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2003初夏 宮古島・島豆腐作り体験の旅(その6)
最終更新日 2003.9.26
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(さとうきび畑の道)5月26日(月)
朝から良い天気。
とうとう宮古島を離れる日が来てしまった。
宮古島滞在中、ずっと連泊していた「つるみ荘」の落書きノートに記念のメッセージを残した。
8:30石嶺とうふ店の奥さんのお姉さんが、お土産に”さたぱんぴん”(宮古島版の「サーターアンダギー」)を作ってくれるというので、また自転車で「石嶺とうふ店」に向かった。
お店に着くと、いつもと変わらず島豆腐作りをされているご夫婦の姿が。
さっそく奥さんから出来立ての”ゆし豆腐”をいただいた。
「う〜ん、美味しい!」
お姉さんがお店に来るまで、縁側でしげおばあちゃんとしばし、ゆんたく。(”おしゃべり”の意味)。
しげおばあちゃんは、大事にしているご家族のアルバムを見せてくれた。
若い頃、唄者でもあったそうだ。
お願いすると宮古島の民謡を一曲披露してくれた。
いつもニコニコと笑顔の絶えないしげおばあちゃん。
いつまでもお元気でいて欲しい。
しばらくして、奥さんのお姉さんが出来立ての”さたぱんぴん”を持ってきてくれた。
さっそく、ひとついただいた。
とっても美味しい!ご馳走様でした〜!!
11月上旬には”クイチャーフェスティバル”というお祭りがあるという。
頭の中のスケジュール表に”11月上旬は宮古島”とインプットされたことはいうまでもない。
10:30「いろいろお世話になりました。本当にありがとうございました!」
ご主人と奥さんに握手をして別れた。
たくさんの思い出とお土産を自転車のカゴに乗せ、通い慣れたさとうきび畑の道をカタコトと走る。
途中で何度も振り返り、離れてゆく「石嶺とうふ店」を眺めた。
(機内から見た宮古空港)11:00つるみ荘に戻り自転車を返した後、タクシーを拾い宮古空港へ向かった。
タクシーの運転手さんに、この6日間の出来事を少し興奮気味に話をした。
すると「今度来た時は、2〜3日だったら家に泊まってもいいよ」と自宅の住所を書いた名刺をいただいた。
宮古の人って本当に人情深いなぁ。
運転手さんは、一時、宮古島を離れ、内地で仕事をしていたこともあったという。
しかし、宮古の海が恋しくなって再び島に戻ってきたそうだ。
わかる気がするなぁ。
11:15宮古空港は高校生の団体で溢れかえっていた。
宮古島で行われている高校バレー県大会の帰りなんだろう。
12:00那覇行きJTA508便の機内から、離れて行く宮古島を眺めているうちに、いつの間にか眠ってしまった。
(試運転中の「ゆいレール」)12:40あっという間に沖縄本島・那覇空港に到着。
空港からバスで那覇市街に。旭橋付近で下車した。
沖縄はすでに夏。暑い〜!!
オフィスビルや国道58号線の行き交う車を見て、那覇がすごく都会に思えてしまった。
それくらい宮古島がゆったりのんびりしていたという事だろう。
2003年8月に開業する「ゆいレール」の車両も頻繁に試験運転をしていた。
次回の沖縄の旅では、初乗車できるかな〜?
(ジャッキーステーキハウス)
昼食は「ジャッキーステーキハウス」と決めていた。
以前、まだ辻地区にあった時に一度訪れているが、西地区に移転してからは今回が初めてだ。
旭橋交差点からサンシャイン通りを歩いて10分ほど、少し路地に入ったところに新しい「ジャッキーステーキハウス」はあった。
沖縄のステーキハウスでは、安くてボリュームたっぷりなステーキをはじめ、ランチメニューも充実している。
ランチメニューの名前も、Aランチ、Bランチ、Cランチとアメリカ的でおもしろい。
(ジャッキーステーキハウスのCランチ)特にお勧めはCランチ!
ライス、豚かつ、ミニハンバーグ、サラダにスープ、紅茶まで付いて¥450!!
ベテランの女性店員さんが、手際よく店を切り盛りしている姿も、見ていて気分がいい。
お腹もいっぱいになったが、羽田行きの飛行機の時間まではまだたっぷりと時間がある。
足はいつものように国際通りに向かっていた。
「高良レコード」で、三線の楽譜”工工四(くんくんしー)集”を買った。
(豆腐屋食堂「おから焼き飯」)
17:00むつみ橋交差点そばにある「むつみ園」に寄ってみたが、臨時休業中であった。
隣の食堂のおばさんが、店主の初枝さんは足の手術をして療養中であることを教えてくれた。
自分へのお土産にと「パレットくもじ」で、かりゆしウエアを買った。
次に沖縄に来る時は、着てこようか。
19:00日も暮れ暗くなってきた頃、国道58号線軍桟橋バス停近くにある「豆腐屋食堂」で、夕食を取っていた。
この食堂は、豆腐屋さんが開いている食堂で、いつでも出来たての豆腐料理が食べられる。
訪れたのは2回目だ。
おからを使ったチャーハン「おから焼き飯(¥600)」を食べた。
空港行きのバスをバス停で待っているが、なかなか来ない・・・。
だんだん不安になってきた。
20分近く遅れて、ようやく空港行きのバスはやってきた。
ホッとはしたが、冷や汗が流れた。
20:00那覇空港着。なんとか無事搭乗手続きを済ませた。
20:30空席の若干目立つ羽田行きJTA58便の窓から、しばらくは見れないであろう那覇の夜景をぼんやりと眺めているうちに、再び眠りについていた。
(終わり)
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