は抜群だそうで、天気が良ければ、もっときれいに見えるそうだ。
無事、池間島に上陸。橋のたもとにある売店でひと休みして、再び宮古島へ。
(塩製造工場の濃縮槽)西平安名崎に向かう途中に宮古島の海水から作る塩製造工場があるというので、見学することになった。
ここで作られている塩は、ミネラルの種類が18種類と世界一だそうで、ギネスブックにも登録されていると知ってびっくり!
宮古島の地下に浸透した海水を汲み上げ濃縮して、企業秘密の精製法で水分を蒸発させ、ミネラルを豊富に含んだ塩ができるまでを説明を受けながら見学した。
お土産に買ってみた。
片栗粉のようなパウダー状のこの塩を料理に使ってどんな味になるのか・・・楽しみだ。
(海水をバケツで汲む)16:00西平安名崎の少し手前の岸壁に車を停めた。
池間島、池間大橋、風力発電の風車が良く見える展望の良い場所だった。
きれいな海水が汲める場所を見つけるために、宮古島の海岸線を探し回って、ようやく見つけた場所だそうだ。
台風が来ても嵐の日でも、海水を汲む作業は休むわけにはいかないとの事。
特に冬は海が時化て、波しぶきで全身びっしょりになってしまうそうだ。
まさに、命懸け。
ご主人が海の様子を見にいく。
少し波はあるが、作業に問題はなさそうだ。
車からポリタンクを降ろし、ご主人がロープでくくったバケツを海に投げ入れた。
そして、きれいに透き通った宮古島の海水をポリタンクに移していく。
(海水汲みに挑戦!)私も挑戦してみたが、なかなかバケツいっぱいに海水が入らず、思わず苦笑。
この海水があの美味しい島豆腐を作っていると思うと、とても貴重なものに思えてくる。
いつまでも、きれいな海であってほしい。
汲み上げた海水は、20リットルのポリタンクで20本にもなった。
これで一週間分。
作業が無事終わり、ご夫婦は感謝を込めて海に手を合わせていた。
(来間島のお豆腐屋さん)16:30お店に戻って宿に帰ろうとすると、ご主人から「来間島に行ってみない?」と声を掛けられた。
観光らしい観光をしていない私を気遣ってくれたんだと思う。
ご夫婦の優しい気持ちが、とても嬉しかった。
車で約30分、全長1690mの”日本一の農道橋”来間大橋を渡り、来間島へ。
「竜宮城展望台」という立派な展望台に登り、対岸の全長7kmにも及ぶ前浜ビーチを臨む。
来間島にも、石嶺とうふ店と同じく、昔ながらの製法で島豆腐を作っているお豆腐屋さんがあるということで行ってみたが、あいにく休みのようだった。
お店の名前はズバリ「とうふや」だった。
(与那覇前浜ビーチ)再び来間大橋を渡り宮古島へ。
美しさは東洋一と言われるきめ細かい白砂のビーチ「与那覇前浜ビーチ」にも寄ってもらった。
真っ白な砂浜に、思わず素足になって歩いてみた。
砂の優しい感触が心地良い。
この浜の桟橋から子供達が海に飛び込んでいる写真を、何かの雑誌で見た事を思い出した。
とにかく海水の透明度は抜群だ!
ビーチバレーの全国大会会場でもあって、少し離れたところでビーチバレーの練習をしているグループもいた。
(ご馳走になった伊勢海老料理)18:00空は相変わらず雲ってはいるが、まだ明るい。
宮古空港そばのファミリーレストラン「ばっしらいん」で夕食をご馳走になった。
宮古そば、うな丼、宮古島特産の伊勢海老の料理まで・・・。
お腹いっぱいいただいてしまった。
ご馳走様でした〜!
19:00石嶺とうふ店に戻る。これから、もう明日の準備をするそうだ。
今日は貴重なお休みの時間を割いて、私のために宮古島を北から南まで観光案内までしていただき、ご夫婦には本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
いよいよ宮古島の旅も明日で最終日。
宿に帰りベットに横になっても、この5日間の出来事を思い出すと、なかなか寝付けなかった。
(その6)に続く
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