このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
フローニンゲンを観光する | ||
このページの写真は2枚を除き全て私が撮影しました。 | Feb.5.2000 3日前発行の市の広報紙に「フローニンゲンの人気スポット投票結果」みたいな記事が掲載されていました。
本文(オランダ語)
と
日本語訳
をこのページにも載せましたので、興味のある方は是非ご覧ください。June 27 2001フローニンゲン市で毎週1回発行されている Loeks という新聞があるのですが、そこに「日本のガイドブックにGrote Marktのポッフェルチェ屋台の写真が載ってる!!」という記事が載ってました。詳しくは
こちら
をどうぞ。 Martinitoren(マルティニ塔) これを抜きにしてフローニンゲンを語れない、というくらい大事な塔(?)。市の中心部にあり、時々カリヨンの音が聞こえてきて買い物中の市民を楽しませてくれます(カリヨン演奏は火曜日の12時から1時までと土曜日の11時から12時まで、らしい)。教会の塔なのですが、結構高く、97メートル、370段の階段があります。現在若干傾いているのですが、今後予想される地盤沈下(!)によって(オランダ北部には天然ガスが大量にあるとかで、現在その採掘が行なわれているため、フローニンゲン近辺は少しずつ沈下しているのだそうです)真っ直ぐに戻っていくのだそうです(^_^;) 塔の中は螺旋階段になっているのですが、これを延々と登っていくと結構疲れます。上から降りてくる人とすれ違うのが難しいくらい狭いし。でもそこから見た景色は最高!!ちなみにこの塔、年末には市内を観察(監視?)するための(防犯)カメラが設置されたとかされなかったとか・・・。入場料は2.75ユーロです。Groninger Museum(フローニンゲン市立美術館) 1987年、Gasunieの創立25周年記念事業としてフローニンゲン市立美術館の新しい建物を作ることになりました。その後3年間、一体どこに新しい美術館を建てるかの議論が行なわれ、90年にようやく現在の位置(フローニンゲン中央駅の真ん前)に決まったそうです。その後4年間かけて建築が行なわれ、94年に完成した時にはベアトリックス女王もフローニンゲンまでやってきたとか。 Alessandro Mendini という人のデザインによるこの建物、全体としては船をモチーフとしているのですが、それぞれの部分のデザインにも実は深い意味があったりします。「建物外部のデザインはその中に何があるか、を示す」んだとか。 まず中央にそびえ立つ金色の部分。高さ30メートルはあります。ここは下の部分が美術館への入り口、上は美術品の倉庫になっているのですが、それはつまり「美術館のもっとも大事なところ」なんだそうで、金色(=高価なもの)の装飾がしてあるのだそうです。それから西側下の部分。ここは赤レンガで装飾されているのですが、赤レンガというのは「フローニンゲンの伝統的な建築資材」なんだそうで、その部分の内部ではフローニンゲンの歴史に関する展示がされています。西側上の部分はアルミニウムで装飾(?)されており、それは花瓶の形のレリーフで飾られています。この内部にはアジアの陶磁器が展示されています。美術館の東側の部分はいかにも現代的なデザインがされているのですが、内部には古典美術、現代美術両方の展示があります。 なお、入場料は子供(5-15歳)3.50ユーロ、大人(16歳−)7ユーロ。10時〜5時まで、月曜休館。 Station Groningen CS 98年の始めから改装工事が始まり、99年11月2日にベアトリックス女王も出席して落成式が行われました。19世紀末の駅舎を復元したのだそうですが、改装工事中から「工事が終わればオランダでもっとも美しい駅舎になる」といわれていただけあって、なかなか見事です。 Gasunie(オランダガス公社) もっと詳しくStadsparkのすぐ近くに建っています。Ton Alberts & Max van Huutという(オランダでは?)かなり有名な建築家が設計したビルだとかで、このビルの写真はフローニンゲンについて書かれた本または建築関係の本でよく見掛けます。なんでも「Organic Style」というものに従ったのだとか何とか。私は建築に関しては何も知らないのでよく分からないのですが…(^_^;) 「建物の中にまっすぐなものは何もない」と聞いていたのですが、本当にその通り。中を歩いていると平衡感覚がおかしくなってきます。あんなところで仕事していて頭がおかしくならないかなぁ、と思うのですが・・・。建物のなかには色々な美術品も飾ってあるので、その見学ツアーなども時々催されているようです。噂によると「フローニンゲンの中で一番行ってみたいところ」だとか。他の場所のように簡単に中に入る事が出来ないので(社員証を持っていないと中へ入る自動ドアが開かないようになっているんです)、ますます「行ってみたい」という気持ちが募るのかもしれませんね。Rijksuniversiteit Groningen (Academiegebouw) 現在の建物は1909年に建てられたもので、ネオルネッサンス様式なんだそうで(私にはよく分かりません)、正面には3つ(5つかな?)の偶像が建っているそうです。私は見たことないですが…。元々は劇場だった、という話も聞いたことがあります。ここの塔にもカリヨンがあって、時々きれいな音楽が聞こえてきます。たまーにマルティニ塔のカリヨン演奏と同時に演奏していることがあるんだそうな。 Rijksuniversiteit Groningen (Harmoniegebouw) Academiegebouwのすぐ近くにある、人文学系の学部の校舎です(それ以外の学部は市の北西部にあるZernike Complexを始め、市内のあちこちに散らばっています)。「ハーモニー」という名前が示すように、この建物は以前はコンサートホールでした。この校舎の前には一人の女性の胸像があるのですが、彼女は大学に入学し、卒業したオランダ最初の女性だそうです。彼女はフローニンゲン大学で医学を修めました。 Postkantoor Munnekeholm 我が家から最寄りの郵便局で、A教会のすぐ近くにあります。ネオゴシック様式の建物で、現在のものは1903年に建てられ、その頃は病院として使われていたそうです(いつから郵便局になったんでしょうね?)。フローニンゲンに引っ越して最初の日、この郵便局を見て「さすがヨーロッパ、郵便局も歴史的な建物なんだー」と感激した記憶があります(その後この郵便局が特別なだけで、普通の郵便局はごく普通の外観・内観なんだということがわかりましたが(^_^;))。外側も立派ですが、ここは内装が、特に天井がとにかくきれいです。結構広いので、観光客がふらっと入っていって椅子に座ってボーッと天井を見ていても誰も気に留めませんから、機会があったら是非中を覗いてみて下さい。但し、内部の写真撮影は禁止。 Vismarkt & Grote Markt フローニンゲン市の市街地の中心部にある広場。Vismarktでは毎週火・金・土に生鮮食品のマーケットが開かれます。私も野菜・肉・果物・チーズといった食品はマーケットで買っています。安いし鮮度もいいし。Grote Marktでは雑貨、布などのマーケットが開かれています。 Korenbeurs Vismarktにある建物で、1865年に建てられました。元々は穀物の取引所として使われていました。1970年にはナショナルモニュメントに指定されたそうです。何でも鋳鉄で作られた建物としてはオランダで最も優れた建物とかなんとか。入り口上部にはネプチューン(ローマ神話で海の神)、メルクリウス(同じく商売の神)、ケレス(同じく農業の神)の像が立っています。最近では、しばらく前まではレストランとして使われていたそうなのですが、最近ちょっと事業主がころころと交代しまして、2000年の夏からAlbert Heijn(オランダで一番大きなスーパーマーケットチェーン)が入ってます。 A教会 「エー教会」ではなく「アー教会」といいます。その歴史は古く、起源は13世紀半ばまでさかのぼるのですが、現在の建物は15世紀半ばに始まるそうです。塔は比較的新しく、17世紀に作られたようです。観光客に開放されてはいないのですが、結婚式の披露宴、シンポジウム、展覧会などに借りる事が出来るようです。運がいいと展覧会などの時に中に入る事が出来ます。 Stadhuis この1階部分の一部は結婚式用のホールになっていて、内部もそれなりの装飾がされてあります。何でも19世紀の建物だそうで、ヨーロッパの感覚でいうと比較的新しい建物です。私達の結婚式もここで挙げました(今はいくつかの場所からどこで式を挙げるか選べるようになったそうなのですが、私達の時はここしか選べませんでした)。その他の部分は市議会議場になっています、確か。 Provinciehuis(フローニンゲン州庁舎) マルティニ塔の裏側にあります。この前はちょっとした公園になっていて、お天気のいい日には家族連れ、カップル、友達同士などがのんびりリラックスしている光景が見られます。 Prinsenhof Provinciehuisの裏側にある建物とその庭園。この庭園は冬に行くととってもつまらないところなのですが(^_^;)、春〜夏にかけてはたくさんのバラ、ハーブ、その他色々な花が咲いていてとてもきれいです。毎年4月1日〜10月15日には庭園内のティーハウスもオープンし、庭園内の好きなところでコーヒー、紅茶がかなりお安い値段(どちらもfl.1.50)で楽しめます。特にハーブティー(Kruidenthee)は非常に充実していて、私は行くたびに新しいものに挑戦しています。 Folkingestraat フローニンゲンの住民にも人気の高いストリートです。変ったお店が多いんですよね。ユダヤ教の教会があったり、いわゆる「飾り窓」のストリートと交差していたり、アフリカの雑貨を売る店、アジアの服を売る店、北アフリカのレストランや食材店、アンティークのお店などなど、見ていて飽きません。ZuiderdiepからVismarktへ向かっていきます。 Synagoge ユダヤ教の教会で、Folkingestraatにあり、とてもこじんまりしています。時々写真の展覧会などに使われています。 Herestraat こちらはFolkingestraatとは違ってちょっと没個性的なお店が多い通り(^_^;) 夫なんかは「オランダのどこの街にも必ずある通り」とけなしていますが、それでもフローニンゲンのメインストリートで、週末にはストリートオルガンが現れたりすることもあります。確かにオランダのどこにでもあるような、言ってみれば全国チェーンのお店(特に洋品店)が多いです。 Hoge en Lage der A 運河(もともとはrivier Aaという名前の川だったらしい)沿いの通りで、東側が Hoge der A、西側が Lage der Aという名前です。ボートツアーに乗るとここも通ります。元々は倉庫が多かった所で(昔々、Hoge der Aにはビール工場があったらしい)、今はほとんどがアパートに改造されています。フローニンゲンは大学があるので学生が多く、ここに住んでいるのもほとんどが学生じゃないかな? Academisch Ziekenhuis Groningen(フローニンゲン大学病院) 外観も中もとーってもモダンなところです。これでほんとに病院なのかしら、と思ってしまうくらい。小さな商店街まであります。私は1階しか覗いたことがないので上の方はもしかしたら普通の病院なのかもしれませんが・・・。Grafisch Museum(印刷博物館) フローニンゲン中央駅を市立美術館とは反対方向に出て行くと、5分弱歩いた所にある博物館なのですが…、ちょっと見つけにくいかもしれません(^_^;) 正直に言うと概観はあまりぱっとせず、私達も散歩の途中に「あれ、こんなところに博物館があるよ。どうせ入場無料(*)だし入ってみようか」という軽い気持ちで入った博物館なのですが、中は結構面白いです(^.^) お子様も大人も楽しめるんじゃないかしら。 展示してあるのは初期の頃から比較的最近のタイプライターや特に印刷機が多いのですが、運がいいと実際に実演してくれたり、お客さんに印刷をさせてくれたりするんです。私達が行った時にはたまたま開館直後で他にお客さんがいなかったので、係りの人が一番古い機械から新しいものまで順番につきっきりで説明&実演してくれました(ちなみにもちろんオランダ語オンリーでした。英語でもやってくれる、かなぁ?)。さすがに専門の方の説明なので、機械のどこがどういう風に改良されて行くかがよく分かって、なかなか面白かったです。 (*)私達はMuseumjaarkaartというオランダのほとんどの博物館・美術館の入場料が無料になるカードを持っていたので入場無料でしたが、本当は入場料3ユーロがかかります(16歳以下の子供は2.25ユーロ) Rabenhaupstraat 65Natuurmuseum(自然博物館) 我が家のすぐ近くにある博物館です。駅前の市立美術館が出来る前はここが市立美術館として使われていましたが、現在は自然博物館として使われています。子供向けのイベントがよく行われています。 入場料は大人2.80ユーロ、子供(12歳まで)1.75ユーロ。 Stadspark(市立公園) 市の中心部から南西へ歩いて20分くらいの所にある公園。はっきりいって広いです。園内には山羊、馬などの動物がいたり、貸し農園、キャンプ場もあったりします。とにかく広いので、私はいまだに園内で迷子になります。そんな時にはあちこち見回してGasunieの建物を探します(すぐ近くなんです)。 Groningen Boat Tour アムステルダムの水上バスツアーほど有名ではありませんが、フローニンゲンにも市内を環状に流れる運河を回るツアーボートがあります。駅前の波止場から出発して一周約75分。お値段は大人6.50ユーロ、子供(4-12歳)は4.20ユーロです。出発時間は季節、曜日などによって色々あるので、 ツアー会社のサイト でご確認ください。 | |
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