このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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このページは「オランダに住む」に書いてある内容を、フローニンゲンの実状に合わせて(?)もう少し具体的に述べたものです。お役所関係のものについては「フローニンゲン市」について書いてありますので、隣接する市(例えばHaren、Hoogezandなど)については若干事情が違うことがあります。
交通機関

フローニンゲン中央駅はスキポール、アムステルダム中央駅からは直通または1回乗り換えでおよそ2時間半、ハーグ、ロッテルダム駅からだったら直通または1回乗り換えでおよそ3時間です。首都圏方面への電車は大体30分に1本出ています。中央駅前に大きなバスターミナルがあって、短距離・中距離・長距離バスが出ています(コペンハーゲン行き夜行バスも出ているらしい)。市内を走っている短距離バスだったら、どの路線でもここは必ず、ほとんどのバスがGrote Marktも通ります。

引越したら

まず市役所に届け出ます(以前は外事警察で行われていた外国人登録は、現在市役所の隣にある移民局のオフィスで行われます)。市役所の場所は Kreupelstraat 1、Martini塔の北側にあります。Grote Markt にある Stadhuis は、日本のガイドブックなんかを見ると「市庁舎」と翻訳されてますが、確かに市庁舎なんですが、ここでは結婚式を挙げたり市議会が開かれたりしているだけで、いろいろなお役所の手続きはここでは行っていません。
市役所の中に入ると左側にレセプションがありますので、そこに行って用件を告げ(転入届を出したい、オランダの免許がほしい、結婚手続きがしたいなどなど)、番号札をもらいます。自分の番になると電光表示板に番号と窓口の番号が表示されますので、そこに行って用件を済ませます(この番号、行く課によって100番台だったり300番台だったりいろいろあるので自分の番号を見落とさないよう注意!)。外国人の住民登録手続きは2階の窓口になることがあります(でも市役所の人は英語で"First Floor"といいます。英語はそうなんですよね、日本語で言う1階は"Ground Floor"です)。

税務署でSoFi番号をもらう

オランダでお給料をもらう人とその配偶者・パートナーは納税者番号(SoFi-nummer)が必要です(これがないとお給料がもらえない)ので、これを税務署にもらいに行きます。これは(少なくとも建前上は)外国人登録証を持っていかないと発行してくれないので、外国人登録証が発行されてから、ということになります(オランダ人の知り合いに頼んでごねてもらうと、外国人登録証(滞在許可証)が発行される前でもSoFi-Nummerを発行してくれることがあります)。
税務署の住所は以下のとおり。外国人登録証とパスポートを持っていってください。

Belastingdienst Groningen,
Kempkensberg 10,
9722 TB Groningen
telefoonnummer (050) 520 09 00

ちょっとわかりにくいところです。すぐ近くにもう一つ別の Belastingdienst があるし。でも間違った建物(中に入ると、いきなり鍵のかかったドアがあってその先に進めないようになっています)に入って「SoFi-nummerが欲しいんですけど」と言っても、「隣のビルに行って」とちゃんと教えてもらえますから大丈夫です。

不動産屋

借家(アパートなど)を斡旋してくれる不動産屋さんは意外と少ないです。売家の不動産屋さんは結構あるけど。

私の知っている限り、アパートを斡旋してくれる不動産屋さんはフローニンゲンには2軒あります。 Boerens Jorritsuma  と Meeus です。ただしいずれも家具なし住宅です。それから公団住宅(市が管理している貸し住宅)もあります。ここではとにかく大至急住む場所を見つけないといけない、という人には優先的に住宅を斡旋してくれますが、その家が気に入らない、といって断ってしまうともう優先的には斡旋してくれなくなり、普通の人と同じように抽選になります。で、この抽選、当たるまで数年待ちはざらです(^^;)
家賃は築年数、サイズ、位置などによって変わりますが、大体300〜1000ユーロくらいです。アパートだとサイズに極端な差はないのですが、築年数が新しいほど、場所が駅や街の中心部に近いほど、それからサービスの内容(共有スペースの掃除、エレベーターの有無など)によっても家賃が変わります。

家具つき住宅を斡旋してくれるところは小さいところがいくつかあります(お勧めは Beter Wonen かなぁ。Direktwonenはいろいろよくない噂を聞くのでお勧めしません)が、家そのものの数があまり多くありません。また、この手の住宅は口コミとか、不動産屋を通さず新聞広告で借り手を探したりする大家さんが多いようです。家賃は最低1000ユーロ近くはするようです。転勤でこちらにいらっしゃる方は大抵会社が、大学に留学される方は大学の Housing Office が手配してくれるはずです。それ以外の方は自分で探さないといけませんが・・・。

ちなみに、フローニンゲンの家賃はオランダのほかの街に比べて比較的(飽くまで比較的)安いです。西のほうの売家の値段、借家の家賃の値段を聞いて私はびっくりしましたもの(^^;)

電気・ガス・水道

引っ越したら電気・ガス会社(どちらも Essent が管理)と水道局( Waterbedrijf )に連絡します。家に連絡用のはがきがあるはずですが、いずれもインターネットで届を出すことができます。でも、やっぱりオランダ語ですが(^^;) 電気・ガス会社に連絡するとき、借家に住んでいる人は大家さんの住所、名前、電話番号も知らせないといけないので、チェックしておいてください。
## 2004年7月よりエネルギー市場が自由化され、フローニンゲン在住の人もEssent以外のガス・電気供給会社と契約することができるようになりました。##

ごみの捨て方

場所によって、1)毎週回収、分別なし、ごみ袋に入れて捨てる 2)隔週回収、分別あり(生ごみとその他)、家に備え付けのコンテナに入れて捨てる というところがあります。ここ1〜2年の間に出来た新興住宅だと「住民証」とでも言うべきバーコード付きのカードがあって、それを使えば指定されたところにいつでも捨てられる・・・というところもありますが、まだ数は多くありません。このシステム、今後数年でフローニンゲン市全体に導入する予定のようです。

自分の住んでいるところがどうなっているか、を知るには、まぁご近所さんに聞くのが一番手っ取り早いんですが、市役所に問い合わせるとしたら 050−3671000 が電話番号です。年末になると翌年のごみ集めスケジュール表が送られてくるのですが、それ以外の時期でもここに電話して頼めばスケジュール表を送ってくれるはずです。また、インターネットで自分が住んでいるところのごみの回収日を検索することもできます( ここ からAfvalwijzerへ行き、Postcodeと部屋番号を入力してください)。

ちなみに、フローニンゲンでは毎年一律で「ゴミ回収税」が徴収されますが、周辺の市(HarenとかEeldeとか)はごみの重さによってこの税金が変わるようです。

市に納める税金

税金の話が出てきたのでその他のものについても少し。フローニンゲン市では以下のような税金が徴収されます(これはあくまで市が徴収ものであって、国が徴収するものはここには含まれません):

・不動産税
4年に1回市が不動産の査定(?)を行い、それに基づいて「不動産の持ち主」と「不動産の利用者」に税金がかけられます。これは年に1回(2月頃だったかな?)徴収です(分割払い可)。持ち家に住んでいる人はこの税金両方を、借家に住んでいる人は「利用者」にかかる税金だけを支払いますが、家主さんとの契約によって変わることもあるようです。

・下水道税
市の下水道を利用している家の持ち主が課税されます。2002年は86.20ユーロ。2005年は101.65ユーロです。借家に住んでいる人には関係ありません。

・ゴミ回収税
Afvalstoffenheffing といいます。2001年の場合どの家も456.36ギルダーでした。2005年は279.12ユーロだそうです。

・犬税
犬を飼っている人は市役所に届け出る必要があります。もっとも、オランダには野良犬はほとんどいなくてペットショップかブリーダーから買うしかないので、無届で飼うのはなかなか難しいはずなのですが(でも一度、市役所の人が「犬飼ってますか?」と検査に来たことがあります。てことはこっそり飼っている人もいるってことなのかな?)。2001年(参考)と2005年の犬税は以下のとおり。

2001年2005年
1頭141ギルダー80.16ユーロ
2頭354.40ギルダー199.20ユーロ
以下、1頭増える
ごとに追加
282ギルダー160.32ユーロ

・駐車税
フローニンゲン市の中心部(運河の内側)およびその周りの車庫・駐車場がない家に住んでいる人で、それでも車を持っている、という人は市から路上駐車の許可証をもらう必要があります。市の中心部に住んでいる人は1年で141.20ユーロ、回りにすんでいる人は同じく42.860ユーロかかります(2005年)。ちなみに「中心部のまわり」というのは、道路(の路肩)が有料駐車場になっているところです。自分の家の周りの路上に無料で車が停められる、という方が住んでいるのは「中心部の周り」ではありませんから許可証も必要ありません。

電話

KPN の Primafoon というところに行って申し込みます。 フローニンゲン市内には2ヶ所、セントラム(Hereweg 75) と Paddepoel のショッピングセンター内(Dierenriemstraat 200d)にあります。身分証明書と・・・あとは何が必要だったかなぁ? 我が家はオランダ人の夫が電話で申し込んだので、身分証明書すら提出しなかったような気がする。。。

銀行・郵便局

市内のあちこちにあります(^_^;) 郵便局(Postkantoor または TPG Post といいます)は電話帳を見たら19軒ありました。ただ、たまーに本屋の奥の方にあったりとか、たばこやさんの中に郵便局が間借りしている、なんてこともありますので、「地図によるとこのあたりなんだけど、見つからないなぁ・・・」なんてことがあるかもしれません。もちろん銀行もあちこちにあります。

お店

フローニンゲンでは毎週木曜日が Koopavond になっていて、この日はほとんどのお店が夜9時まで(郵便局、市役所などは夜8時まで)営業しています。それ以外の日は大体午後6時まで。マーケットは5時まで。大きいスーパーだと夜8時とか10時とかまで営業しているところもあります(でも土曜日は6時まで)。月曜日は午後から営業し始めるお店が多いです。それから夏休み中はいきなり1ヶ月くらい休業してしまうお店もあります(とくに個人経営のレストラン)。

家具屋‐IKEA、Hoendiep、Mamamini

スウェーデンの大型家具チェーンIKEAがフローニンゲンにもあります(Sontweg 9)。ここでとりあえず必要な家具は一通り揃えることが出来るはずです。ここで売られているものは、全部自分で持ち帰り、自分で組み立てるようになっています(だから安いんです)。もちろん有料で配送もしてもらえます。
余談ですが、IKEAは買い物予定がなくても中を歩いているだけでも結構楽しいです(^^;)

Hoendiep という通りには、カーペット専門店、ベッド専門店、ソファ専門店・・・という具合に大型家具の専門店が何軒も並んでいます。IKEAのモノはちょっとイマイチ、でもあちこち家具屋を開拓している暇もない・・・という方にはここは一見の価値ありかも。いや、暇のない人にHoendiepは勧めないほうがいいかなぁ、お店がいろいろそろいすぎていて迷い始めてしまうし(^^;)

雑貨‐HEMA、BLOKKER、V&D、De Bijenkorf

食器・調理器具などは大体ここで揃えられます。IKEAにも若干あります。一番安いのはHEMA、ちょっと高いのはV&D、かなり高いのはDe Bijenkorfでしょうか。この三つ、実は同じ系列の会社なんですけどね。これらのお店で時々日本っぽい食器も売られていますが、ちょっと質がイマイチ、またはとーってもお高いです。日本の食器は日本から持ってこられるなら持ってきたほうがいいかなー、という気がします。じゃなかったらアムステルダムまで買いに行くか。アムステルダムももちろん高いんですが、でもフローニンゲンより品揃えがいいです。

電化製品

中心部に何軒かお店があります。でもお勧めはWesterhavenにあるMedia Markt。とにかく大きくて品揃えがいいんです。見ているだけでも楽しい(^^;) お値段もほかのお店より若干安いようです。「とっても安い」というほどではありませんが・・・。

DIYショップ

IKEAの近くにPraxis、HoendiepにGammaというDIYショップ(オランダ語ではDHZまたはDoe-Het-Zelfwinkelといいます。これがイエローページの見出しにもなっていたはず)があります。日曜大工に必要な道具は大抵ここで手に入ります。あ、それからモジュラージャックようのアダプターも・・・といっても、モジュラージャックのアダプターはHEMAにもありますけど。

スーパー

結構あちこちにあります。一番多いのはやはりAlbert Heijn。町の中心部には歩いて15分圏内になんと4つもあります。それからSuper De Boer、C1000、Edahなど。この3つは確か全部同じ系列で、Albert Heijnのライバル会社です(^^;) でもSuper De Boer は若干高め、Edahは安めです。この他にLidlやAldi(いずれもドイツ系のスーパー)など、お店の中にダンボールがたくさん積んであるようなお店もあります。安いです。でも店舗数はあまり多くないかな。

学校

Helpmanという地域に幼稚園・小学校レベルのインターナショナルスクール(INT School For Primary Education, Sweelinckin 4, 9722 JV Groningen, 050-527 08 18)が、GroningenとHarenの境界あたりに中高レベルのインターナショナルスクール(Maartenscollege, Hemmenlaan2, 9751NS Haren, 050-537 52 00))があります。
もちろん普通の学校もあります。こちらの授業は当然オランダ語で行われますが(インターナショナルスクールは英語)。幸いフローニンゲンでは「授業料がもんのすごく高い!」とか「入学拒否された」ということはあまりないようです(授業料は決して「安い!」ということもないみたいですが。。。親御さんの収入によって授業料が変わるらしいです)

レンタカー

Avis、Hertz、Budgetなどの大手もありますが、私は家の近くにあるVokswagen&Audiのディーラーがやってるレンタカーショップ( Century Autoverhuur , Paterswoldseweg 139, 050-853 72 34)をよく使っていました(今は自家用車があるので借りませんが・・・)。この会社、GolfだけはAT車もあります。数が少ないので、事前に予約しておいたほうが無難ですが。
それから、オランダのレンタカーは基本料金は比較的安いですが、走行距離によって料金が加算される、というシステムになっていますのでご注意ください。1週間借りたりすると走行距離無制限、なんてのもありますけどね。

駐車場

フローニンゲン市の中心部(運河に囲まれた部分)とその周りの道路はすべて車両進入禁止、駐停車禁止または有料駐車場のどれかになっています。自転車優遇政策(または自動車いじめ政策ともいう)・・・というほどでもありませんが、フローニンゲン市中心部は車で行くには不便になっていて、車である場所に行くには決まったところから中心部に入らないといけないようになっています。自転車、歩行者はどこにでもいかれるんですけどね。
で、有料駐車場なのですが、屋外、屋内とあって、お値段はよく知らないのですが(だってセントラムに車で行くこと滅多にないし・・・)、屋外の駐車場(つまり路上駐車場)は最大2時間、屋内は確か無制限、屋外駐車場のほうが時間あたりの駐車料金は高いはずです。ちなみにセントラムは、中心部に近づけば近づくほど最大駐車時間が短くなります。Ged. Zuiderdiep とか市役所の近くなんて最大32分しか駐車できません。

 

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